- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167679941
作品紹介・あらすじ
発酵の神秘とは、臭いにこそある。西にくさいものがあると聞けば千里の道をものともせずにひとっ飛び。東に鼻の曲がるような郷土食品があると聞けば千尋の谷底へ降る。世界中の"曲者"たちを食べ歩く"発酵仮面"の著者が綴る、におい立つエッセイ。行間から怪しい香りが漂ってきて、あなたをめくるめく世界へ誘いますぞ。
感想・レビュー・書評
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前半はなじみのある発酵食品(甘酒、味噌、漬物、納豆、チーズ・・・)の雑学で、知らないことだらけだった。後半が臭い食べ物の体験談で、真のグルメとはこういう人なんだろなと思った。自分は山羊肉がダメだった経験から、獣臭のタヌキやキツネやカラスはとても無理だと思う。
キビヤックやシュールストレミングといった激烈臭発酵食品を食べる人は防衛本能が欠けているのか、それともくさいのと安全性は無関係なのかなどと考えていたら、巻末の対談でそのことに触れていて腐敗と発酵は別物で区別できると書いてあった。そこのところをもう少し説明して欲しい。あとカラー写真が欲しかったと私も思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界中の発酵食品について詳しく書かれています。日本の発酵食品である納豆、味噌、漬物など何気なく食べていたものがいかに健康に良いものだったかを改めて教えられました。
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椎名誠さんの書籍内で見て気になっていた。発酵って凄い。
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こんな食べ歩きをしたい。
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世の中には不思議なものがあるもんです。
でも,食べてみたいと思わないものの方が多いです。 -
ご存じ小泉武夫教授の発酵食品エッセイ.
『もやしもん』のブームで,若者にも読まれる機会が増えたんじゃないかと思うジャンルの中心的人物(一般向け書籍に限る).
ただし,氏の書籍は各社から大量に出版されており,どの書籍を最初に手にするかで,2冊目を買うかどうかが分かれそうだ.
本作はより一般向けに書いたせいか,特に『〜ですなぁ』という表現を頻繁に使っているのだが,ちょっと違和感を感じる.
最初に読んだのが『珍食奇食』で,そのイメージで本作を読んだためかもしれないが.
また,僕の読み方が悪いせいだと思うが,ざっと読んだ限りでは,他の作品との差別化が図られておらず,ネタをリサイクルしているような印象を受けた.
酵食品同様,熟成したネタを一つ一つ丁寧に扱って欲しい気がする.
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醗酵の研究で有名な著者が書いた一冊。醗酵食品を扱ったタイトル通りの中身。いま流行(?)の『もやしもん』と併せて読むと楽しさ倍増です。
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『もやしもん』に出てきた発酵食品が一通り載っていた。