- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167698027
感想・レビュー・書評
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咸咸。是不好的意义。大相扑先生去情人旅馆穿着浴衣在福冈县?
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この物語は、老人である九十九さんと九十九さんに恩を感じている若い女性が、一緒に暮らすまでの物語である。
二人は仲が良くドライブしているが、それは九十九さんの優しいからしていると女性は考えている。また、二人は家族には言えない内緒の関係でもあった。
女性は九十九さんとドライブをしながらも、この人と今後暮らして行きたいと思うのだか、最初に好きになった男性:遊のことが忘れられない。九十九さんといる時も遊と一緒にいた時のことを思い出していつまでも気になって仕方がない。最終的に、九十九さんは優しい人だから、付き合ってみてダメなら別れると言う決断をした女性は九十九さんと少し離れた町で、一緒に住み初める。自分の利益にもならないが九十九さんは、自分がやりたいようにやっている。この姿に女性は新鮮なモノであるに思ったのではないか。彼女もだんだん九十九さんとこれから一緒にいたいと思い始める。 -
2002年下半期芥川賞受賞の表題作と、他に2つの短篇を収録。語り手は34歳のミホ。お相手は、推定年齢が61,2歳くらいで「「たるんだちくわ」みたいな九十九さん。一応は恋物語のようでもある。しかし、性交渉は「あったような、なかったような」ものだし、恋心を燃やすといった世界からは遠い。(おそらくは九州の)漁港のある田舎町の閉塞感もまた、あるようなないような。たしかに、併録の2篇も含めて、特に人間関係のありようにおいて大道珠貴に固有の小説世界があるだろう。それが評価されたのだろうが、読者層を想定しにくい小説だ。
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主体性のない女の恋愛を描いた3編。
どうも人物像がはっきりしない。
『しょっぱいドライブ』
30代の女が還暦過ぎたおじいさんと同棲をはじめるまでの話。
お互いどこが良くて一緒にいるんだ…?
という疑問が最後まで解消されなかった。
一番ひどかったと思うがこれが芥川賞受賞作。
芥賞にしたほうがいいとまでは言わないがなんとも…高尚な解釈を施せばいい作品に見えるかもね、という話。
『富士額』
博多に巡業に来た関取と14歳女子が肉体関係を持つ話。
主人公が文字面以外、14歳である必要がまったくわからない。
小説というには物語性がない。
気づいたら終わっていた。
『タンポポと流星』
主人公未散が東京で就職してからの人間関係&恋愛話をベースとしながら、幼なじみであり未散を召使のように扱う毬子との関係を描いたお話。
毬子が本当にムカつく女なのに主人公がのらりくらりとしていて非常にイライラする。
しかも問題はまったく解決せず、一体何の物語だったのかまったくわからない。
文章は雰囲気もあり読みやすいものの物語がしょうもないというかない。展開がない。変化がない。
テイストとしては朝倉かすみと似ている。
ちょっと変わっている女の日常。しかし朝倉さんよりも物語として起伏がない感。
この作品には解説がついていなかった。
解説するほどの物語ではないと言われても納得するくらい、なんだか平坦な世界だった。 -
芥川賞を受賞した表題作を含む3作を収めた短篇集。
いずれも20代前後の女性を主人公とした、ちょっとドロリな人間関係のお話。
人々が日常抱きがちな、でも隠して過ごしている負の感情を、
この登場人物たちは淡々とあけすけに見せてくれます。
正直読んでてあまり気分のいいものではなかったんですが、
身につまされるところがあったり、一方でそんな自分を
肯定してくれているような気もして最後は少し癒されました。
「タンポポと流星」が好き。 -
第128回(2002年下半期)芥川賞受賞作。他に2作品が収録されている。著者の大道珠貴さんは福岡出身で「タンポポと流星」は九州色を堪能できる。おすすめ。
<収録作>
・しょっぱいドライブ
・富士額
・タンポポと流星 -
60男×34歳女、力士×中2女子、歪んだ腐れ縁の友人…3つの短編は全てグロテスクな関係の話。人物描写がとにかくグロテスクでキツいが、だるくてどうしようもない空気感は著者ならでは。
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数日前に読了もすでに内容忘れる。
芥川賞受賞ということだが不快感のみが残った。 -
見たくないものを見せられたような感じ。ただひたすら気分が悪い
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30代の女性が60代の男性に徐々に惹かれていく話。
芥川賞ということで読んでみた。
読みやすい。
他に短編が含まれている。