子どもは判ってくれない (文春文庫 う 19-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 984
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167679910

作品紹介・あらすじ

正しい意見を言ったからといって、人は聞いてくれるわけじゃない。大切なのは、「その言葉が聞き手に届いて、そこから何かが始まる」こと。そんな大人の対話法と思考を伝授。精神年齢の算出法から、敬意の受け取り方、呪いのコミュニケーションの避け方まで、話を複雑にし、「ねじれ」を活かす効用を伝える名著。

感想・レビュー・書評

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  • 内田樹さんの本を前に読んで、途中で進められなくなったけど、題名に惹かれて再チャレンジ!

    7割しっかり読んで、今回ちょっと飛ばしたところもある

    特にベトナムのビンくんの話、身体を丁寧に扱えない人に敬意は払われない
    が響きました

  • まえがきだけでもめちゃめちゃ面白い!古い本なのに、とても好き!(現在1章のはじめ、12/7)

  • 私は内田樹が大好き。

  •  この人の本は、「今読まなきゃ。」と思い読んでいる。

     「賞味期限内」と言う言い方をしていたけれども。

     
     「今読まなきゃということは、読んでもピンと来ない日が来るってことだ。」

     ということを何となく感じてる自分に、こう


     (なんで私の思ってることに対して説明してくれてるわけ?)

     と多少ビビりながら読んでいます。




     なんだろう、樹さんの本を読んでいると、(大層な言い方をしてますねw)
     自分の頭の悪さを痛感するんですが、

     そう思える人の本を読まないと、頭は悪いままだ…
     というやるせなさから読んでる気もします。

     そうやって、少しずつ思考の階層を深めていくことをしないと
     自分が気持ち悪い。

     対等にやりあえるほど知識や理論の楯をもっておらぬので、
     そういう人を見つけると
     
     飽きるまで読みます。
     それで「違う」ことを発見します。
     それが例え枝葉末節に過ぎないとしても、

     それで何か、安心するのです。

     馬鹿が揚げ足を取るような真似をしているに過ぎませんが
     
     100%この人を信仰しているわけではない自分を見つけて、
     解放されたいと、願う故でしょうか。

     いいのか悪いのか分かりませんが、
     せめてそう思えるくらいに自分の見聞を広げられるよう
     「知りたい」と願うのだと思います。

     しかしながらですね、著者の見聞が広すぎて
     しばらく解放される日はきそうもないですねw

     「解放」って響きが悪いけれど
     樹さん、おもしろいです。まだ、たくさん、読んで知りたい、っていう段階。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「解放されたいと、願う故でしょうか。」
      それは或る意味、内田センセが最も希んでいる読み方だと思う。
      「解放されたいと、願う故でしょうか。」
      それは或る意味、内田センセが最も希んでいる読み方だと思う。
      2013/05/29
  • とても 言葉の整理がうまい人だな。
    身近なことから国際問題まで判りやすく意見が述べられていて、それでいてこちら側に考える余地を与えてくれるので気持ちよく読める。
    なにがどういいか、と中身を説明するのは難しい。
     
    私は言葉の整理が下手なんだ。

  • 単行本としては2003,年の作品ですが今でも十分読めます。というか、「先のわからない時代にはわからないことはわからないといった方が良い」との所見は今こそ理解されるべきだと思いました。

  • 親と子の学歴について
    学歴は比例しないが知性は比例する。

    村上龍と人生
    やりたいことをやるのではなく、やりたくないことから避ける。

    なぜ私は憲法改正反対なのか、しまうまの例

  • 難しい話を難しいままにしておく

    スルメのように噛み締めていく
    じわじわと考えが感じられる気がする

  • この本で言う子供とは、子供のような大人のこと。

  • 2007-00-00

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著者プロフィール

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』『日本習合論』(以上、ミシマ社)、『私家版・ユダヤ文化論』『日本辺境論』など多数。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

「2023年 『日本宗教のクセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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