ユニット (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 624
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679620

感想・レビュー・書評

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  • 少年犯罪により家族を喪った男と警察官である夫のDVからのがれた女がとある職場で出会う。
    それぞれの相手が追ってくる。
    胸にドキドキくるサスペンス。
    最後はホッとした。

  • おもしろい、そして最後は救われる。

  • サスペンス?
    冒頭、ある少年犯罪をなぞったかのようなシーン
    次々と家族が壊れていく模様が描かれる
    何か運命のようにそれらの断片がひとつのフレーム
    にはまっていく
    主人公の心情がだんだん落ち着くにつれて、ほっと
    しました
    読後感がいい作者ですね
    いくつかの登場人物がそれぞれ織り成す行動が、一点
    に終結していく様は、見事というか爽快感があります

  • 少年犯罪と復讐権についての問題提起。
    家族のあり方を問うという宣伝文句でした。

    目のつけどころは悪くないんですが。
    不必要に人が死んでいくのが微妙でした。

    17歳の少年に妻を凌辱され殺された真鍋。
    警察官の夫のDVに苦しみ、家を出た祐子。

    夫が自分の妻のことを調べてくれと言えずに。
    ついた嘘を見破られた時の怒りは尋常じゃないのに。

    それがあまり伝わってきませんでした。
    もっと夫のことを描いて欲しかったですね。

    真鍋が復讐を諦めたのは分かるけど。
    そこまでに至った経緯が納得しづらかったです。

    心理描写をわざと減らしているのか。
    もともとあまり内面を描かない作家なのか。

    どっちなのかよく分からなかったですが。
    評価が決まるのは他の作品を読んでからかな。

  • 警察ものでない佐々木譲ですが、ものすごくおもしろかった。
    追いつめられる人間の立場がどんどん変わっていって、話が進んでいくにつれ緊迫感とスピード感に、手が震えるほどドキドキしました。

    進行にできすぎ感はあるものの、ストーリーから言ったらそのほうがおもしろい展開になることはわかりますから全然許せる。
    私の好みから言ったら最後は殺すより、逮捕されて屈辱を味あわせる形で終わらせるほうが気持ちいいかなと思いました。

    佐々木譲が描く「優しい警官」のイメージを打ち破る、サスペンスミステリーです。

  • とってもおもしろかったです。
    佐々木譲さんゎこれが初めてだったのですが、読みやすくスグにハマってしまいましたね☆

  • 犯罪被害者の男性と、刑事の夫のDVから逃れる女性と、両者とあるきっかけで知り合い支援する工務店社長が「良い主役」。で、無期懲役を7年で仮出所してきた殺人犯の元少年と、とてつもなく自己中の刑事が「悪い主役」。この人物たちの視点で描かれるストーリー。良いモンと悪モンが、とてもわかりやすい構図になってます。悪モンはとことん悪印象な表現に終始してます。「ユニット」も、良い方と悪い方が出てくるのですが、悪い方のユニットは偶然にしても都合よすぎというか、なんか出木杉君なカンジです。っていうか、ユニットという言葉を文中に登場させるのも、なんか唐突なかんじで若干違和感あります。タイトルが先にありきだったのか・・・。あと、佐々木作品はまだあんまり読んでないのですが、人物造形というか、その辺がちょっと物足りない・・・。なんか感情移入しにくいですね。しかしながら、長編なのに一気に読める作品ではありました。そのへんは、善と悪の構図が分かりやすいという点も大きいのでしょうが。おぉ、思いがけず長文になってしまった。

  • 井上文庫3冊目
    なんでこんなにきれいに話がまとまるのだろうか
    すばらしい

  • 爽快なラスト!!


    途中でかなりハラハラしてしまったよ☆


    警察機構への嫌悪感は増すばかり・・・

  • 冒頭のシーンはかなりグロイ。一気に主人公に感情移入するほどに加害者を憎悪させる描写だ。少々厚みのある本だけど一気に読ませてしまう。悪を徹底的に悪にしきっている所が、小気味いい。これなら「何が善で何が悪か」なんて考えないで、ストレートに入っていける。でも、一気に読ませるだけのエンタメ小説で終わらない、何かが残る作品。

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著者プロフィール

一九五〇年三月、北海道生まれ。七九年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞。九〇年『エトロフ発緊急電』で日本推理作家協会賞、山本周五郎賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。二〇〇二年『武揚伝』で新田次郎文学賞を、一〇年『廃墟に乞う』で直木賞を受賞する。他に『ベルリン飛行指令』『疾駆する夢』『昭南島に蘭ありや』『警官の血』『代官山コールドケース』『獅子の城塞』『犬の掟』など著書多数。

「2017年 『武揚伝 決定版(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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