魔術師 上 (文春文庫 テ 11-13)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167705688

作品紹介・あらすじ

ニューヨークの音楽学校で殺人事件が発生、犯人は人質を取ってホールに立てこもる。警官隊が出入り口を封鎖するなか、ホールから銃声が。しかし、ドアを破って踏み込むと、犯人も人質も消えていた…。ライムとサックスは、犯人にマジックの修業経験があることを察知して、イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。

感想・レビュー・書評

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  • 今回の敵は魔術士マリック!
    ハンドパワーです!きてます!

    すいません…マレリックですね♪(´ε` )

    神出鬼没、煙に巻かれてライムが殺されかけます!

    グレーテスト・ショーマンのヒュー・ジャックマン
    素敵ですね♪あの曲がエンドレスで脳内再生中

    ちょっとちがうか〜下巻に突入( ̄▽ ̄)笑

  • リンカーン・ライムのシリーズ5巻目。
    今回は中盤で連続殺人犯の「魔術師」が、ライムを襲い直接対決!各犯行後に、要点をまとめた捜査ファイルが記されていて親切。

  • 2度目の購入です。
    最初はブックオフで500円のハードカバーでした。
    本の厚さを感じさせない展開の早さと、
    二転三転する物語は惹きつけられます。

  •  音楽学校で発生した殺人事件、犯人は人質をとって立て籠もるが警官が中に踏み込むと犯人も人質も消えていた。マジックとイリュージョンを駆使する犯人に、ライムとサックスが挑む。

     相変わらずの安定した面白さ。特に今回はイリュージョニストという華麗で魅力的な犯人像で、犯人とリンカーン。ライムたちの頭脳戦は惹きこまれること必至!

     上巻ながらツイストあり、先の読めない展開に、もうこんな場面持ってくるの、というクライマックスさながらの対決シーンまであって、本当に読者を飽きさせない作品です。作者のジェフリー・ディーヴァ―のサービス精神がうかがえます。

     そうした派手さがありながらもディテールがしっかりしているのもまた魅力。イリュージョンの話はもちろんのこと、犯人の次のターゲットに気づくヒントとなるのが、科学捜査に基づいた細かい証拠で、華麗さと繊細さをしっかりと両立させています。

     ますますスピードが上がってくることに期待しつつ、下巻に入ります。

    2005年版このミステリーがすごい!海外部門2位

  • いきなりモノローグで始まるので、何事かと思ってしまいました。

    今回の犯人は、今までと同様に、いや今まで以上に強力。証拠がどこまで役立つのか?

  • 元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第5作。下巻まで読了。
    これまでにも増してどんでん返しが多い。なかなか安心させてくれないから、目を離せずに読み切ってしまう。犯人が凄腕のイリュージョニストというのは反則的ではあるけれど、古き良き名探偵ものの香りがあって楽しい。

  •  リンカーン・ライムシリーズ何作目かな。こうも続くとマンネリにならないように書く方も大変だろう。しかもあっと言わせるどんでん返しが売り物だけになおさらだ。読むほうも十分に警戒しているからその裏をかくのは難しい。そこで裏の裏をかくことになる。最後のちょっとしたエピソードはまさにそれだ。ほうらやっぱりと思わせてひっくり返す。思わずニヤリ。それ以外はいたってまとも。倒叙部分で犯人像をつくりあげて躱したり、真の動機を隠したり、逆にライム側がしかけたり、いずれも想定の域を出ない。それより今回は小道具としてのマジックがなかなかおもしろかった。ただ、デルレイが登場しないのはちょっと残念だな。

  • 魔術師(イリュージョニスト)、マレリックが次々と起こす殺人(未遂)事件。現場から見事に消える手口、変装術、ピッキングは常人離れしている。著名なイリュージョニスト、フーディーニの演目を模した、おぞましい殺人の手口は何を意味しているのか。マレリックの最終的な目的は何か?

    大胆不敵な殺人鬼に挑むのは、脊髄損傷による四肢麻痺の科学捜査専門家、リンカーン・ライムと、その弟子にしてニューヨーク市警鑑識課員のアメリア・サックス。

    次々と事件が起こるなか、ライム、サックスらは(びっくりするほど)素早く緻密な現場検証を済ませ、遺留物を様々な角度から科学分析して犯人の痕跡を掴み、カーチェイスの末何とか犯人を追い詰めようとするが、手品のように捜査の手をすり抜けるマレリック。その挙げ句、ライムの寝室を襲う大胆不敵さ。

    上巻では、たった1日しか時間が経過していないのが嘘のように、とにかく盛りだくさんの展開だった。

    サックスが目となり、車椅子のライムが推理する。典型的な、安楽椅子探偵ものだな。イリュージョニストが技を駆使して犯行におよぶ、というアイデアが奇抜。

  • リンカーン・ライムシリーズ#5。マジックやイリュージョンの世界を舞台に繰り広げられる、探偵と連続殺人犯との「化かし合い」。

    ジェットコースターさながらのドンデン返しがディーヴァーの真骨頂だけど、それがマジックの「ミスダイレクション(誤導)」の手法と共鳴して、いっそうの緊迫感を呼び起こす。

  • リンカーン・ライムシリーズ第五作。

    イリュージョニストのお話。
    犯人の狙いがくるくると変わって戻ってきたのには、
    ちょっとがっかり。
    前作で実力を認めていた中国の刑事を死なせてしまった反省からか、
    新人イリュージョニストに手を貸す場面は余計な気もする。

    (下巻へ続く)

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著者プロフィール

1950年、シカゴ生まれ。ミズーリ大学でジャーナリズムを専攻。雑誌記者、弁護士を経て40歳でフルタイムの小説家となる。科学捜査の天才リンカーン・ライムのシリーズ(『ボーン・コレクター』他)や“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスのシリーズ(『スリーピング・ドール』他)は全世界でベストセラーになっている。ノンシリーズ長編小説、短編小説など人気作品も多数刊行
『ブラック・スクリーム 下 文春文庫』より

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