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Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784167682026
みんなの感想まとめ
複数の時代が交錯し、謎が巧みに絡み合う物語が展開されます。著者の卓越した筆力によって、戦後の手記と現在が絶妙に織りなされ、読者はその魅力に引き込まれます。特に人間の機微を描く描写は、三人称でありながら...
感想・レビュー・書評
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二転三転四転。
作者のめぐらす罠にまんまとひっかかった。なんとも気持ち良い。こりゃすごい小説です。
2つの時代が絶妙に交錯していき目が離せなかった。こういう読書時間が1番幸せ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長編で戦後の手記と現在を行き来するため、一見取っ付きにくそうではあるが、むしろ読みやすい。
手記中の謎、現在における謎、その交錯と人間の機微を描く著者の筆力、構想力が卓越している。
特に筆者が描く人間の機微は、三人称の物語であるにも関わらず、深く感情移入できる点にあると思う。 -
これはこれはなかなかの大作!
2個の物語が楽しめるので
2度美味しい気持ちになった
ハラハラドキドキってわけじゃないけど
続きが気になる系 -
喧嘩して実家に帰宅中の妻を事故で失った大学の国文学の講師が、失意の中で手に入れたちょっとマイナーな作家の直筆未発表の手記。全文がストーリーの中に引用されて、その手記を軸に、ストーリーが展開される。いろんなどんでん返しが出てくるのだけど、心情的にすんなりとした納得感がなく、今いち入り込めなかった。
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一体誰が仕掛けているのか?と思いながら読み進めると…
過去のストーリーと交錯しながら話が展開。
そこか!と思っていたらまた違った答えが見えてきたりして本当に二転三転する。 -
国文学者が起死回生をかけて入手した作家の手記の謎の解明にむけて奔走する。手記に描かれた物語と二重構造の中で、犯人は誰か?最後まで二転三転する展開。
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随分ぶあつい文庫だなと思ったけれども読み始めてしまえばいっきに読めてしまった。
主人公がどうにか幸せになれそうで良かったけど、人の悪意に気持ち悪さを感じられた。
お金持ちではなくても逆恨みする人っているけどね。 -
半分は手記。そこからの、主人公が騙されすぎてるし、罠が多すぎ。
続きが気になってページを読む手が止まらなかった。
最後のまとまりがちょっと弱くて惜しい感じ。 -
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引き込まれて読み耽った。
戦後すぐの頃に書かれた手記も 読みにくさはなく、
二転三転した後の真相に至っては 「えー。」なのだけど
最後の 咲都子の手紙は涙が出て、良い結末を迎えた事で
ホッとした。 -
とある作家が残した未発表手記からの引用文が
物語の大半を占めるという、独特な作品。
しかし、この手記が面白い。とにかく読ませる。
東野さん同様、貫井さんは人間のドロドロした部分を描くのが本当に巧い。
犯人の動機にはやや疑問符がつくものの、リーダビリティは相変わらず
凄いものがある。 -
僕が読んだのは文庫本ですが分厚かったです。2冊本を読んだかのようなお徳感がありました。たくさんの伏線が小出しに効いてきて、「そうだったのか!」「?いや、違う」「えー、そんな!」「!?いやいや違うのか」と何度か悶絶してしまう(笑)
今年(2010年)イチ、面白い本でした☆ -
ハラハラと読み進みラストで涙が(TωT)手記の部分を長すぎると思う方もいるようですが、私はそう感じませんでした。読み終わるのがもったいないと思う作品でした。
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うおぉ。
個人的には貫井徳郎の傑作ぞろいの秀作の中でも最高傑作!
と、思った。
いつだってこの人の作品に現れるのは、
地に足のついた地道な人々。
そういったフツウの隣人が、ぽっかりとあいたエアポケットのような空間に、吸い込まれる。
妻を事故でなくしたうだつのあがらない教授。
妻の両親に自分を認めてもらおうと、もちこまれた昔の作家の未発表の手記を入手し、
そこに隠された謎を解き明かそうとするが、実はそれは、仕組まれた罠だった・・
まずその作家の手記がすごい。
悪意に満ちあふれた罠にとらわれ、追い詰められる作家とその周りの人々。
作家が犯した罪とはなんだったのか?犯人は誰?
いや、そもそも被害者は誰だったのか?
二重、三重にはりめぐらされた罠に翻弄される主人公に、いつしか引き込まれる。
そうして、現実にも、まるで手記の悪意がにじみでてきたかのように、
教授とその周りにちらほらと悪意の影が・・
どこまでが本当で、なにが嘘なのか?
はらはらしながら一気にページをめくってしまった。
慟哭やプリズムのようなダイナミックな驚天動地のエンディングではないけれど、
しかしながら最後に、切ない温かさが胸を打つ。
残酷な、でも、最後に救いのある小説。
この小説は、一般に評価の高い愚行録以上に、優れていると思うのだが。 -
ひさびさに読んだ貫井徳郎の作品。
文庫のジャケット買いだったけど、ミステリあり、感動もありで面白かった。
物語は過去の作家が自殺する前に残した手記をみつけるところから始まり、その自殺の真相を探っていく話。
過去の作家の手記が旧字体で多少読みづらいのだが、かなりその文体に雰囲気があってその読みづらさを忘れる勢いでその内容に入り込んでいく。
こんなミステリの合間にある主人公と死んでしまった主人公の妻の在りし日のやり取りのくだりがとても感動的。
特に死んでしまった主人公の妻からの手紙を読んだら必ず感動するの間違いなし。
ここ最近では一番、早く次が読みたくなる本でした。
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最愛の妻に先立たれ、娘とも離れ離れで暮らす大学講師・松嶋。 冴えない日々の中で訪れた逆転の転機、とある物故作家の未発表原稿譲りたいと持ち掛けられる。 しかしその条件は50年前に自殺した彼の死の真相を暴けというものだった・・・。
600頁の内200頁ほどが自殺した作家・佐脇の手記になっている。これがかなり古い文体で書かれている為に慣れていないと中々飲み込めないと思う。 そしていざ調査に乗り出した主人公の前には見えざる悪意が・・・、正体の掴めぬ文献の提供者の前に物語はミステリアスさを増していく。
あまり家族愛とかをテーマをにした作品は好みませんがこれは主人公の成長譚として非常に気持ちいものがあった。 たまには殺人が起きないのも宜しい。 -
途中までは面白かったが、犯人が、残念。
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吃驚した。あまりのつまらなさに。
文庫にしてはそこそこ分厚い。面白ければ頁数なんてあまり気にならないたちだけれど、苦痛でしかなかった。よく読み切ったものだ。火曜サスペンス劇場でもこんな展開にはならないだろう。
終始、突っ込み所満載で辟易する。途中の手記に関しては読み応えがあり、何とか星ふたつ。
著者プロフィール
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