鉱石倶楽部 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1556
レビュー : 155
  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679309

感想・レビュー・書評

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  • 綺麗。鉱石の写真もお話も。
    鉱石を食べ物や他のものに例えてお話作られてるのも素敵。砂糖菓子屋のところもいい。

    「きょうこれからの、まだ誰も知らない一日のほうがきっと価値がある」

  • 長野さんの「今」の小説も好きだけど、私が初めて触れて好きになったこの時代の小説にもすごく惹かれます。

    鉱石に長野さん独自の名前がつけてあり、それについての散文詩のような文章(見開きに収まるボリューム)、想像上の鉱石の説明のところが気に入りました。

    むかし、長野さんの小説を初めて読んで「ほわ~」となったときの気持ちを思い出しました。
    特に散文詩のような文章がすごく気に入りました。

    想像上の鉱石の説明では、鉱石を「食べる」種族が解説を書いているので、何オンスの水分を含む(ジュースにするらしい)とか、砂糖漬けにすると保存がきく、とか書かれています。
    …猫かな?

    以前は興味がなくて手にとらなかったのですが、いま読んでみたら手元に置いておきたいと思いました。

  • 最初に長野さん読む人にはあんまりオススメしないけれども、長野さん好きな人には是非読んで欲しい。
    写真がほんとうにとても綺麗、長野さんの文章にもよく合ってて、心が浄化される感じがする。
    文章を読むというか、本全体を味わえる一冊。

  • 煌めいてとろけてしまいそう。鉱石が幻想的で魅惑的でそして美味しそうでたまらない。こどもの頃大好きだった世界がふたたびキラキラと目の前に現れたよう。長野さんの漢字の名詞?とそれににあてたルビが好きすぎて、読むたびにゾクゾクとしてしまう。大好きな世界、ごちそうさま。

  • 鉱石好きにはたまらない、浪漫たっぷりの一冊です。
    写真が多く掲載されているので、図鑑のような気分で読んでもいいかもしれません。
    現実と夢の境目のような世界観で、どこかリアルなファンタジーといった雰囲気です。
    どうぞ、おめしあがりください。

  • この作品を読み終わった時に、
    昔好きだった鉱石集めの趣味がぶり返してきました。
    ひとつひとつの石がとてもおいしそうに描写されており、
    本当に食べられるのではないかと錯覚してしまいそうになりました。
    写真も素敵です。

  • 少年、鉱物の要素がたっぷり詰まった一冊です。
    長野さんのファンなら是非。

    詩のようなものなので読み応えを期待すると楽しめないかもしれませんが、よく見ると鉱物の紹介文もメルヘンな感じになっています。
    そして写真がとても美味しそう!
    綺麗ですよ♪

    文章も美しいです。どっぷり日本語の魅力に浸かれます。

  • 友達にもらって、初めての長野さんの作品。
    文章が素敵なのはもちろん、写真も綺麗で素敵でした。

    個人的にお気に入りの鉱石は雪綿(オーケン石)。
    レビューで書いていらした方もいたのですが、私もこの雪綿の説明を本当だと信じてしまった一人です。食べられるんだ、へぇーとかなんとか思ってました。
    はじめ読み始める前にぱらぱらっと見たのですが、その時にこの雪綿のページを見つけたんです。プロローグを読んでいなかったからますます勘違いしやすくて^^;
    ある意味、楽しい勘違いでしたが…。

    ともかく、ほんとに素敵な作品です。
    ネットで調べたら、ミネラル展という石が購入できる催しがあるようなので、行ってみたいなぁ~(*^_^*)

  • 長野まゆみによる鉱石図鑑。

  •  美しい鉱石の写真と、それに添えられた幻想的な小話集。
     鉱石の写真と相俟ってか、言葉も透き通って響くようです。
     ファンタジックな鉱石コラム(?)も、想像が難しいながらも魅力的で、鉱石がただの石ではなく、それ以上に生き物たちの暮らしに溶け込んでいるような世界観があります。
     そして綺麗な宝石の写真が、段々と美味しそうな食べ物に見えてくるのです。
     これほど想像を膨らませることができたら楽しかろうなぁ。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)
東京都生まれ。一九八八年『少年アリス』で文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞を受賞。

「2019年 『掌篇歳時記 秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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