波の塔 上 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2009年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167697228

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は、男女の心理や昭和の社会背景を巧みに描き出し、読者を引き込む魅力があります。松本清張の言葉選びはシンプルながらも深い心理に迫り、古き良き時代の奥ゆかしさを感じさせます。特に、登場人物の個性が際立...

感想・レビュー・書評

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  • 複数巻の長編を平行に読破しよう月間。継続中。ハズレの松本清張。

    R省局長の過保護な娘、旅(古代史?)が好きな新人検事と、謎の会社社長に愛想のついた妻の3人の目線で進む、多分、省庁不正ミステリ。

    多分、というのは、上巻では結局何もわからず、いろいろと状況の積み上げだけなので、まだ事件らしきものも起こっていないため、よくわからんのだ。

    事件のお膳を立てている状況だから、よくわからんのは仕方がないとはいえ、長い割に、内容のない会話でボリュームだけ膨らましているような話なため、非常に印象がよろしくない。

    「清朝異色の恋愛小説」なんて書かれているが、清朝は女性目線のこういうのはダメなんだよな。海外旅行に向かった女性ツアー客の話もいただけなかったが、そこまでではないものの、「女性の気持ちなんかわからんから仕方がないだろ」と恫喝されているような、なんだかもやもやした気分で上巻終わり。

  • 松本清張の言葉選び、運びが好きだ。ゴテゴテした単語を使わないのに、いつのまにか深い心理に潜っているところが気持ちいい。やってることは今とかわらないんだけど、ちょい昔の男女の奥ゆかしさがくすぐったかった。デートにタクシー使いすぎだよ〜

  • 最近よく遊びに行く青木ヶ原樹海。ここが自殺の名所になるきっかけを作ったミステリー小説というので、どんなものかと読み始めたら半日で上巻を読み切ってしまった。

    あまり得意ではないミステリーだけれど、昭和中期の匂いが漂う描写に、今は失われた東京の地名などに興味をそそられてどんどん読み進められた。とくに、友だちで呉服屋の娘の和子が、持ち前のキャラクターと職権を濫用して、物語の核心にグングン迫っていくのは面白かった。

    頼子と小野木がクライマックスでどんな関係になっているのか、そして青木ヶ原樹海がどのようにストーリーに関わっていくのかが気になって、すぐに下巻を読み始めないと気が済まない。連載当時の雑誌の読者の気持ちがよくわかる…。

  • ストーリーとは別に感じたこと。
    男は稼ぐ代わりに何しても自由、女は養ってもらう代わりに忍耐っていう昭和的な暮らしに苦笑いしてしまう面はある。こんな時代がほんの少し前まで当たり前だったんだと違和感を感じることに気づいた。小説も時代が変わると読まれなくなっていくのかなぁと皮肉にも感じた。

  • 昭和も40年代以前の感じが漂う物語。上巻は、まだストーリーの序盤で、謎が多い展開。二人の男と二人の女がこの後どのように絡み合ってくるのか?楽しみな序盤。

  • どうなるんだろうとドキドキしながら読了。
    こに時代のお金持ちの話が大好きなので、
    登場人物たちの豪邸やお召し物など想像しながら読むのが楽しかった。
    後半どうなっていくのかドキドキです!

  • 1959年から約1年間、雑誌「週刊女性自身」の連載された松本清張には珍しい純愛小説。R省の局長を父にもつ田沢輪香子は、大学卒業後、初めての一人旅で木曽路でに向かう。しかし、宿泊先も国鉄駅での出迎えも父親の庇護下であった。唯一、予定にない遺跡を訪ね、偶然出会ったのが小野木喬夫という青年であった。小野木と輪香子の再会は、偶然、武蔵野情景が残る深大寺。しかし、小野田は既婚らしく美しい女性、結城頼子を連れていた。小野木は、新人検事。頼子の夫は愛人も多く、得体のしれない訳アリの仕事に携わっているようで、豪勢な生活を送っている。

  • 古き佳き時代の香り漂う大御所の作品。謎の既婚者・結城頼子と逢瀬を重ねる新人検事の小野木喬夫。小野木と偶然出会う田沢輪香子。果たして… 今のところ不倫と新たな出会いという感じで、ミステリーの要素は無し。大御所には悪いが、まあまあ。

  • 恋愛小説。きったはったはない。展開のわざとらしさに共感できず。登場人物の長ったらしい自己紹介っていうのが上巻の印象

  • レビューは下巻で。

  • 松本清張らしい1冊。
    夫のいる女を愛してしまった男、その男に恋心を抱く若い女の子、夫がいるのに他の男を愛してしまった女・・・様々な人間の心が映し出された、悲しくて、でもなぜか美しい物語であった。
    本当は妻を愛していたが、嫌われてしまった辛さを紛らわすように浮気をして意地悪をして、寂しい思いをした夫の心情が描かれているシーンが最も魅力的だった。

  • 樹海での自殺増加の一因となった本と紹介されており、気になって購入。
    物凄く深大寺へ行ってみたくなった。
    昔の女の人っていいな…
    言葉使いなどが優雅で。

  • なんでこの本買ったのか思い出せない。

  • R省の汚職
    政治ブローカーと検察の戦い
    ブローカーの妻と検察の不倫
    樹海へと消えていくブローカー妻

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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