ちがうもん (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2004年10月8日発売)
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感想 : 10
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167679248

みんなの感想まとめ

物語は、子供の目線から描かれたおとなの世界を探求し、情景や心情の細やかな描写が魅力です。読者は、近所の商店街や人々との思い出を呼び起こし、子供時代の感情を再体験することができます。特に、子供らしさに対...

感想・レビュー・書評

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  • おとなの世界を
    子どもの目線で
    …。
    オブラートに包まれてるような
    やぶれてバラバラになるような

  • 【本の内容】
    1960年代、まだダサかった日本。

    関西の田舎町。

    3歳の少女はなぜ「特急こだま」の玩具を買ってもらったのか。

    4歳の少女はオバサンが何をしているのを見たのか。

    6歳の少女は夏休みにどんな初体験をしたのか…。

    こどもだったからこそ鮮明に焼きついた記憶。

    大人のためのリアルな童話とも言うべき短編集。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    1960年代に子供時代を過ごしたこと、自然がいっぱいの長閑な田舎町。

    都会に暮らす大人にとっては美しく懐かしいもの、古き良きものの象徴と呼べるそれらを、徹底的に否定することがこの短編集の根底にはあるように感じます。

    五つの物語の主人公は、みな京都やその周辺に故郷を持ち、今は東京で暮らす40代中盤の独身女性。

    日常を生きながらも、ふとあの頃…、自分の子供時代に迷い込んでいきます。

    彼女たちは、過去を振り返るわけではないのです。

    唐突に、子供時代のある場面が発生してしまうのです。

    だから子供時代を懐かしめない、自分がなじめなかった故郷を大人になってもやっぱり好きになれないでいます。

    ふと懐かしんでしまいそうになる自分をストイックなまでに戒めているようにも見えます。

    感傷に浸らず過去を見つめること、それは自分の人生を尊ぶことと通ずるように思いました。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2014 11/6

  •  読み応えがあった。短編集なんだけど、1話1話が長編並の密度です。うん。濃い。
     子供のころ感じていた「大人の言う子供らしさってどうにもおかしいな」という違和感を形にさせられられた感覚です。ぞわぞわする。

  •  

  • 09.2.17

  • (旧題 特急こだま東海道線を走る)

    昭和30年代に子供時代を過ごした人にはおすすめ。子供の目から見た時代の空気、高度経済成長につきすすむ日本の原風景を見事に表現した情感あふれる逸品。

  • 読んでいる内に子どもの頃の記憶がえぐられていく感じ。

  • 1960 年代、まだダサかった日本。関西の田舎町。3歳の少女はなぜ「特急こだま」の玩具を買ってもらったのか。4歳の少女はオバサンが何をしているのを見たのか。6歳の少女は夏休みにどんな初体験をしたのか…。こどもだったからこそ鮮明に焼きついた記憶。大人のためのリアルな童話とも言うべき短編集。

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著者プロフィール

作家

「2016年 『純喫茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姫野カオルコの作品

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