徳川家に伝わる 徳川四百年の内緒話 (文春文庫 と 19-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679224

作品紹介・あらすじ

貯めた金で城の床が抜けた家康、美少年好きの家光、カラスを島流しにした綱吉、泣く泣くあきらめた吉宗の恋、大奥から嫌われた慶喜、日本で最初にラーメンを食べた水戸黄門など、徳川御三卿の一つ「田安徳川家」第十一代当主が徳川幕府にまつわる「面白い話」「へえーな話」を収集。一族だからこそ知りえた秘密も明らかに。

感想・レビュー・書評

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  •  この手の「知られざるエピソード」を集めた本は多いが、この本は、ご本家「田安徳川家第11代当主の徳川宗英氏」が書かれているということで、一線を画す存在と言っていいだろう。

     多くの資料をもとに書かれており、内容が充実しているだけではなく、気軽に読める読み物風に書かれているのがよい。

     エピソードを紹介する本は、どうしても辛らつな内容に偏りがちだ。しかし、この本は身内が書いているだけあって、実にあったかく書かれていると思うのは、私だけだろうか。

     歴史好きには、文句なく薦められる一冊である。

  • 一話一話が適度な長さで、読みやすかった。
    特に明治維新後や戦後の数々のエピソードを、とても興味深く拝読させて頂きました。

  • 徳川家の子孫にあたる著者が記した、徳川15代将軍の裏話です。

  • 家康の子孫の著者が書いた徳川家のあれこれ。面白かった。なかなか伝わってこない将軍様の日々の生活、大奥の話など面白い。賢い将軍様、そうでない将軍様。その時代なら隠された逸話、エピソード。なんだかんだ言っても将軍様も人間なんだなぁと思った。

  • 田安徳川家第十一代当主の著者が、徳川家の代々将軍のエピソードや明治以降の田安家の盛衰を語った書。

  • 知っている話も多かったけど、維新後の徳川の話など知らなかった話もあり面白かった。

  • いままでの説を覆すほどの内緒話ではなかった。

  • 徳川吉宗の子孫が書いた本。
    ある程度歴史好きな人にとってはあまり目新しいエピソードがないですが、平易な文章で書かれているので読みやすいから、歴史に詳しくない人が入門書にするにはいいと思います。

  • 暴れん坊将軍の子孫が書いた徳川家のエピソード。
    恩恵に預かったことがないとは時代の隔世を感じる。

  • 田安徳川家第十一代当主である筆者さんが、徳川時代の将軍家、御三家、御三卿についてトリビア的なものをまとめた1冊。
    とても読みやすくて、わかりやすかったです。
    しってるネタもあったし、へぇ~♪ってお話もあったよ。
    こういったお話も徳川家の方が話してると、ありがたいような気持ちになっちゃうのは不思議だねぇ(笑)
    ちなみに筆者さんの御名前は「むねふさ」さんと読みそうです。

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著者プロフィール

とくがわむねふさ 1929年ロンドン生まれ。御三卿筆頭・田安徳川家第11代当主。学習院、江田島海軍兵学校を経て慶應義塾大学工学部卒業。石川島播磨重工業にて海外事業本部副本部長、関西支社長、石川島タンク建設副社長などを歴任。95年に退職。

「2017年 『徳川家が見た西郷隆盛の真実 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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