元刑務官が明かす死刑のすべて

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679873

感想・レビュー・書評

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  • 元刑務官が書いた死刑囚や死刑の真実。刑務官の精神的負担は想像以上。著者は死刑反対派らしい。最近の無差別殺人は自分が死にたい為の犯行が多いから死刑の抑止力は低くなってきているのかも。恨みを買ってなくても犯罪に巻き込まれる確率は高くなってきた。怖い時代になりました。

  • 『イノセント・デイズ』を読了後、死刑執行の現場をもう少し知りたいと思い、こちらを手に取った。

    元刑務官の視点から捉える死刑、執行によって刻まれる刑務官の精神的ダメージなど、今もなお日本のどこかで続けられている死刑制度について、本書を読んで知れて良かったと思う。
    「死刑制度は存続させ、処刑には反対」を訴える著者の、死刑に対する思いがひしひしと伝わる本。

  •  
    ── 坂本 敏夫《元刑務官が明かす 死刑のすべて 20060501 文藝春秋》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4167679876
     
     Sakamoto, Toshio 1947‥‥ 熊本 /元刑務官(矯正副長)
    https://twitter.com/awalibrary/status/927044093078749184
     
    ── 《そこまで言って委員会NP 20171105 13:30-15:00 RNC》
     総力特集「日本の死刑制度を考える」“廃止派"6人VS“存続派"6人で
    大激論▽凶悪犯罪の“罪と罰"死刑執行と未執行を分けるものは?
    ▽元刑務官が語る死刑の“闇"【司会】辛坊 治郎/渡辺 真理
     
    https://twitter.com/awalibrary/status/927044093078749184
     
    【パネリスト】田嶋 陽子/鈴木 邦男/長谷川 幸洋/宮家 邦彦/
    須田 慎一郎/門田 隆将/小島 慶子/竹田 恒泰
    【ゲスト】諸澤 英道/森 達也/本村 健太郎/嵩原 安三郎/坂本 敏夫
    ▽宮崎 勤元死刑囚、宅間 守元死刑囚…凶悪犯の死刑執行に納得できる?
    ▽オウム 松本 智津夫死刑囚、和歌山カレー林 真須美死刑囚…死刑
    確定者の未執行はなぜ?▽元刑務官と考える日本の死刑制度の問題点
    ※制作;読売テレビ(大阪)、放映;RNC(時間帯が一定しない)
     
    (20171105)
     

  • 『13階段』を読了後、本書を購入。序盤は同様の内容が繰り返し出てくる感があるが、小説とは違う本物の重みがあった。最近では法務省が刑場を公開したが、世論としての安易な死刑廃止論に展開してほしくない。拘置所や死刑囚がイニシャルで表されていたが、著者の気概を感じずにはいられなかった。ドキュメントノベルは、拘置所を中心にしたキャリア・ノンキャリの人生模様が、死刑囚監房を中心に綴られ、引き込まれた。

  • 読売新聞社会部編集の本って、やっぱり面白い(リアルタイムで購読もしているけど)
    ただこの本を読む直前に、死刑囚側と刑務所の元看守側からの本を読んでいただけに、きれいすぎる印象が。終身刑に関しての根深い人手不足問題にも触れてないし。ただ偏りのない…と思いたい…スタンスは好感が。時代の流れとは言え、文化と価値観の違う(夜、女性の独り歩きもできず、自販機もまともに置けない)海外の圧を受けて廃止に傾くのはやめてよねーという思いも。

  • 2006年(底本2003年)刊。元刑務官・法務事務官による刑務所、特に拘置所内の死刑囚の処遇、日常、囚人の現代的変容と看守との関係、さらには規律保持に関する苦労などが、具体的に解説。適正手続保障の意味に関しての理解は甘いと思うが、様々な問題を包含する死刑囚の処遇管理制度の問題意識は現場に根差したものであり、傾聴に値する。安全のための規律・管理強化をうたいつつも、死刑囚と間近に接した著者の、「死刑制度は存続しつつ、処刑の反対」という一種独特の立場は知って損はない。刑務所・拘置所制度の運営者への批判も含む。

  • おもしろいおもしろくないという評価をしてはいけない本だと思った。

    えぐい。

    私は死刑制度についてはどちらかというと賛成ではあるが、
    その中での緩和策的なものってもっと考えられても良いんじゃないかと感じた。

    2016.11.9

  • 元刑務官である筆者による、現場目線でつづられた死刑の記録。節々に「現場の苦悩を知らない弁護士と学者」という表現が垣間見え、いかに現場の刑務官たちが自称人権派の諸氏による心無い中傷に苛まれているかをうかがい知ることができる。

    「死刑廃止」「死刑賛成」を論じた書は世にあまたあれど、現場目線で死刑について切り込んだ書はこれをおいてほかにないだろう。
    死刑を考えるうえでまず読んでおいて損はない一冊。

  • 筆者の主張が強い。もうちょっと客観的な目線だったら良かったかなぁと思う。

    それにしても刑務官の仕事ってこんなに幅広いのかって感じで…。もうちょっと細分化できないのかな。

  • 自分たちは、死刑のことを知らなすぎる。知らされなさすぎる。

    死刑を一番身近で見てきた刑務官の経験は、非常に重い。
    彼らがいなければ死刑はできない。
    死刑を望み、死刑を決める人間すら、見ることのできない世界。

    でも、本当は見なければいけないことだと思う。

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著者プロフィール

1947年生まれ。法政大学中退。67年大阪刑務所刑務官に採用される。以後、神戸刑務所、大阪刑務所係長、法務省事務官、東京拘置所、黒羽刑務所などで課長を歴任。94年広島拘置所総務部長を最後に退官。著書に『死刑執行人の記録』(光人社)、『刑務所のすべて』(文春文庫)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)などがある

「2015年 『典獄と934人のメロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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