新選組風雲録 函館篇 (文春文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679217

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  • 会津若松を退去し、仙台へ向った土方歳三たちは、当地で旧幕府海軍を率いてきた榎本武揚たちと合流し、蝦夷地を目指す。松前藩や新政府軍を一蹴し、歳三は榎本たちと新国家樹立を宣言した。時に明治元年12月15日であった。明くる年、春になるのを待っていた新政府軍は大挙して海を渡り、歳三最期の戦いが始まった―。

    文春文庫(2004.08)

  • 完結です。

  • ■幕末動乱の京。盗っ人のましらの忠助は、ドジを踏んで江戸から京へ流れてきた。清水寺で新選組副長・土方歳三と関わり、その手足となって働くことになった。一方、霞小僧の異名を持つ、こちらも盗賊のお多加は、長州激派の吉田稔麿を追いかけて京へ上ってきた。池田屋事件から蛤御門の変と激動する京に交錯する二人の影。

    ■■全五巻。主人公は元盗賊の忠助。彼から見た新選組と土方歳三が描かれる。一、二巻までは京都での新選組。その後の巻は京都を離れ、戊辰戦争、会津、函館へと転戦し最後に土方さんが戦死するところまで続きます。
    なによりも泣けたのは沖田さんの死んだシーン。上手いこと書くなぁ。ここの土方さんと沖田さんは、兄弟みたいに仲良しで、特に沖田さんの可愛がられっぷりが微笑ましい。最後は結局我儘を聞いてしまう鬼副長と、それが隊内では周知のことになってるのが笑える。
    ところどころ会話が読みにくいのと、土方さんたちのしゃべり口が思いっきり伝法な江戸弁(になっちゃうのかな?)です。それが嫌な人は読みにくいかも。

  • 江戸で盗人をやっていた忠助が清水寺で土方さんと出会い、惚れ込んで土方さんの為に働こうと決める所から始まります。復刊要望もずっと高かっただけあって、とても面白いです。普段の主な幹部隊士からの目線ではなく、馬丁であり、土方さんの密偵でもある忠助から見た新選組や周りの人達がとても素敵に登場します。特に土方さんはもちろん、近藤、沖田、山崎、良順先生、島田さんと忠助のやりとりは良いです。そしてそんな人達の対する忠助の江戸っ子な反応や感想に涙が倍増してしまいます。

  • 沢忠助目線での新選組始終。

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