悪いうさぎ (文春文庫 わ 10-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679163

感想・レビュー・書評

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  • ドラマ先行で読んでいるので文章内でもわたしの葉村晶はシシドカフカちゃんである。よい。

  • 葉村晶シリーズ、時系列だと三作目。
    行方不明の女子高生を探す内に、次々と不運な目に遭う葉村。足のケガ、ずっと痛そう…。
    読み進めていくとマチズモへの嫌悪が膨らんでゆく。葉村とミチルの不器用ながらも心温まる交流に癒される。終幕は緊張が解れるような感覚。

  • シリーズ2作目、一気に読了。今回は長編で、余韻のある短編と異なり、しっかり描き込まれており、葉村晶が前作より生々しく人間らしく感じられた。それがまた良かった‼️
    自己の弱さ(平凡さ)と向き合ったところから、本当の人生が始まる❓頑張れ葉村晶‼️

  • 3/15読了。
    葉村晶のまたファンになった。どこまでも不運でどこまでもお人好しで、でも可哀想とか哀れな感じがしない。男にモテるかどうかはさておきかっこよさすら感じる。
    自分が女子高生の時にこんな先生いたら頼りたいって思うからミチルのような境遇なら尚更そうだろうなって思った。
    襲われた時の、呼吸できるから首は繋がってて四つん這いになれるから手足もまだ繋がってるって考えて、心温まる情報だっていう表現好きで笑えた

  • 4

  • ハムラアキラシリーズ3作め。
    長編
    女子高生の失踪事件からはじまり、様々な事件やトラブルに巻き込まれていく。
    後味が悪く狂気に満ちていてトリッキーだった。
    それなのに、先が気になりページをめくる手がとまらなかった。
    結末は本当に後味が悪くずしりときた。

  • この著者の小説は読みづらいなと一作目で思ったけど、本作はそんなことなく面白かった。やっぱり短編が苦手なんだなあ。面白かった!

  •  1月24日に、シシド・カフカ主演でドラマが始まる。とても期待しているので、原作を読んでおこうといくつか手をつけました。いろいろな形で、主人公は痛めつけられるのですが、回復力がすごい。病んでいる登場人物の人物描写もしっかりして、読みごたえがあります。ますます、ドラマの期待が膨らみます。

  • 葉村晶シリーズ三作目にして初の長編。
    今まで短編ならではのキレの良さと後味の悪さのバランスにハマっていたので、長編ではどんな感じなのかと思ったが、想像以上に良かった!
    葉村晶シリーズでは、現実世界と同じように時が進んでいるらしく、『プレゼント』のときは20半ばだった葉村晶が30代になっている。この設定も個人的には好きなポイント
    また、今回は長編ということもあって葉村晶がなかなかにボロボロにされていて、さすがに少し不憫に思った。そんなときも心の中で毒を吐く主人公だからそれでも楽しく読めるのだろうな、、。
    最初は登場人物がどんどん出てきて多少混乱したが、読み進めるうちに止まらなくなってのめり込むようにページをめくっていた。
    地味に大家の光浦好き。葉村晶との絡みがなんかほっこりする。
    肝心の事件の真相はかなりの胸くそでした。でもクセになる〜〜

  • 事件の後味が悪すぎる

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著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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