獣たちの庭園 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2005年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (672ページ) / ISBN・EAN: 9784167705091

みんなの感想まとめ

歴史的背景を舞台にしたミステリーで、ナチスによるユダヤ人迫害の始まりを描いています。オリンピックが開催されるベルリンを舞台に、著者独特のトラップが散りばめられ、読者を最後まで引き込む展開が魅力です。特...

感想・レビュー・書評

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  • ナチスがユダヤ人迫害を始めた頃。
    オリンピックが開催されるベルリンが舞台。

    ディーヴァーならではのトラップ。
    最後まで展開が読めずに夢中になること間違いなし。

  • ディーヴァーにしてはあっさりと終わった。ところどころに仕掛けがあるが、小粒な印象。歴史ものとして捉えればまあまあいいかな。

  • 「ナチ=うすのろ」はバイエルンの方言ので卑語

    ヒトラーは五輪を「美の祭典」と名づけている
    松田剛…記憶が怪しいな…が、この時の写真を挙げていたように思う
    光の柱が天へ十本以上伸びるライトアップをされた建物で、いかにも威嚇的に美しい
    鷹や鷲の紋章も逆三角▼のは威嚇型
    (確か北条家は三鱗で▲三つ。蛇は鱗が自然に剥落しないので、怪我をしないと由来の鱗は落ちないんじゃあ?という話があった)

    ヒトラーは優生学も進めていたと思うが、彼の愛する純粋アーリア人系は金髪
    同じアーリア人だろうヒトラーは何故黒髪なんだろうと思ったものだけど、作中で戯れ歌「ヒトラーのような金髪」とあって、苦笑。
    その歌が当時歌われていたなら、大した皮肉だ


    どうして彼があれをポケットに入れ放しだったのかわからない
    処分していればコールに発見されなかったろうに
    コールといえば「ウィリ、ウィリ、ウィリ」
    と呼ばれるのがよい。こういう日常って、キャラの厚みが増す

  • いよいよ夏本番。食欲が無くなり、そうめんのような口当たりのよいものばかり食べがちになる。でも、それじゃあよけい夏バテしそう。栄養バランスのとれた食事と、適度な運動、睡眠、それが必要。

    読書もそう。このところ、軽くてさっぱりした作品ばかり読んでいる。重厚でエネルギッシュで、心躍る話を読まないと。
    最近、そんな時には迷わず、ジェフリー・ディーヴァー作品を選ぶ。残念ながら、人気シリーズは全部読んでしまったが、本書『獣たちの庭園』が大切にとってあった。

    本書はディーヴァーが初めて挑んだ歴史サスペンス小説だ。下準備に2年の歳月を費やしたそうだ。
    1936年夏、アドルフ・ヒトラーがドイツ帝国の国威発揚に利用した、第11回オリンピック開催直前のベルリンが舞台。主人公は、ドイツ語に堪能な、ニューヨークの殺し屋・ポール・シューマン。彼は米国海軍情報部の罠にはまり、これまでの罪に服して刑務所に入るか、それとも国家的任務を果たして罪を帳消しにしてもらうか、という選択を迫られる。やむを得ず任務を引き受けるが、その任務とは、ヒトラーの意を受け再軍備を主導するラインハルト・エルンスト大佐の暗殺だった。シューマンは、五輪に参加するアメリカ選手団とともに大西洋を渡り、ドイツに潜入する。

    面白い。やはりディーヴァーは裏切らないと、嬉しくなりながら読み始めた。正統派のサスペンス小説の趣き。ディーヴァー得意の"Twisted"は本書では抑制が効いていて自然だ。いつしか、虚実の境を忘れて小説世界を彷徨っていた。まるで映画のように、次々に脳裏に浮かび上がる映像が、わくわく感を煽ってくれた。

    出だしの、二者択一の強迫シーンは映画「ニキータ」のよう。要人暗殺ということでは『ジャッカルの日』が浮かんだ。そして、抑圧された国民生活の様子は、先日読んだばかりの『チャイルド44』が思い出された。この作品は、たくさんの上質な小説や映画のおいしいところだけをギュッと詰め込んだような、手に汗握るエンターテインメントに仕上げられていた。

    暗殺は成功するのか? 友情や愛情、そして生きることの意味に目を向けはじめた主人公・シューマンが、最後にとった行動とは……。

    皮肉にも、ガツンとくるディーヴァー渾身の1冊に、貴重な睡眠時間を奪われた。

    • マサトさん
      こんばんわ。
      先日、自分もディーヴァーの「獣たちの庭園」を読みました。さすが、ディーヴァー、夢中にさせてくれました(^O^)
      映画を観てるよ...
      こんばんわ。
      先日、自分もディーヴァーの「獣たちの庭園」を読みました。さすが、ディーヴァー、夢中にさせてくれました(^O^)
      映画を観てるような感じで、一気に読めてしまいました。
      trade-windさんも書かれてますが、読んでる途中で、「ジャッカルの日」が思い浮かびますね。この作品も映画化されないかなぁ、って思います。
      2012/01/17
  • なかなかすごい。
    ミステリとしてはやっぱり前提がひっくり返る終盤は驚いたし、ある人の企んでることの意味がわかると人物像が変わる転換もびっくりした。
    さすが

    2914冊
    今年142冊目

  • こんな時代物も書けるのか
    それにしても上手く乗ってる
    最後は予想外でしたけどね
    彼女とチャンちゃん・・とか
    コールとどこかで再開する・・・とか

  • とても面白かった。ナチ合う幹部暗殺のうらにアメリカ政府の陰謀が絡むどんでん返し。アメリカへ渡った途中で主人公と恋した女性が幸せになってほしい。

  • このミス海外編2006年版6位。リンカーンライムシリーズ以外のやつ。リンカーンライムもシリーズ重ねる毎にだんだん大袈裟になってきてるし、シリーズ以外の「静寂の叫び」が面白かったってのもあってかなり期待して読み始めた。結果はなかなか読めないやつでした。シリーズのやつだとスピード早すぎってぐらいポンポン展開するのに対してこっちはなかなか話が進まないのでかなり退屈。時代背景も不慣れだし読んでると睡魔に襲われたりした。結局ドイツ、アメリカの両国で繰り広げられる陰謀の部分がほとんど理解できなかったし、最後だれがどうなったのかがイマイチ不明。実験から救出された若者は誰だったっけとか、人間関係とかも良くわからず。しんどかったわ。

  • Jディーヴァは2冊目。相変わらず文体が上手い。
    ラストはこうなったかー、といったところ。
    この原稿量を読み切らせる手腕はさすが。

  • どんでん返しは、この作品でも健在ですね。

    途中まで、「あれ?普通のエスピオナージだな」と思っていたんですが、終盤、ジェフリー・ディーヴァーの本領発揮!(笑) どんでん返しが発動されました。いやぁ、そう来るんだ!と言う感じですね。

    暗殺のターゲットとなる人物は架空の存在だそうですが、この人物が主導するおぞましい計画は、その元ネタとなったものは有るそうです。ナチス怖いな。

    それにしても、ジェフリー・ディーヴァーのエスピオナージ。貴重な作品を見ました。リンカーン・ライムシリーズ、あるいは、キャサリン・ダンスシリーズと違い、新鮮で良かったです。

  • 2017/08/24読了

  • この作者には珍しい歴史ものミステリー。
    歴史と言っても 1936年。
    ベルリンは行った事があるしストーリの流れも
    飽きさせず、面白かった。

  • 初めは中々読み進むことができませんでしたけど・・
    何回も行きつ戻りつを繰り返し(笑)
    後半からやっと頭に入ってくるようになりました。

    まさか~の展開にビックリ。
    主人公はあれで良かったのでしょうか。
    私はなんだか気の毒で寂しいなって思ってしまいました。

    著者あとがきを読んでいたら以前見たテレビ映画「ヒトラー」を思い出しました。

  • ディーバーはジャックヒギンズの鷹を意識して書いたと思う。面白さは同じか。よりあの当時のドイツの描写ができていて、ストーリーに真実みを感じた。

  • ●2020東京五輪記念読書! …というわけではまったくありませんが、読んでる最中に決まったのでご縁を感じる一冊。

    ●舞台は1936ベルリン五輪。「前畑ガンバレ!」のアレですよ! レニ・リーフェンシュタールのアレですよ!!
    しかし両者はまったくもって登場しません。存在しないようだ。
    主人公は、米海軍情報部に五輪に紛れてナチスドイツの有能政治家(でいいのかな?)を米海軍情報部に暗殺させられる羽目になるボクサー崩れのNY在住の殺し屋。
    いろいろあって、米国関係者や現地の人と目的達成に向かってがんばります。
    が、がんばって…?(´Д`;)

    ●ディーヴァーなので、騙したり騙されたりするのはあたりまえ。
    皆様の感想拝見すると、「なんかいろいろ甘いんじゃね?」」的なご意見が多いようですが、そこはあんまり気にならなかったなあ。映像が浮かびやすい文章&展開なせいでしょうか。映画のノベライズと思えば至極納得。←ほんとにノベライズなわけではありません。たぶん。

    ●五輪に問題児はいらんからな!邪魔するんじゃねーよ!!で賞。実際、金も人も必要=超めんどくさいので。
    いやあ都民でなくてよかった。オモテナシ☆はおまかせしますよ…!(´Д`;;)←ひどい。実際五輪も各種W杯も嫌いじゃないが、世の中めんどくさいのがいかんのだ。

  • ジェフリー・ディーヴァーにしては、珍しい歴史もの。
    しかも、ドイツ、ヒトラー、ユダヤ人迫害も踏まえて。
    ジャンルが違っても、いいもの。
    うまい作家は、裏切らないね。
    楽しかった。
    結構、はらはらどきどきしました。

  • カタカナの名前がゴチャゴチャしてしまって苦労しました。ディーヴァにしてはどんでん返しが小粒ですね。フォーサイスのジャッカルの日を思いだしました。

  • ちょっと長い。。

  • ベルリンを舞台にしたミステリー。ジェフリー・ディーバーの中では、凡庸な作品といっていいだろう。つまらなくはないが、興奮もない。

  • ナチス政権下のベルリンの閉塞感と、主人公がどう行動するのか…ドンデン返しもありで浸った。結末はびっくり。
    獣園ーティアーガルテンを散策する機会があったらこの作品を思い出して負の歴史を体感するんだろうな。

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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