志ん生・馬生・志ん朝 三人噺 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2005年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167679668

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プレミアム

みんなの感想まとめ

家族の絆と昭和の温かな人情が描かれた物語です。著者は、父である古今亭志ん生や弟たちとの思い出を通じて、彼らの人間性や愛情を深く掘り下げています。志ん生は噺家としての才能が際立つ一方で、父親としての未熟...

感想・レビュー・書評

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  • R1.9.2 読了。

     作者から見た家族としての父:古今亭志ん生、弟:金原亭馬生、古今亭志ん朝との思い出話。「志ん生は、噺家としては天才だったが、父としては何もできない人でした。」と語られているも愛すべき父親だったことが分かるとても良い話の数々。年の離れた弟たちをどれだけ愛し大切に思っているかも伝わってきました。
     昭和という時代背景、当時貧乏だったが、慎ましい生活の中でも現代の貧困と違って、卑屈さや悲惨さなど微塵も感じさせず、人情味があって、近所が協力し合ってともに生活していた良き日本の風景も垣間見えて温かい気持ちも頂いた。

    ・「この年になって思うのよ。貧乏って薬になるなって。人間的に強くなるなっていうね。」
    ・「お父さんの晩年は、少し暮らしも豊かになりましたが、どんな贅沢な生活よりも、貧乏ななめくじ長屋でご近所と仲良く暮らしていたときのほうが幸せでした。」

  • いいですねえ。志ん生、馬生、志ん朝のプライベートライフをつづった美濃部美津子さんのお話。しみじみしているまなざしが、よいです。

  • 志ん生の長女すなわち馬生と志ん朝のお姉さんが作者。 昔の苦労話や、生い立ちなど、リアルなお話で、ファンならずとも、興味深い一冊。

  • 志ん生の娘で馬生、志ん朝の姉にあたる美濃部美津子の本。

    三人のエピソード満載で面白いです。

  • 最近志ん朝のCDと関連本で落語のお勉強を始めた。で、こういう本はきっと泣いちゃうだろうなと思ったら(本や映画ではすぐ泣いてしまう)やっぱり泣いた。

    ちなみにお勉強の成果。志ん朝は面白い。多分、CDは全部買うかな。馬生はまだあまり聞いてないけど、わりと親しめる。ただ志ん生の凄さがまだわからない段階。ちょっと恥ずかしいなと感じている。

  •  落語だけは、どうやら私の頭の中で、噺家のアップデートがされない。昭和の落語が素晴らしいものだから、掘り起こしても掘り起こしても、きっと辿りつかない気がするから、これからもずっと聴くのは昭和から、なのだと思う。
     その落語を支える家族の視点で描かれた本は、笑いを生み出すためにひとかたならない苦労をした親子のふだんの姿が垣間見られ、一層噺の魅力をかきたてるエッセンスとなった。

  • 落語家の娘が、親兄弟の落語家たちの思いでを語る。
    昔の人の苦労が非常に描かれているが、苦労とは思っていなかったと
    いう。

    面白くて、落語にハマるきっかけになった一冊。

  • いやまだamazonのレビューしか読んでないけど。
    それだけでもちょっと泣ける。

  • 昭和の名人、志ん生の長女、馬生、志ん朝の姉が語る落語家一家の3人噺。なめくじ長屋に住んでいた貧乏時代から売れっ子、名人と呼ばれるようになった噺家の家族。芸に生きるが実生活はまったくダメダメな父親を見ながらも献身的に夫を支え、子供を育てる母に愛情深く育てられ、人情に溢れた優しい家族をしっかり者の長女にして二人の弟のお姉さんが語ってくれる。家族を心から愛する心情が暖かく伝わってくるとても良いお話だった。馬生、志ん朝、志ん生の落語を聴く時にまた違った感慨がわきそうで楽しみ☆

  • 9/7読了
    泣きそうになった。

  • 同著者の「おしまいの噺」と重複する内容が多いが、
    掲載写真は異なり、どちらの写真も素敵なので、それだけでも両方持っている理由になるかなと思う。
    感想は「おしまいの噺」に記した。

  • 落語家の長女による家族についてのエッセイ

    戦前戦後の日本の良い感じの雰囲気と、家族に対する温かい想いに、人情噺のように惹きつけられた。

  • 落語家の一家の暮らしぶりがわかる一冊。古今亭志ん生(父)、馬生(長男)、志ん朝(次男)の3人の人となりについて、長女である美津子さんが思い出しながら語る。つまり、語り口調をそのまま書きとって本にしたものである。
    噺家というのは昔からある不思議な生業だ。正直なところ落語に詳しくないので、誰がすごいのか全く分からないが、本書を読むと、一般的な家庭とだいぶかけ離れた感じがする。
    前半は父である志ん生の生きざまに焦点を当ててある。戦争で皆が貧しい時代だが、それをみじめと思わずに家族は支えあって暮らしている。ナメクジ長屋と言われる狭い家に家族大勢で住み、破天荒な父にハラハラさせられる。後半は落語家としての3人について書いてある。
    今までなじみがなかった世界を垣間見られた本。

  • 20191127

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著者プロフィール

1924年生まれ。古今亭志ん生長女。志ん生のマネージャーもつとめた。著書に『三人噺 志ん生・馬生・志ん朝』『志ん生の食卓』など。

「2018年 『志ん生一家、おしまいの噺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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