ユニット (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 621
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679620

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに本を読む楽しさを思い出した。
    壊れた家族同士が新たな家族を作る。破綻と再生。心がほっこりします。
    一方、犯罪者たちは救いようがない。当然の報いとして、個人的には満足のラストです。

  • ふう・・ 手に汗握るってこういうこと。

  • 読みやすくて面白かったけど、なんだか苦しかったです。悪いヤツにも事情があって、悔悛するとかありえないんだろうと思うとやりきれない。

  • 佐々木譲さんの本を読むのは初めてだったが、良かった。スリリングな展開、そしてところどころある暖かいシーン。ファンになりました。

  • 著者お得意の北海道を舞台にしたハードボイルド群集劇。主要人物は5人。妻子を殺された男と殺した男、DV夫の警察官とその被害者の妻、そして妻に逃げられた工務店経営者。

    「類は友を呼ぶ」の通り、共通点を持った彼らは、出会い、足りない部分を補い合う「ユニット」を組む。

    少年犯罪に家庭内DVと作品発表時の社会ネタを盛り込み、5人の距離がジワジワと狭まってくる展開はスリリングだ。そして、逃げるユニット対追うユニットの息もつかせぬたたみかけの末、一気に完結。このスピード感は快感。

    悪役側の加速するやり過ぎ感がハンパないが、それもまた本作品の魅力。

  • かなり面白かった。奥田さんの本気サスペンスみたいな感じで、あちこちで起きる事件がひとつになっていきつく間もなく展開!って感じで一気に読んでしまった。ノブオのほうは本当にあった山口の事件を思い出してしまって少し悲しくなりました。人の心の中の本当のことは誰にもわからないけど、まったく悔悟も反省もしてないのにどうして仮出所させてるのか、市民の感情としてはやっぱり理解に苦しむ。いっぽうで門脇さん!途中から坂を転げ落ちるようにどんどん怖くなってきました。
    波多野さんの生き方・考え方・働き方、小説の中の世界としてはとても好きだしすばらしい経営者だなあと思いました。でも、個人的には奥さん派かも・・・・自分自身はその生活はきついなあと思うけど、やってみたら意外に楽しいのかなあ。
    主人公以外の登場人物も全員キャラが立ってて、面白かった!映像化してもいいのに。
    そして、この小説でふと気づきましたが、飯場の生活って、最近はやりの「持たない」生き方かも!
    古くて新しい!

  • ニュースでよくやっているようなすぐそこで起こっているような話を実にリアルに描いている。
    ページをめくる手が止まらずあっという間の読了。

  • 北海道が舞台で、しかも手稲とか稲穂とは琴似とかなじみのある場所が多数登場。テーマは重いが、一気に読ませるストーリーはさすが。

  • レイプ殺人で少年に妻子を奪われた男、夫のDVから逃れてきた女、長年連れ添った妻に出て行かれた会社社長、ふとした事件を契機に三人が出会って物語が展開していく。少年犯罪やDVなど、重めのテーマを幾つも盛り込んでいるため雰囲気は明るくないが、ついつい先へとページを捲らせる語り口の巧さがある。もっと深く掘り下げることも可能なテーマではあるが、途中までハラハラさせた割にあっさり終わらせた印象。

  • まずまず面白いです。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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