- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167695019
感想・レビュー・書評
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読後感がもやもやして、すっきりしないが、そこがまた魅力か。2編とも巧みである。静岡弁もきどりなくいい。
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よくわからない。芥川賞選考会で物議を醸したとのことで読んでみたのだが。
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文章表現の仕方が好みだったけれども、どこかこなれない印象あり。
それはさておき、
「サーチエンジン・システムクラッシュ」という題名について考えたい。
サーチエンジンは検索したい語について、可能な限りの情報を私たちに提供してくれる。
男には知りたいことがある。
その情報を知るために男は検索をかけ始める。
しかし、検索する語自体が誤っているかもしれない。
また題名通りに、そのシステムそのものも壊れているのであった。
男は、二重の不可能性の上に立ちながら、池袋(=ネット)を放浪する。
気になったことがある。
目的からは無限に遠ざかっていくのにも関わらず、男にはあまり焦りが見られないようなのだ。
ネットにおいて、情報の海をただ横滑りしていく私たちのあり方もまた同じなのかもしれない。
本当は焦りを感じるべきか否かは私には分からない。 -
JUGEMテーマ:小説全般 図書館うろうろしてて、なんか気になるタイトルだったので手に取ってみた。 表紙がなんとなくかわいかったので、借りてきましたー。 ツ?これ。かわいい。 ツ?僕はある日、大学時代の同級生の「首藤」が殺人事件で逮捕されたことを知る。 首藤が供述のなかで言っていたある一言が気になり、大学時代の同級生に連絡をとってみたり、僕が最後に首藤に会った場所に向かってみたりするが…て感じのお話。 ツ?1999年に芥川賞の候補作になってたんですね。ということは純文学なのか、これは。 ツ?話の出だしは「お、これはおもしろいかも」と思っていたのですが途中から僕の行動がどんどん現実から離れて行って、わけがわからないよ状態に…。思わせぶりな人物が登場したり思わせぶりな思い出話をしはじめたり、何かキーなのかもやもやしました。まあ、きっと、そういうのを楽しむのが純文学なのかな。純文学あんまり読まないからよくわからない。 ツ?赤いチョークで街をまわる男の人のエピソードはおもしろかった。 このネタだけで書いた小説だったらおもしろかったかもと思った。
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「草の上のキューブ」も収録。どっちも現実かどうか不確実な曖昧な世界感を楽しむと思われる内容なので、向かない人には面白くないかと思われます。私はなかなか面白いと感じました。
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宮沢章夫初の長編小説。
何を表現したいのかが良くわからなかった・・・。 -
失敗
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期待はずれ。戯曲作家に小説は書けないのか。エッセイはおもしろいのにさ。
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