白い首の誘惑 (文春文庫 シ 17-2)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167705459

感想・レビュー・書評

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  • 前作で準主人公だったジェーン・リゾーリ刑事が主人公のシリーズ2作目。
    ジェーンの欠点だらけだけど絶対に逃げないというところが大のお気に入りです。今回かなり追い詰められてますが…
    謎解き要素はより少なくなったけれども緻密な犯罪現場と死体の描写が素晴らしく、狩るもの(刑事)が刈られるもの(被害者)になるサスペンス部分は本当に嫌〜な緊迫感があります。
    相変わらず突然会話ばかり続くシーンが多いですが、会話の内容自体は小気味よく、ドラマ版の軽妙なやり取りの演出だと思えばこれもまた作者の味かな…と。
    ただロマンチックサスペンスと銘打たれてますが、さほど恋愛要素は強くなく個人的にはFBIの男云々はどうでもよかったかも。
    ジェーンなら一人で乗り越えられた気も…

    シリーズものはちょっともの足りないくらいが次に期待できてちょうどよい塩梅なのかな。

    アイルズ先生は本当に登場しただけでした。残念。しかし次巻はアイルズ先生が主人公とか…!

  • 女性刑事として高いプライドを持ち、怒りを持ち続けるリゾーリ。前作「外科医」で凶悪な殺人犯から逃れた彼女だが、その後遺症が?女医さんがいちぬけして、大丈夫かな?と思ったけど、安定して面白かった。しかし、真相は意外とあっさりいっちゃったな……。とちゅうまでが面白かっただけにちょっと残念。

  • 専門分野は相変わらずの冴え、人物描写もよくなってきたと思える二作目。

  • 主人公の女性刑事が魅力的だが犯人もなかなかの狂人。しかし羊たちの沈黙に少し似ているかも。

  • リゾーリ編
    恐怖におののくリゾーリ。

  • ドラマ先行で知ったせいか、人物造形はドラマ版の方が断然好き。

  • 前作の主人公であるリゾーリのパートナーは新婚旅行の休暇のため不在。
    前作では「強い女」だったリゾーリが『外科医』から受けた傷によって、自分の認めたくない弱い部分に直面してうろたえていく。
    相変わらず肩肘張って生きていく様は健在だけど、ところどころにほころびが。自宅に帰っても全ての部屋の安全を確認してからでないと落ち着けない。
    そんな自分が嫌になっている上に、FBI捜査官に惹かれていく事でより動揺していく。

    前作にも増して、ハラハラドキドキでした。
    ただでさえ手がかりの少ない犯人『略奪者』に加えて、『外科医』の脱獄。さらにこの2人がチームを組み、リゾーリが標的になってしまう。
    きゃーっ!

    今回は外科医の手紙の内容がなんとも不愉快。
    結局略奪者は射殺され、外科医は全身麻痺になってしまうんだけど、まだ安心できない感じで終わりました。だってまだ生きてるからね!
    まだシリーズとしては続くようなので、今後またどう外科医が絡んでくるのか?FBIとの関係はどうなるのか?とか気になる点はイロイロとあります。

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