- 本 ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167688011
感想・レビュー・書評
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どもりの片鱗もない見事な解説である。知的な語り口に魅了される。ところがどうだ。エッセイはというと行間から毒が滴り落ちている。こんな面白いエッセイを読んだのは久し振りのことだ。どこか昔の小田嶋隆と同じ匂いがする。
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橋本孝治さん作の詰め将棋「ミクロコスモス」なんと1525手詰め!内藤九段40余年かけて作った詰め将棋の名は「ベン・ハー」
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29歳でA級八段に、夫人は囲碁の穂坂繭三段の先崎学さんの「浮いたり沈んだり」、週刊文春に2000.10~2002.4連載、2002.6刊行、2004.10文庫化です。とても面白かったです。解説の酒井順子さんの言葉が的を得てる気が~(^-^)「プロ棋士より将棋の上手いエッセイストは絶対にいないと思いますが、プロエッセイストよりエッセイが上手い棋士はここにいる。私はうぅむ・・・と俯くしかないのでした。」酒井順子さんのエッセイも楽しく素晴らしいですね(^-^)
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なかなかに軽妙で面白く、手軽に読めていい。
こんなに文章において素人離れしているのは、
資本論はじめ、活字好きだからなんだな。
他の本も読んでみたい。 -
リズミカルで読みやすくおもしろいエッセイだった。
編集者の注が内輪のものというかあまり性質のよくないものだったのが玉に瑕。 -
先崎さんのコラムシリーズ。何本この人のコラム本で書評を書いているんだろう。
コラムは時勢を切るものもあれば、賞味期限切れになるものもある。そんな中で、折々に本を出せていたということは色褪せないネタが多いと言うことだろう。
そんな先崎さんの持ち味が存分に生きてる本だ。コラムの内容はいつもどおり面白く、時に情緒的で素晴らしい文章を書く。見慣れない言葉もあり、勉強になる。
情緒的と言えば故 村山聖 九段に対するコラムである。先崎さんは村山さんを尊敬にも似た気持ちで見ていたらしい。先崎さんは若い時からお金を稼ぐ立場にあり、ギャンブルにも秀でている事から色々な人種と付き合ってきただろう。村山さんもそういう特別なタイプの人なので、馬があったのかもしれない。
内容は太鼓判押せるほど面白い。ぜひお読み頂ければと思います。 -
プロ棋士には、芹沢氏、内藤氏、河口氏などマルチタレントな人が時折現れる。。そういえば、囲碁より将棋の方が多いような気がするがこれは自分の経験によるものだろうか?
特に、内藤氏のエッセイには洒脱な感じがあったので、棋士のエッセイは楽しいというイメージを持っている。そのような背景もあって、先崎氏のエッセイも楽しみに読んでみた。大阪の神吉棋士との掛け合い漫才もとい解説もBSで見た記憶もあった。
結果からいうとちょっと残念だった。何か楽屋裏ネタが多く、棋士という特別な職業人のエッセイであれば、それを期待する読者も多くいるのかもしれないけど。
仙崎先生には悪いけど、改めて、羽生さんや望月氏ののエッセイ(といっていいのかどうか分からないけど)の凄さを感じた一冊でした。 -
先崎先生、棋士会のユーモラスさはよくわかり親近感がわきました。
ありがとうございました。 -
軽快なエッセイで、読みやすい。ユーモアもあって、文章もうまい。
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先崎学八段のエッセイ。
「プロ棋士のエッセイ」なんてまあ発想の勝利だねえ。
けっこう面白かった。
決して文章が上手いわけじゃないんだけどね。
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