決定版 失敗学の法則 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167700010

作品紹介・あらすじ

回転ドア事故、BSE、不良債権、三菱リコール隠し…。失敗はなぜ起こり、どう活かせば良いのか。今や全社会人必須のノウハウ「失敗学」の精髄が一冊に。「逆演算」、「仮想演習」、「親分道と子分道」など、32の法則が失敗の本質を明かし、創造的仕事のための知恵を与えてくれる。畑村流、実践的ビジネス書の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 105円購入2012-04-14

  • 著者の畑村先生は事故原因究明のスペシャリスト。失敗学の創始者?としても有名。定年前は東大の教授だったから、もし私が東大に入っていたらこの人の授業を受けられたかもしれないと考えると、返す返すも残念。余談はここまでにして、ここからは本題。失敗を単に失敗と捕らえると進歩がありません。これを改善、進歩の機会と捕らえて未来の行動をどう変えるか。それが重要なのです。最近、リコールや告知騒ぎが頻発していますが、製造業各社にはこの失敗を次へのステップと生かしほしいものです。非製造業の人にも、新しい知見が得られると思いますので、ぜひ一読を。

  • 失敗はなぜ起こり、どう活かせば良いのか。「逆演算」「仮想演習」「親分道と子分道」など、32の法則から失敗の本質を明かし、創造的仕事のための知恵を与えてくれる。政治や企業、スポーツ界で不祥事が相次ぐ今、学ぶべき点が多い「失敗学」の名著である。

    第1章 失敗学の基礎知識
    第2章 失敗の理解に不可欠な知識
    第3章 失敗から身を守る―組織の中の個人編
    第4章 失敗から身を守る―組織運営編
    第5章 失敗から創造へ

  • 失敗の多い人生を振り返り、読みやすそうな本から手にとって見た次第。失敗とは何か、どう活かすかについての学問のエッセンスを紹介するような本。恐らく学問的なものを、卑近な例をとって説明しているため、分かりやすいが浅くも、散在的にも感じてしまう。でも実は深々と書いてあったりもする、スルメのような本。

  • 16/9/19読了

  • 実践感がない。論理をこねくり回していて、すぐに会社を辞めるべき、何もことを起こすな、と共感できないワードが多数出てきて、途中で挫折した。

  • 私の働いている現場でも、起こるべくして起こるべくヒューマンエラーはやはりある。人と人とのつながりが生むノイズが原因?でも、結果を分析し、反映させるのは本当に大事。もちろん、授業でも。

  • 【選書者コメント】出来ることなら忘れてしまいたい「失敗」をいかに次回の成功につなげるか、論理的に検証されていて勉強になる。
    [請求記号]3360:361

  • 失敗を前向きにとらえるよう啓発した本。

  • 失敗は逆演算でからくりが分かる.
    まず、原因を要因とからくりに分ける.
    すると失敗=からくり×要因という関係になる.
    要因自体は他の人達も経験していることだが、他の人も経験していることだが皆が同じ失敗をするわけではない.そこには特異的な<からくり>が存在するのである.そのからくりを特定することが同じ失敗を繰り返さないために大事なことである.

    マニュアルは便利であるが、マニュアルに書かれていること以外は許されず、また多くのものをそぎ落として簡略化してしまった結果、技術の脈絡に融通性がなくなり技術の低下・人材の質の低下を起こしてしまう.よって、マニュアルだけでは予期せぬ自体に対応できず、大失敗を引き起こすリスクが高い.

    「失敗」は放っておくと成長する.

    告発は善であるという考え方で、小さな失敗を許し大きな失敗を防ぐ.
    ※失敗情報は、伝言ゲームと同じで、時間の経過とともに変質したり、減衰したり、伝言過程で単純化していく.歪曲されたり神話化する性質もある.
    ※失敗は「当事者の視点」から記述したものしか正確には伝わらない!!(客観的な失敗情報は役に立たない.)
    失敗した当事者がその時何を考え、どんな心理状態だったのか.失敗に直面したとき、どういう行動をとったのかという生々しい情報が一番大事である!!

    摩擦・軋轢があるのが健全な組織である.

    体質や発想などの「からくり」を自発的に変えることをせず、自分以外の外的な「要因」が変わってくれることばかりを期待してはいけない.

    ※失敗原因は、「未知」「無知」「不注意」「手順の不順守」「誤判断」「調査・検討の不足」「制約条件の変化」「企画不良」「価値観不良」「組織運営不良」の十種に分類でき、一つの失敗はこれらの原因が多層に重なって起こる、重大事故の後ろにはこの内の「組織運営不良」が必ず潜んでいる.

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著者プロフィール

東京大学名誉教授、工学院大学教授、工学博士。東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会・元委員長。消費者安全調査委員会・委員長。1941年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学教授を経て現職。専門は失敗学、創造学、危険学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。著書に『失敗学のすすめ』(講談社文庫)、『直感でわかる数学』(岩波書店)、『未曾有と想定外』(講談社現代新書)など多数。

「2020年 『図解 使える失敗学大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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