凍るタナトス (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2006年1月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167679736

みんなの感想まとめ

命の問題に深く切り込んだ近未来の物語で、クライオニクスという新たな医療技術が合法化された世界を舞台にしています。人々は未来に希望を抱きながら冷凍保存され、甦生を夢見ますが、その先に待つ未知の世界は果た...

感想・レビュー・書評

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  • クライオニクス(未来の医療技術で甦生できることを期待して遺体を冷凍保存すること)が合法化されている近未来のお話。

    SF的なミステリでありながら、命の問題にも踏み込んだ作品。
    確かにクライオニストなら、未来に希望を持ちながら安らかに死んでいくことができるかもしれない。でも、それは不死に近い。数十年後、数百年後、現在からは想像できない世界に甦り、ただ記憶だけを積み重ねながら生きていくことが果たして幸せなのか。

    柄刀さんらしい緻密なトリックも散りばめられていて、ミステリとしても楽しめるけれど、いろいろ考えさせられる作品だった。

  • 死者の冷凍保存。未来でのよみがえり。欲と利権がからんだ殺人事件。事件を全て見通した主人公の取った行動は・・・ 最愛の娘を長期療養のうえ失い、更に妻まで事件にからみ亡くした主人公が・・・

  • ラストが冷ややかに怖い。

  • うーん、めずれしくこれはイマイチ…。
    上手くいかせないのならば、小技的に変な性格付けとかしていらんのですが。
    柄刀一の悪い部分がでた感じ。

  • 「クライオニクス」
    死後の人間を完全凍結させて、後に完全復活させる。
    そんな医療制度のある近未来の話。
    クライオニクス制度自体、ニューロなど専門用語が多く、分かりにくい。
    また登場人物も多く、個性があまり描かれていないので、これまた分かりにくい。
    ということで、総論。
    とても、難しい話でした。
    結末は予想出来てしまったけど・・・
    もう少し簡単な話ならば、この作家も面白いと思う。

  • 持ってる

  • 死後、身体を冷凍保存するクライオニスト。

    日本ではまだ許可されていないそれがもしあったとしたら……というミステリ。
    うーむ。
    柄刀一はすきなのだけれど、神と精神とか、そういう一歩別ジャンルに踏み出している作品は苦手かもしれない。
    面白いんだけど、どこに焦点を絞っているのかいまいち読み取れない。
    私の読解力が低いだけかもしれないけどね。

    あと怖い話苦手だ。

  • 2006年4月1日読了

  • 2008年5月

  • 2006/03/04

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著者プロフィール

柄刀一(つかとう・はじめ)
 1959年北海道生まれ。公募アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)への参加を経て、98年『3000年の密室』(原書房)でデビュー。『OZの迷宮』『ゴーレムの檻』『密室キングダム』「身代金の奪い方」で日本推理作家協会賞候補。『ゴーレムの檻』『時を巡る肖像』『密室キングダム』『ペガサスと一角獣薬局』『或るエジプト十字架の謎』で本格ミステリ大賞候補。近著に『或るギリシア棺の謎』(光文社)『或るアメリカ銃の謎』(同)『或るスペイン岬の謎』(同)など。

根本尚(ねもと・しょう)
 漫画家。「ミステリーボニータ」(秋田書店)に「衆議院議員 日本一」を連載(2005年~20年)。「週刊少年チャンピオン」(同)に「現代怪奇絵巻」を連載(06年~08年)。「月刊プリンセス」(同)に「根本尚の2ページ劇場」を連載(16年~25年)。楽待新聞」(楽待)に「競売物語」を連載(24年~)。著書に『恐怖博士の研究室あやしい1コマ漫画屋がやってきた!』(秋田書店)、『日記漫画 札幌の六畳一間』(ビーグリー)、『怪奇探偵・写楽炎』(文藝春秋)などがある。

「2025年 『北海道ミステリークロスマッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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