空白の叫び 中 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167682057

みんなの感想まとめ

刑務所や少年院の日常を描いた物語は、非日常的な世界での人間ドラマを通じて、読者に深い印象を与えます。罪を犯した少年たちが少年院で過酷な生活を送り、そこでの出会いや経験が彼らの人生にどのように影響を与え...

感想・レビュー・書評

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  • 物語が転がった。刑務者の日常は、我々の非日常。分類すれば、それは大きな物語。大きな物語は、行き着く先を間違えると、とたんに陳腐になる。小さな物語ですら、読むものを惹きつけてやまない小説が、大きな物語へと転がれば、それは俄然興味深さを増す。このあと、どこへ着地するのか。大きな物語のまま終焉すれば、それは祭りの後のような虚しさだけが残る。せめて、花火の後の余韻を。来場者によって残されたゴミに、興醒めしたくはない。最終巻、楽しみだ。

  • 感想は下巻にて

  • 感想は下巻に。

  • 3.0

  • 罪を犯してしまった少年達の少年院での過酷な毎日とその後の始まり。

    少年院とはこんな酷い世界なのか。

    これ読んだら怖くて絶対に少年院に入るような罪は犯せないな。

  • 昔読んだ本

  • 2014/1/21長くても一気に読める。★4

  • それぞれの理由で、殺人を犯した三人は少年院で邂逅を果たす。しかし、人殺しのレッテルを貼られた彼らにとって、そこは想像を絶する地獄であった…。苛烈ないじめを受ける久藤は、混乱の中で自らを律し続ける葛城の精神性に強い興味を持つ。やがて、少年院を出て社会復帰を遂げた三人には、さらなる地獄が待ち受けていた。

  • 三人の少年院における生活。想像以上に陰湿だ。殺人はある程度の尊敬される罪で、強姦は最下層とされる。そんな風に犯罪を見なす時点で狂ってる価値観。いじめは教官まで巻き込み、見て見ぬ振りされている。理不尽な暴力はあまりに時代錯誤で戸惑った。フィクションであってほしいが、ある程度は真実なのだろうと暗澹たる気持ちになる。気が狂う奴が普通に出てくるほど、というのが特に。
    少年院を卒業しても付いてくる社会の悪の目から、最も逃れられないのが、中学生も卒業できなかった彼らなのだろう。弱さの自覚がないまま、少年院である程度強くなったと錯覚した彼らの顛末について、痛々しくも、目が離せない。

  • 罪を犯し、少年院に入った3人。
    そこで、3人が出会う。
    ただ、同じような境遇に立っても互いにわかり合えるわけではなかった。
    卒院後も3人は更正の機会を奪われ続ける。
    互いに交流も出来たが、それは破滅への道だったかもしれない。

    2017.8.24

  • とにかく、次へ。

  • 好きな重たさ

  • 人を殺めてた3人の少年。
    少年院での生活。そして、退院後に待ち受ける社会からの攻撃。
    3人は葛藤しながらもそれぞれの日々を生きていく。さて、最終的にはどのような顛末が待っているのでしょう?楽しみです。

  • 読むのが本当につらい(だけど面白い)。特に少年院の中での話。ああいうことは本当にあるのだろうか。久藤も葛城も確かに大きな罪を犯したかもしれないが、同じ院生同士の諍いや暴力なども含めて耐えなくてはいけないのか。尚彦もかえって性格がひねくれたようで、金で他の院生に助けを求める姿など見ると今後の人生も不安になる。久藤と葛城の葛藤が痛いほど伝わってくる。「空白の叫び」というタイトルの意味がよく実感できる一冊だった。しかし最後が不穏。お願いだからもう罪を重ねないで欲しい…。

  • 2024年、一冊目!
    昨年最後に上巻を読了し、別の作品を挟もうかと思ったが、続きが楽しみで我慢できなかった。
    貫井徳郎さん、やはり好きだ。

    中巻は、3人の少年の少年院での暮らしを描く第二部と、卒院後の第3部の冒頭を収録。
    いや、第二部の終盤、胸糞悪すぎた。。。。ここ最近読んだ中で、けっこう上位に、虫唾が走った。いずれそういうこともあるんだろうとは思っていたが、あまりの筆致に、かなり気分を害した(むっちゃくちゃ褒めてる)。
    それでも、ある意味で懸命に生きている3人がこれからどうなっていくのか、今すぐに下巻を読み始めたい。
    「まったき孤独」というワードがなんか、いい。

  • 下に記入。

  • 過酷で陰湿な少年院での生活。
    少年院を卒院してからも「殺人者」の3人の生活に安泰は訪れない。

    水嶋の最後の一言が久藤の未来をさらに苦しめることになるのは明確なので、本当に恐ろしい。

    最終章はどう展開されていくのか...きっと暗い結末が待っていると思う。

  • レビューは下巻にまとめて。

  • 全三巻の中巻なので、まだどういう話なのか
    オチが全く見えず...分類不能(^ ^;

    前巻の終わりで殺人事件を起こした中学生三人、
    中巻では鑑別所に入れられている。
    この巻の前半では、鑑別所での生活が描かれる。
    それはそれはヒドい世界(^ ^;

    そして後半では、もう娑婆に戻っている(^ ^;
    「少年院」の描写は無し(^ ^;
    時間的には、半年くらい跳んでるのかな(^ ^;

    娑婆に戻った三人は、それぞれに苦労しながら
    自分たちの居場所を探そうとする。
    が、世間の目は「前科者」には冷たく厳しく、
    はっきりとした悪意も示されたりする。

    最初はバラバラに描かれていた三人の生活が、
    鑑別所で交わり、卒院後も意外な共通点が
    浮かび上がってきて、話が複雑になりそうな予感(^ ^;

    ...と言うところで中巻は終わってしまい(^ ^;
    まだどういうエンディングを迎えるのか、
    想像もつきまへん...(^ ^;

  • あらすじ
    久藤・葛城・神原は少年院で出会う。院の中でも若く、殺人の罪を犯した3人にとって過酷な毎日であった。久藤と葛城は同室であった。…10ヶ月後、院を出た3人には、社会は厳しかった。

    これでもかこれでもかと3人を苦しめるストーリー。人を殺しているけども、15歳くらいには過酷だ。久藤の暴力性や、自分が殺した柏木の亡霊に苦しめられるのはなんとなくわかる。葛城の冷静さは心配。確かに1番怖いのは、普通の延長線上でとんでもないことを思いつく神原だな。

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著者プロフィール

1968年、東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第63回日本推理作家協会賞受賞、『後悔と真実の色』で第23回山本周五郎賞受賞。「症候群」シリーズ、『プリズム』『愚行録』『微笑む人』『宿命と真実の炎』『罪と祈り』『悪の芽』『邯鄲の島遥かなり(上)(中)(下)』『紙の梟 ハーシュソサエティ』『追憶のかけら 現代語版』など多数の著書がある。

「2022年 『罪と祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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