陰謀の世界史 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2006年2月10日発売)
3.28
  • (3)
  • (12)
  • (24)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 169
感想 : 13
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (688ページ) / ISBN・EAN: 9784167679767

みんなの感想まとめ

陰謀論の歴史とその背景を探る本書は、フリーメイソンやイルミナティ、さらにはCIAやKGBのスパイ活動に至るまで、さまざまな陰謀が詳しく描かれています。特に、近年のエプスタイン文書公開を受けて、陰謀の存...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 本書と参考文献が出どころなのか、ネットで喧伝されている陰謀が詳しく描かれている!
    エプスタイン文書が公開されて、陰謀は本物だった!

  •  フリーメイソン、ユダヤ、イルミナティなどといった、陰謀論で頻繁に話題となるものの歴史、またCIA、KGB等のスパイ活動にまつわる話を本書では紹介される。本書で指摘されるように、パブリックが失いつつある昨今、人々は専門家を信用できない状況下で、インターネットの影響から、真実はどこかにあると思い込むようになり、その結果、さまざまな陰謀論が誕生したという。とりわけ移民が集まって誕生したアメリカでは、一つの共通の歴史観をもっていないために、他国と比べて陰謀論が多いという。

  • 世界の陰謀論を紹介した本。
    資料的に書かれているし、好みでない陰謀論も入っていると思うので「陰謀論全部好き」という人以外は読むのが大変だと思った。
    一歩引いて否定も肯定もせずに「紹介」という形で書いているこういう本は新鮮。

  • んー出典内容の列挙、自分では何もフィールドワークしてない。本を薦めるための本?

  • ♪楽しい陰謀 愉快な陰謀 陰謀~ 陰謀~♪

    いやぁ、陰謀史観論者ではないのだけれど、陰謀論は楽しい。
    「えぇっ!これが真相なのかっ!」なんて大げさに驚きながら
    楽しむ分には妄想の世界で思う存分遊べる。

    本書は世にはびこる陰謀論を集めて、「こんな陰謀がありますよ。
    そして、あんな陰謀もありますよ」という陰謀コレクション本だ。

    陰謀史観の主役と言えば、ユダヤにフリーメイソン、イルミナティに
    300人委員会、ロスチャイルドにロックフェラー。忘れちゃいけない
    KGBにCIA、モサドにMI5にMI6。

    世界的大富豪からスパイ、それに加えて超古代史にエイリアン。
    私たちが気付かないところで色んな組織が繋がって、世界を
    動かしているのだっ!

    JFKだって、キング牧師だって、その暗殺の陰には巨大な陰謀
    があるのだっ!

    建造物侵入なんてまぬけな事件から表沙汰になったウォーター・
    ゲート事件よりも、イラン・コントラ事件の方が事は重大なのだ。
    それなのにうやむやに終結したのは、やはり陰謀なのだっ!

    あんな陰謀、こんな陰謀てんこ盛り。巻末の参考文献も膨大な
    量である。これだけの資料を読破した著者は凄い。私なんて
    700ページ弱の本書だけでお腹いっぱいなのに…。

    そういえば昭和天皇はフリーメイソンに操られている…なんて
    のをどこかで読んだな。これも陰謀史観のひとつだね。

    陰謀史観もひとつの文化として見ると楽しめるのかも。信じるか
    どうかは微妙だけれど。いや、信じている人がいるから荒唐無稽
    なお話まで飛び出すのが陰謀史観なのかもね。

  • 陰謀論ではない。米大衆文化と言っても過言でない陰謀論に関する論である。この手の本で必ず取り上げられるフリーメーソン、イリュミナティから始まるが、学生時代に『秘密結社の手帖』に始まる澁澤文学?を読み散らした身にはやや物足りない。陰謀とは思えない財団辺りから面白くなって来る。陰謀論を一言で言えば、この世の全てのものは繋がっていて意味がある。従って本書で展開される30の陰謀も相互に絡み合い同じ登場人物が何度も顔を出す。人物を区別することを早々に放棄しその混沌の中に身を任す。心地よい混乱の中で論は終わりを告げる。

  • なんというか、世界は陰謀に満ち満ちていて、
    しかも、それらは皆、進行形で、リンクしている、
    ということらしいです(←適当☆)。

  • 300人委員会やフリーメーソンの話から始まり、世界中の陰謀説を紹介している。

    文章は長く、登場人物が非常に多いのでわかりにくいが、内容は興味を持って読み進めた。

    世界は陰謀によってシナリオが決められているなんて大それたことは言わないが、陰謀に操られていることは確かだ。巻き込まれるか、操るか、どっちにしろ生きるということは大変なことだと思う。

  • UFOを信じますか。ミステリーサークルどう思いますか。そのあたりなら夢物語でいいでしょう。ロスチャイルド。ロックフェラー。英国王室。CIA。KGB。M15.M16。モサド。ヴァチカン。なんか そのピリピリしてきませんか。いろいろ仕組まれているわけですよ。その中で何食わぬ顔して生きているんですよ。そういうのも平和っていうもんです。と。

  • 世界中の歴史的事件を陰謀説として解説、事実かどうかは誰にもわからない、秘密結社やCIA,KGB等諜報機関、はてはUFO、宇宙人まで、あらゆる角度から検証している。

  • 思わず本のタイトル「陰謀の世界史」につられて購入してしまった。
    600数十ページに亘って、豊富な参考文献と作者の洞察により陰謀の歴史が体系的に書かれていて、なるほどと思わされる部分がかなりあった。
    作者は本の中で、ユダヤ人、フリーメーソン、CIA等と様々な陰謀(コンスピラシー)説があるが結局それらは全てつながっているというのが陰謀史観(コンスピラシー・セオリー)であり、それはあくまでも"今"という時点を説明するためのものであると書いている。なるほど、今起こっている戦争や事件、事故は様々なコンスピラシー・セオリーをもって説明がつくものがあるかもしれない。
    しかし、作者はあまりにこれらのコンスピラシー・セオリーに囚われ過ぎると、妄想(パラノイア)誇大に陥る可能性がある事も示唆している。
    その典型的な例がハワード・ヒューズである事を本書で紹介している。映画にもなった「アビエイター」主演はレオナルド・ディカプリオでしたね。(録画したの早く観なくちゃ!)
    その他にJFKからブッシュに至る近代政治の中に起こったスキャンダラス、戦争、暗殺等の裏に陰謀があったのかなかったのか、明確な答えは見つからないけど、様々な陰謀史家が自分のコンスピラシー・セオリーを展開し解明しようとする話は中々面白かった。(中には荒唐無稽なものもあるが)
    これらの話を信じるか信じないかは別として、現代の超情報氾濫社会では何が真実かを見極めるのは大変である。そんな時代だからこそ、こうした陰謀説がまことしやかに語られるのだろう。

全11件中 1 - 11件を表示

著者プロフィール

海野 弘(うんの・ひろし):1939年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。1976年より平凡社「太陽」の編集長を務めたのちに独立。美術、映画、音楽、都市論、華道、小説など幅広い分野で執筆を行い、活躍する。著書及び解説・監修をつとめた書籍に『アール・ヌーボーの世界』『スキャンダルの世界史』『日本の装飾と文様』『ロシア・アヴァンギャルドのデザイン 未来を夢見るアート』『武蔵野マイウェイ』他多数。2023年、逝去。

「2024年 『おじさん・おばさん論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

海野弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×