ふたたびの恋 (文春文庫 の 12-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167687045

感想・レビュー・書評

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  • 野沢尚さんの本を初めて読んだのは2012年1月のことだった。
    読んだ本は「リミット」
    ミステリーとしてとても面白く、こんな作家さんがいたんだ!と嬉しくなった。
    が、その時すでに野沢さんは急逝されていた。
    今年に入って、野沢尚さんの名前をよく目にするようになった。
    それは脚本家としての野沢さん。
    有名どころの脚本家については、時として、「○○氏が脚本を手掛ける」と大々的にアピールされる。
    でも、ほとんどの場合、主演俳優や原作者の方が記憶に残る。
    そして気が付いた。
    知らず知らずのうちに、野沢さん脚本のドラマを観てきたことを。
    そのラインナップをみると、記憶に残ってるドラマが多数。

    野沢さんの本が読みたくなって、手にしたのがこの【ふたたびの恋】
    脚本家・野沢尚が描く恋愛小説は、ドラマを観ているようだった。
    とても切なくて、胸にしみる…

  • なんか切ない気分…
    作者のことも考えと余計に…

  • ドラマのような物語。とてもドラマティックだとは思う。表題作は脚本ができていく様をうかがえて面白い。

  • 脚本家でもあった、故野沢尚氏の短編を読みました。
    表題作の「ふたたびの恋」の主人公は脚本家。野沢尚氏だからこそ書けた話だと思います。
    息子の友達と心惹かれ合う主婦の物語「恋のきずな」、泣かずにはいられない「さよならを言う恋」、どれもテレビドラマになりそうなストーリーでした。

  • まさかの短編集( ̄▽ ̄)
    どの話も、なんだかヒリヒリするなぁ。苦しいなぁ。
    なんて思いながら。

    ☆ふたたびの恋
    ☆恋のきずな
    ☆さよならを言う恋
    ☆陽は沈み、陽は昇る

  • 【本の内容】
    「わたしを助けて」。

    休暇で沖縄へ来た脚本家の前に、かつての恋人が現われる。

    彼女は「恋愛ドラマの教祖」と呼ばれる売れっ子脚本家となっていた。

    土曜ドラマのためのシナリオを二人で作り上げていく、息苦しいような四日間の後に…。

    じんわりとせつない恋の短篇集。

    他に遺作となった次回作プロットを収録。

    [ 目次 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 短編3編ともどれも、ある年齢を経てから分る
    しみじみとしたほろ苦さ、胸苦しさで、ほんとうに上質のラブストーリーを堪能したと思える本。

    特に、表題の会話のシーンは素晴らしく、
    3つめの「さよならを言う恋」に至っては、
    主人公とその元妻の戻らないための繊細なやりとりは
    なんて切なく哀しいシーンだろう。
    このきゅーっとなる感じは、藤原伊織の「雪が降る」
    以来かも。

    野沢尚さんの本は初めてだったが、もっと読みたい。

  • 短編集。けっこう好きな話ばかりでした!

  • 故・野沢尚さんの本は長編しか読んだことがなかったんだけど、こういう恋愛をテーマにした短編もなかなか良いですね。
    特に脚本家を主人公にしている表題作など、業界の裏側が垣間見れるところなんかもあって読み応え十分。
    最後に収録されているプロットも良く出来ていて、こうやって小説を作っていったんだなぁということが窺えて実に面白かったです。

  • 評価は★3.5くらい。さらさら読めるし読後感も申し分ないのだけれど、さらさら読んでしまっている部分の説明がちょいちょいめんどうくさいので。
    どれも前向きな気分で読み終えられるすがすがしい話でよかった。

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