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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784167698027
みんなの感想まとめ
人間関係の複雑さや感情の葛藤を描いた作品は、主人公が他者との距離感に悩みながらも、自身の感情をしっかりと分析する姿を通じて、読者に深い思索を促します。主人公は確信犯的でありながら、その行動が愛や拒絶と...
感想・レビュー・書評
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読書開始日:2021年11月27日
読書終了日:2021年11月27日
所感
【しょっぱいドライブ】
面白い作品だった。
どうしても「わたし」を好きになることはできない。
それは、自分が男で、さらに九十九さんと似たようなタイプだからだ。
全ての言動、行動に自信が無いが、自分の中だけで対処する術を身につけている。
全て背負い込む覚悟は持っている。
わたしは気の弱さに付け込んだ。
完全な優良物件のキープだ。
部屋探しをしているときと似ている。
表現がかなり上手い。
既視感がある。
それは自分の態度だったか、過去の女性の態度だったか。
目を背けたくなるほど体験したことがある作品だった。
【富士額】
ひきこもってしまった中学生の女の子の話し。
この女の子はつきつめればゆっくりしたかっただけだった。
お相撲さんのペースがこの子にはあっていた。別れの場面はお相撲さんがペースを乱し、女の子は正気にもどった。
お相撲さんから送られてきただるまのぬいぐるみで、お相撲さんの腕枕を思い出す。
一つの思い出
【タンポポと流星】
毬子のような人間は確かに存在する。
プライドが高いが精神的に弱いことを心のどこかでわかっているため、自分よりもさらに弱い人間を捕まえ威張る。
威張られた人間は、衰弱し、次第に判断が出来なくなる。
決死の覚悟で上京を1人で決めるも、委ね切っていた判断力は戻らず、会社でも男にもいいように使われてしまう。
結局最後までうだつの上がらない女だったが、毬子との適切な距離感を見つけた。
木崎のような男には反吐がでる
あれは告白のつもりだったのだろうか。私としては頼んでもいないのに聞かされ、重たかった
すれ違うたび、なにかひとつ、彼は楽しいことをしかけてきた。
花言葉はね、はかない喜び
このふたりはわたしをネタにして、引き合っているのだと思う。私抜きにしたいのに、まだ言い出せない仲だ。
【しょっぱいドライブ】
いいひとって結局ひとがいいってことでしかないんじゃないか
しゃべっていないと間が持たなかったからだ。でもしゃべることはお互いの名前しかなかった。
ああ役に立ったんだな
九十九さんはもくもくと一人の世界にいた。あまりにも自分ことだけすぎていた。
としよりにはとしよりの、秘密があるのだろう。全然おかしくないから、堂々としていたらいいじゃない
まずは博識ぶらない
遊さんはわたしの貞操なんてどうでもいい
返し切ったところで、この罪悪感は消えないだろう。もう、ありがとうございました、ではなく、ごめんなさい、許してください
夜のほう、からっきしだめで
釣り人=遊さん ふぐ=わたし
わたしがこのひとのそばにいたいのは、結局、先がみえているぶんやりやすいからなんだろう
一から、始める。ああなんて新鮮な響きだろう
九十九さんは、わたしの顔色ばかり見ている。だから車の中でわたしはまた!いいかげんなことをいって
血生臭さなんか、まるで縁のないままここまできたのだろう
こう言う暮らしには目が眩む
右半分ごっそりない
くるくる思考を変えて遊んでいる
【富士額】
どこにでもいるんだなとイヅミは思った。ずっと笑ってなきゃいけないって雰囲気を強制する人
【タンポポと流星】
あれは告白のつもりだったのだろうか。私としては頼んでもいないのに聞かされ、重たかった
すれ違うたび、なにかひとつ、彼は楽しいことをしかけてきた。
花言葉はね、はかない喜び
このふたりはわたしをネタにして、引き合っているのだと思う。私抜きにしたいのに、まだ言い出せない仲だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
芥川受賞作らしいのですが、私にはどれにも共感できず、良さがわからなかったです。
人間と人間関係を描いた作品とのことで、
それには、同意します。
文庫本サイズですぐ読めたのは良かった点です。
イギリスの図書館にあったので、借りて読みました。 -
読んでいて主人公や登場人物に共感したり魅力を感じることはないが作者の文章や言葉遣いは時折、面白いとは思いました。
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しょっぱいのは本の内容だと、憤慨した覚えが有ります。
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う〜ん…正直、で?という感じの作品…
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3編とも主人公は、ちゃんと感情もあって、分析もできて、やることやってる。
だけど、自分からも他人からも、なんか離れてる。なんか浮いてる。膜がかかってる。
…気がする。
快 or 不快? と来たら確実に不快。でも、それだけではなかった。 -
爽快なのかなんなのか、不思議な小説だと思いました。
しかし、演劇や鄙びた地方ドラマの語られるこの作品は結構私ごのみの要素が取り入れられており、読みやすいと思いました。
主人公がかなり確信犯的なのがイイのか悪いのか、なんとも判断がつきかねます。
でもこの小説を読んでなんとなく、今の自分このままでいいのかしら~っと、思わなくもない感じがいたしました。 -
こういう話をずっと読みたかった
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何とも言えない。
読み終わった後、ネバネバする。
セックスは愛に必要なのか。
愛とは人を好きになることなのか。
嫌い、だけど愛するってのもあるのかもしれない。
拒絶の中の愛。 -
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▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/151792 -
芥川賞
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天パの六十過ぎの九十九さんと34歳の主人公のお話。
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「タンポポと流星」がなんか良かった。どの主人公たちもなんだか自分を大切にする事が憚られるかのような、適度にだらしない感じが少し苦手だったし、力抜けてていいようにも思えた。不思議な感覚。
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うーん。心地よさがまるでない。
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表題作はほんと、何がいいのかわかんない。富士額のやつも。最後の話は何となく地方と東京の温度差みたいな感じが伝わって嫌いじゃなかった。
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芥川賞受賞作品らしいが、悪い意味で芥川賞らしい作品。表題作を含め、計3本の短編。
テーマは3本とも、「変な男と、したいでもないセックスをする」というだけの話。また、主人公が取り立てて生きる目標があるでもなく、定職についていないか、ついていても特にやりたい仕事でもない、というあたりが、どう見ても芥川賞に志向した作品なのだよな。
ところで、3本とも「変な男」がそれなりにキャラクターができていて、特に3本目の話には、あと2人強烈なキャラクターが登場する。
しかし、「いきずりのセックスをする」に引きずられて、何ら面白くもない話になってしまっている。1990年頃のマガジンハウス系女性雑誌の、半ページ小説の延長みたいな話だ。
「センセイの鞄」に似たような方向性なのに、雑念を加え過ぎたらつまらなくなりましたというような小説。
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