二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫 ふ 25-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679743

感想・レビュー・書評

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  • 本人も明言している通り、村上春樹にインスパイアされて書かれた短編。
    ガールフレンドの乳輪の話は何度読んでも印象深い。

  • ロックな失敗談

  • リミテッド有限のジャパニーズ
    死。僕はその限定について語る。
    アーネスト•ホースト 考古学的思考 浜離宮庭園 スカベンジャー=雑食主義者
    東京都最東端→小笠原村南鳥島=マーカス島 最南端→沖ノ鳥島 ハイパートーク 丹波山村(たばやまむら)は、山梨県北都留郡にある村である。
    アフォリズム【aphorism】物事の真実を簡潔に鋭く表現した語句。警句。金言。箴言(しんげん)。
    旭川 宮古島 お台場 ペリー 砲台 ソニー•ロリンズ 赤坂見附 丸ノ内線 銀座線末広町 ヘイトカ 阿佐ヶ谷 野原核 アポイントメント コモンランゲージ 饒舌病 庖丁ガール いなせ 八丁堀 新木場 江東区夢の島 有明コロシアム 中国行きのスロウ•ボートRMX 早稲田大学

  • 古川日出男さんの作品ではじめて読んでる^^

    世界観とか言葉の選び方がしっくりくる感じ◎◎

  • 村上龍の69を思い出した。
    ネガティブなのにとても軽快。読んででも暗い気持ちにならずに済むから、好き。

  • 8月の誕生日にいただいて、
    そのまま放置しておりやっと読了。
    陳謝。
    リズミカルに滑稽、混沌。
    東京から逃げられないという感覚はわかる気がする。

  • 軽快な文章でつづられる故の勢いがあって、春樹さんへの憧れが感じれる作品。
    話の展開がものすごく面白いし、それをつづる文体がとてもいい。

  • 夢。空想じゃない、ほんものの睡眠時の幻覚体験。
    死を恐怖する少年は、死に所属しているように思われる体験に、夢という厳格体験に惹かれる。
    宇宙にはランダムすぎる悪意があふれている。純粋な悪意がどうしてなのか?
    僕は自分の意思で航海する。
    イエス、僕はこのように生きてきました。
    逃げない。
    負け続けた年代記から。
    その瞬間、僕は壁を、鏡を抜けている。
    真実の夢にむかって。そして僕は目覚めない。

  • 村上春樹「中国行きのスロウ・ボート」のRMX!
    しかしRMXされる前の作品を読まずに
    最初にこちらを読んでしまいました。

    でも、この作品が面白くて
    だからこそ「ベルカ、吠えないのか?」に着手することが出来た1冊でもあります。

    原作を知らないので
    比較しての感想は言えないのだけど

    主人公が3度の別れを経験しながら
    自分の中にある「スロウ・ボート(貨物船)」に乗って
    自己発見をしていく、みたいな内容。

    簡単に書いてしまうとこうなのだけど
    文章力や構成力が本当に面白くて
    ぐいぐいと引き込まれてしまう。

    内容も分かりやすいし
    とっつきやすい一冊かと。

  • 古川日出男の文章速度について行くのは久しぶりだと大変。かみ合わないとスベってるだけになるから。読んでるこっちがスベってるのか書いてるあっちがスベってるのかわかんないけど。でも噛み合った日にはこれ以上ないくらいに最高で最強。「聖家族」へのはずみがついたようなつかなかったような。あれは長編だから、読み始めるのに勇気がいる。(10/2/21)

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著者プロフィール

1966年生まれ。著作に『13』『沈黙』『アビシニアン』『アラビアの夜の種族』『中国行きのスロウ・ボートRMX』『サウンドトラック』『ボディ・アンド・ソウル』『gift』『ベルカ、吠えないのか?』『LOVE』『ロックンロール七部作』『ルート350』『僕たちは歩かない』『サマーバケーションEP』『ハル、ハル、ハル』『ゴッドスター』『聖家族』『MUSIC』『4444』『ノン+フィクション』『TYOゴシック』。対談集に『フルカワヒデオスピークス!』。CD作品にフルカワヒデオプラス『MUSIC:無謀の季節』the coffee group『ワンコインからワンドリップ』がある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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