消し屋A (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2006年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167702021

感想・レビュー・書評

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  • うーん、まあまあ。ラストで野球選手が翻意したあたり描写不足だと思う。父親の若い頃とかめちゃページ割いてんのにな。この本自体もそうだし、消し屋が一番がツヤつけだよなあと思いながら読んでた。性同一性障害の事を病気と書いたりやっぱ20年くらい前の本だよなあ。当時にしては大胆だったんだろうけどな。

  • 2021年 69冊目

    『凶気の桜』に引き続き「消し屋」シリーズ二冊目です。『凶気の桜』と同じく芋づる式にみつけて図書館で借りました。

    『凶気の桜』では三ちゃんだった消し屋が福岡へ来て幸ちゃんとして仕事をする。

    三ちゃんだの幸ちゃんだの可愛い呼び方をするのは、彼女(彼氏)の性同一性障害の蘭子だけだけど。

    『凶気の桜』の映画では江口洋介が演じていたらしい消し屋。確かに小説の消し屋も江口洋介っぽくてちょっと格好よかった。でも今回は…。

    なんか話が纏まってる様なまとまっていないようななんともドッチラケ感を感じてしまいました。

    野球の描写とか、暴力のシーンとか細かく描いてはあるのだけど、興味を惹かれないからダラダラと感じてしまう。

    私の目標は次なる三部作最後なのでこの本はこんな感じでいいかな。



  • じゃまになった人間を依頼に応じて「消す」という、消し屋稼業の幸三(仮名)は、福岡の旧知のヤクザから、ホークスのキャッチャー真壁を殺さずに消すという依頼を受ける…。

    タイトルから予想はついていたけど、やっぱりヤクザの話か。ヤクザ絡みの話って、うまく乗らないと読めないんだよね。一方でこの本はと言うと、結構念入りに、ネチネチとヤクザの生態やら用語を説明してくれるので、読みやすい方では有ると思う。

    固定の名前を持たない殺し屋が、オカマの同居人と流れ者として九州は博多に降り立つ。表紙のイラストのとおり、無敵とも言える強さと技でバッタバッタと…と思うでしょ?しないんだなあ、これが。

    少なくとも、一般読者に馴染みのない(有ってたまるか)殺し屋稼業というものを「東京では殺しまくった」と過去の一瞬の回想にするのではなく、ちゃんとアンソロジー的に、盛り上げる序盤部分で短く紹介してくれれば、もう少し納得だっただろう。しかし、それがなくていきなり「普段とは違う」という話を振ってきたのは、ストーリー上失敗だったのではないかと思う。

    登場人物をかなり絞っている部分は好感が持てたものの、あんまりそれぞれのキャラクターが生きていないのも残念なところだ。

    序盤にあれはこうでとネチネチと用語や行動パターンを説明してくれるのは、資料を書き写しがちな女性作家に多いため、ひょっとしてと検索してみたら、普通に男性だった。ネチネチ部分のおかげで、全体にストーリーがドライになっている。覚醒剤やヤクザの用語部分では、書き慣れた風を装ってはいるが、全体に上っ面感は否めない。その分、初心者向けの読みやすい文になっているとは思える。

    タイトルでちょっと奇をてらった感があり、内容は堅実なら評価も高かっただろうが、内容も最初からひねられていてもうひと捻り出来なかったので、☆2ってところ。

  • 殺しは鮮やかそうなのに、この仕事は成功と言えるの? 途中の博打の話に熱が入りすぎたり、親方のオムツが心配であまり仕事っぷりが解らず。きっとすごい仕掛けが!と思って読んだのに。

  • 【死ねばいいのに(決め台詞)】

    どんなにいい小説も後ろの数ページ解説が下らないと、ああ。ってなる。その逆もしかり。

    本当に、この人読んで書いたの?脚本家と書いてあるけどただのお調子者で、目障り。

    解説は読む必要はぜったいにない。

  • とにかく普通に一定のリズムで単調に流れていく小説です。

  • よみやすくて、なかなかおもしろかった!
    料理やったら「普通においしい」て言うてるやつ。んだけ!

  • 殺し屋ならぬ消し屋の話。
    普通に面白かった。

  • 下品 x

  • 回想にしか出てこない人物ですら好きになってしまうから、飽きない。
    野仲純(18)には少し期待していましたが、それはともかく。
    ザクザク読めて、爽快。でも最後は少し落ち着いて読み終われました。

  • 言葉の選び方が好き。古臭いんだけど、違和感ないんだよね。
    ヤクザものだけどコテコテ過ぎないから良い。

  • 「消し屋」と呼ばれる主人公とおかまのヒロイン?が、依頼を受けて頭を捻るような手段で相手を消す。そんな小説。
    疾走感はありますし、消しの手法が面白いので呼んでみて損はないと思います。

  • オカマの蘭子とともに福岡に流れてきた消し屋の幸三。久々に訪れた博多のヤクザから依頼された今回のターゲットは、ホークスの名捕手・真壁。内容は、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消すという奇妙なものだった。野球一筋で真面目な真壁には、スキャンダルなど付け入る弱味がない。幸三が取った手段とは。

  • てんこう

  • 最初に「遠くて浅い海」を読んでしまったので、実は途中、二人の結末を思い出してなんだか余分な気持ちを抱えながら読む羽目になった。まぁそれは私のアンラッキーなので、これから読む方はまず、こっちを読んでから「遠くて・・」を読むことを推奨したい。

    オカマの蘭子と福岡にやってきた消し屋の幸三。存在そのものを「消す」彼の今回の依頼は、野球賭博にからむもの。チームのスタープレイヤー・真壁を試合の間だけ、消してほしいというのだ。しかも命は取らず、真面目一辺倒の真壁を自主的にサボタージュさせてほしいと。幸三が目をつけたのは以前借金を作って妻子を置き去りにした真壁の真の父親である、大神。クスリを打ちながら大神が語る転落の模様は生々しくもあり、うら寂しくもある。

    東京ボイスではボーカル、という糸でつながった複数の人生が綴られ、オーケストラのように各ポジションに順々にスポットが当てられたが、今回はピンでライトが強烈に当てられる。しかもひとえに真壁だけに。今回くっきりと描かれるのは光と、そうして、影だ。まっすぐに光に向かって歩む真壁には、その後ろの影に堕ちてゆく実父の姿は見えないし、大神からは逆光を背に、真壁はまぶしすぎるのだろう。

    長年連れ添った妻にさえ、食べられないことをひた隠す、真壁が鶏肉を食べられない理由。冷めた鶏肉がたべものからなにか別の、冷たくばさつく物体に変わったとき、それまでは確実に親子だった2人の時間が別のモノに変わったのだろうと思う。

  • 凶器の桜の殺し屋が主人公

    福岡が舞台でよくわかる土地ばっかでておもしろかった。

  • ホモとオカマとヤクザと野球選手と小学生と消し屋の話。
    キャラクターの描き方が漫画っぽく、文章も読みやすく、お話自体もすっきりしていて読みやすい。
    設定にアクの強さがでているけれどそれが気にならなければ、さらっと面白く読めると思います。ラストも綺麗にまとまってます。
    光と影の対決っぽいので深読みしようと思えば、いろいろできそうですが、文字の表面をさらっと読むだけでもそれなりに面白いです。

  • オカマの蘭子とともに福岡に流れてきた消し屋の幸三。久々に訪れた博多のヤクザから依頼された今回のターゲットは、ホークスの名捕手・真壁。内容は、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消すという奇妙なものだった。野球一筋で真面目な真壁には、スキャンダルなど付け入る弱味がない。幸三が取った手段とは。

  • <内容>
    オカマの蘭子とともに福岡に流れてきた消し屋の幸三。久々に訪れた博多のヤクザから依頼された今回のターゲットは、ホークスの名捕手・真壁。内容は、殺しはナシで、彼を一試合の間だけ消すという奇妙なものだった。野球一筋で真面目な真壁には、スキャンダルなど付け入る弱味がない。幸三が取った手段とは。

  • 凶気の桜の外伝?消し屋の三郎が名前を変えて博多に。今回は殺しなしでのお仕事。実際にやくざの世界には消し屋なんて職業あるんでしょうか?これ読むとありそうな気もする。ありえなそうな世界が無理なく描かれてる。
    この人の本はあいかわらず脇役のキャラ設定が面白い。どの人物も別の話の主人公になれそうな濃い人ばかり。

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著者プロフィール

1961年、福岡県生まれ。イラストレイター、マルチメディアクリエイターとして活躍後、「凶気の桜」(新潮社)で小説デビュー。2006年「遠くて浅い海」(文藝春秋)で第8回大薮春彦賞受賞。

「2018年 『触法少女 誘悪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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