真夜中の青い彼方 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2006年9月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167705299

感想・レビュー・書評

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  • たまたま手に取ったらアメリカ探偵作家クラブ新人賞受賞作品、と言うことで読んでみた。
    フロリダ、エバーグレーズが舞台で、リタイアした警官である主人公が事件に巻き込まれていくわけだが、あくまでも一人称で事件を詳細に描いていく辺りは、なるほど正統派ハードボイルトと言えよう。
    主人公のキャラや過去のエピソード、陰影のある登場人物といい、丁寧に描きこまれている。
    そして、広大な湿地帯が舞台であるだけに濃密な自然描写がふんだんにあって、どこかジェイムズ・リー・バークやC・J・ボックスなどを彷彿とさせる。
    ただ、ミステリーとしては、話が単純すぎて物足りない。
    昔であればこれもアリかもしれないが、今のハードボイルトはもっとプロット自体にもヒネリがないとインパクトに欠ける。筆力はあるので、次の作品に期待。

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