復讐はお好き? (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2007年6月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784167705497

みんなの感想まとめ

軽快なテンポで進むストーリーが魅力のミステリーで、思わず笑ってしまうシーンが満載です。結婚記念日に夫に海に突き落とされた妻ジョーイが、その水泳の腕前を活かして復讐に挑む様子は痛快で、読者を引き込むスピ...

感想・レビュー・書評

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  • 杉江松恋さんの『マストリード100』から。
    肩の力を抜いて楽しめるミステリー。
    めちゃくちゃ楽しかった!!

    カール・ハイアセンはアメリカでは絶大な人気を誇るベストセラー作家らしい。

    結婚記念日のクルーズ旅行で、夫に夜の海に突き落とされた妻のジョーイ。
    でも彼女は水泳が大の得意だった!!

    最初の2行目でもう海に落ちるスピーディーな展開!

    夫のチャズは情けなくなるほどのクズっぷりで、下ネタ連発に最初は引いたけど慣れてくるとアホ過ぎて笑える。

    脇役達も変なキャラクターで光ってる!
    どの登場人物も憎めないけど、お尻に銃弾が残っていてその痛みを取るために強力な貼り薬をベタベタ貼っている毛むくじゃらの大男トゥールが名脇役で最高だった!!
    ぶっ飛んでるけど段々と最高の味を出してくる。

    環境破壊問題がメインテーマでフロリダの湿地地帯を感じたり、笑えて、痛快で、読後感も良い!

    楽しくて痛快なアメリカのコメディーミステリードラマを観てるみたいだった。
    自分好みの本に出会えて嬉しい!

  • カール・ハイアセンの長編作品。2000年代には多かった邦訳が最近は絶えて久しい。かく言う自分も、ルー・バーニーとの比較や、クレイヴンが作品内で触れてたくらいしか知らず、初読の作家。

    新婚旅行中にクルーズ船から夫に突き落とされたジョーイ。なんとか一命を取り留め、たまたま助けてくれたミックと共に、あの手この手で夫へ復讐する。

    痛快。この一言に尽きる。ジョーイのキャラがサバサバしていることもあり、読んでいてスカッとさせられる。夫チャズのツイていなさっぷりが半端なく、自業自得とは言え気の毒に笑

    大型のニシキヘビを飼う刑事や、十字架を集めるボディガード、とんでもなく美人な友人、引きこもりの兄など、キャラが濃すぎて渋滞気味。その中でもボディガードが中盤以降非常に良く、彼のストーリーはグッとくるものがある。
    (謎の老人も出てくるが、どうやらハイアセンの作品にたまに出てくるキャラだったよう。)

    サクッと痛快な娯楽小説を読みたい方にぜひおすすめの作品。

  • 日本人にも面白さが分かる翻訳小説と言うんでしょうか??
    痛快なコメディ♪
    海外作品の「んん??」ってなるような会話のキャッチボールが凄く邦作に近くて読みやすかった。

    アホ過ぎる程の旦那チャズと、そのアホ旦那に殺されかけるジョーイ。

    分厚いので飽きるかな~って思ったけど、そんな事なく読み切れた!!
    ジョーイの分かりやすい復讐と、脇役トゥールの変化、同じく殺されかけたリッカも面白かった。

    こんなに読みやすい海外作品なら、また読んでみたいです。

  • 図書館の本で時々ツボにはまる本に出会います。コミカルな内容とテンポは私は大好きです。

  • 面白い

  • まるでハリウッド映画をみているようなスピード感。エンディングもすっきりした爽快な物語で、楽しく読み終わりました。乱読しているとしっくりしない本、もっとはっきり言えばつまらない本にもぶつかります。それでも、この本のような面白い本に出会うことができるので、やはり本を読むのはやめられません。

    ストーリーは実にシンプル。夫に殺されかけたものの奇跡的に助かった妻が、仕返しをして懲らしめる……一言で言えばそんな感じです。ただ、そこで登場する人物たちが実にキャラが立っていて、目が離せないのです。特に夫・チャズのダメ男ぶりが際立っていますが、チャズの用心棒・トゥールが徐々に成長(?)していく様子も魅力的。読了後は、「ああ、面白かった」と映画館を後にするときのような満足感につつまれました。ミステリーというよりも、コミカルなサスペンスというべきなのかな。

    この本を手に取ったきっかけは、著者・カール・ハイアセンの新刊「これ誘拐だよね?」が書店で平積みになっているのが目にとまったこと。そこで、同氏の著作3冊を見比べて、まずは「復讐~」を読んだ次第。正解でした。ただ、それでは次に「これ~」を読むかと言えば微妙なところ。ぱらぱらとめくった限り、登場人物の使う言葉の古さが引っかかったためです。当面は、次に進む前に「復讐」を「復習」しておこうかと思います。

  • 無人島に初見の男女が取り残される映画「6デイズ7ナイツ」を思い出した。調べたら主役は40代のハリソン・フォード。本作のミックもそんな感じだったら、もててもおかしくない。
    殺されたはずの妻ジョーイは少し苦手なタイプ。行ってはだめ、触ってはだめといったルールをすぐに衝動的に破ることにイライラ。しかし、夫を怖がらせるために嬉々として嫌がらせするところはキュート。枕元に顔が切り抜かれた写真が置かれていたら、眠るのが恐怖になる。

    サスペンスというよりコメディ。はちゃめちゃな展開を楽しむ小説。

  • 唐突に夫に殺されかけるも、奇跡的に助かり、夫に復讐を決行するといったあらすじ。

    復讐と聞くと血生臭い話かと思うかもしれないが、非常にコミカルで読みやすく、さしずめドッキリ番組でリアクションを楽しんでいるような感覚で、楽しく読み進めることが出来た。

  • 浮気性のクズ夫が妻をクルーズ船の旅行へ誘い出して、海上で妻を海へと投げ落としたが、妻は水泳経験があったのでなんとか生き延びて、夫に復讐するという話。
    脇を固める登場人物が曲者揃いで、中でもクズ夫のボディガードとして雇われたトゥールという名の大男は、以前に銃撃された時の弾が尻の中に残っており、その痛みを和らげるため老人ホームに忍び込んでは入所者から鎮痛シップを剥がして奪っているというブッ飛んだ設定。交通事故現場に供えられた白い十字架を引っこ抜いては自宅の庭に持ち帰って飾るのが趣味という変人で、なのに途中からステキな良いヤツというキャラになる展開に大笑い。
    トゥールを主人公に据えた物語があればぜひ読みたいという気持ちにさせてくれました。

  • よ、読みきった…!と自己満足中です。
    解説に故児玉清さんもハイアセンが出るたび原書で読んでいたとあり、買った一冊。

    2007年の初版で2009年の6刷を買っているのですが、何度トライしても文字が滑り、苦節13年…
    今回は驚くほどサラサラと最後まで読めました。
    環境問題、妻殺し、復讐(笑)…重いテーマが軽妙なタッチで描かれている、不思議な味わい。
    結末はハッピーエンドで、後味のよい読後感ですが、やっぱり金かよ…と思わずにいられません。

    主人公よりも、たくさん出てくる脇役たちがみんないい味出して、ワンコやニシキヘビまで強烈な印象を残していきました。
    勧善懲悪、かな。
    復讐というか、手の込んだ仕返し。逆恨みとかではないので、穏やかに読めました。

    ただ、ミステリではなく、エンターテインメント。
    なので、星3つ。求めていた感じではなかったので…
    でも、おもしろかったです。


  • 夫に船から突き落とされた妻が夫のに復讐する話。スピーディーな展開とユーモラスな翻訳で復讐という題材にもかかわらず気楽に読めるかが…それにしても長いと思った。妻が一方的に夫を追い詰めるだけなので、もう少し妻側にピンチがあっても良かった。夫はともかくその上司はもう少し手強い相手にしても良かったと思う。

  • 何にも考えずに楽しめる。
    ブラックコメディと言えるような内容なんだろうけど、下ネタと、環境問題
    という組み合わせのせいか
    ブラックよりもコメディ強め
    と言うより下ネタの連発

    北欧ミステリー読みすぎて
    暗くなってた合間に読んだからなおさらその印象が強いのかもしれない。

  • 快調なテンポで読み進められるよくできた作品。ミステリーではないけど、コージミステリ―のように読み進められる。でも最初の100ページを読んだあたりから、飽きてしまった。話の展開も見えてくるし、水戸黄門を読んでいる感じ。私のわがままだとは思うけど。

  • 図書館で。確かに愉快なミステリーです。ちょっと下品だけど。

    それにしてもお金があって寂しい30代女性はこういう口先だけのオトコに引っかかるのか。もう少し…と考えなくもありませんが。それにしてもチャドがある意味突き抜けたイヤな野郎なので何が起こってもまあコイツなら仕方ないと許せてしまう恐ろしさ。でも底抜けにアホで俗物だから憎むほど嫌いにはならない辺りキャラ設定が上手だなあと思います。周囲に居たらイヤだけど。
    そして対照的に奥さんもガールフレンドも奥さんの親友も強い、強い。やはり女性は強いなあ。そして作中一番気品がある老婦人も。
    ある意味良かったねえと言える結末でした。面白かったです。あの後チャドが野生の生活に目覚める…という展開は無いだろうなあ、たぶん。

  • 表紙のフォントが可愛いってだけで読んだら地雷でした。ミステリじゃないじゃん…。海外ドラマのような軽い文体軽い内容でどうも好きになれず。
    まあ、ただ合わなかったってだけなので好きなひとは好きなのだろう。

  • #bookoff

  • とことん復讐だ。やられっぱなしで泣き寝入りなどできるかー!と、思ってはみるものの。大抵は泣き寝入りである。それが現実ってやつである。
    ので、大変に胸がすくのだ。

  • 設定はいいが内容がつまんない。

  • 266pまで読了。から2度目貸出しで読了
    ・痔を患うヤマネコのような声をあげながら、p118
    ・漂白剤を飲んだような唸り声をあげていた p163
    ・フェンニタルの貼り薬は一枚また一枚と効果を失っていく p202
    ・エミネムの記事が出ていた。若くして金と名声を勝ち取り、女にモテモテなのに悩みは尽きないらしい。

    よかった。
    展開がむっちゃスピーディ。
    名物キャラのスキンク爺さんにも会えたし満足。ほかにも変なキャラ満載。蛇愛好家のローゼンバーグ警部とかね。でも一番好きなキャラは尻に銃弾が入ったままの毛むくじゃら猿人オトゥールと介護ホームの毅然とした貴婦人ポーリーン婆ちゃん。この二人の関係がすごくいいんだよなあ。
    比喩もさえてる「食道を飲み込んだカラス片が通るような不快感」とか。
    間抜けなチャズと悪徳農園主の最後はもう最高です。

  • 2008年版このミス海外部門2位。

    ミステリィというと推理物を想像しがちですが、
    本作は当てはまりません。
    事件は一番最初に起こるし、犯人もわかる。
    で、動機も早い段階でわかる。
    じゃあ、何が面白いのかと言うと、殺されたはずの奥さんは
    実は生きていて、殺そうとしたダンナに復讐を試みるのです。

    復讐、というとドロドロな感じがしますが
    読んでて感じるのは、むしろ爽快感。
    ふ~ん、こういうところが2位な理由なのかな。

    何か読みたいんだけど、推理で頭を使いたいと言うほどでは・・・
    と言う時に読むのをオススメできる作品です!

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