- 文藝春秋 (2009年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784167705817
みんなの感想まとめ
歴史的なテーマを扱いながら、緊迫したストーリー展開が魅力の作品です。南北戦争時代の黒人に対する仕打ちと、現代における事件を巧みに絡めることで、過去と現在の繋がりを描き出しています。登場人物たちの成長や...
感想・レビュー・書評
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140年前の黒人奴隷、その歴史に関する内容を今更ながら知れた…
子供の頃に姉と2人で選んだ映画を父親が連れて行くという我が家の慣例行事があった。
2人とも子供のくせに何故だか「ルーツ」を選んだ。
子供心に強烈なインパクトで悲しかった記憶があり、今作はそういう意味でもグッとくる部分が多かった。
今作も予想を裏切る事なく三回転半ひねりのでんぐり返しです(*´ー`*)
子供相手で皆んな優しかった笑笑
無事助かった新人君は今後も登場かしら?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
南北戦争時代における黒人への仕打ちを物語に絡め、現在の時間で起きている事件と、140年前に起きた事件の両方に意味を持たせながら解決していくプロットが見事。『石の猿』と同様、国際情勢に対する著者の意識が反映されており、アメリカ史という題材に差別の面から目を向けている点にはディーヴァーという作家の誠実性が感じられた。題材が重い分、事件自体もこれまでに比べると憂鬱な内容。しかしリンカーン・ライムシリーズ印のジェットコースター的展開と、ラストで一気に収束するストーリーテリングはここでも発揮されており、深みと驚きの合わせ技を堪能できた。重苦しい内容なこともあって、ラストに差し掛かる光には心が温まる思い。
というわけで『ウォッチメイカー』再読の準備が整いました。楽しみだ。 -
博物館内にある図書室で解放奴隷の記事を読んでいたジェニーヴァは何者かに襲われた。現場に残された証拠品から強姦目的かと思われた事件はやがて様相を変えていき……140年前と現在を繋ぐ事件の行方は→
アメリカの黒人奴隷解放や憲法成立が語られるシリーズ6作目。
“5分の3の人間”という意味が最初わからなかったんだけど、読み進めていくと「あぁ」となるし、マジ選挙行こうって思った(本筋と関係なし)
物語としては今作も見事にひっくり返してくれる。何度も。マジで何度も(笑)→
今作は私の推しであるベルが出ずっぱり(ジェニーヴァを警護する係なので)で嬉しい。もう一人の推し、デルレイもいいとこで登場するし、キャラ小説としてもホクホク。
あと、ラストがとてもいい。物語のベースが辛いだけに、ラストの主要キャラの決心には光が見えてとても良い。 -
リンカーン6作目
リンカーンシリーズを再読中
内容は覚えていなく、新刊のように読んでいる
追いかけて追いかけて捕まらず
そうかと思えば方向転換したり
過去に読んでいるのに、予想がつかないまま楽しく振り回された
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アメリカの歴史、貧困層の現状、文化を織り交ぜながらの犯人の追跡。
なかなか勉強になりました。
個性的な暗殺者もよかった。 -
セリットーに焦点を当てるという試みは、
外れてもいないと思いますが、
作者が、読者の期待(どんでん返し、
科学推理)にどう応えようとしているかの
迷いのような気もします。
今回は、科学捜査から、アメリカの歴史、
そして、法律?まで物語が広がっています。
ただ、どんでん返しが、最初の頃に比べ、
物足りなくなってきている気がします。
そこが残念。 -
前作『魔術師』が面白くて(翻訳本を楽しく読めたこと自体も嬉しくて)そのテンションで読もうと手に取った本作でした。けど、エンジンかかるのに少し時間はかかったのだけど、前作登場のキャラクターや、知ってるキャラクターが活躍していく場面が心地よくて、シリーズものを読む良さを感じた。
狙われる少女が単にか弱い守られるべき存在と描かれてはおらず、芯のある女性として描かれており、そこがより応援したくなると感じた。
犯人がターゲットを狙う様や、ライムたちが犯人にどう迫るかを交互に描くところがたまらなく面白かった。 -
どこまでも転がされる感じです。
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上巻を読んでいた時にずっと感じていたのは、140年前の冤罪事件が、なぜ現代の女子高性を殺害しなければならないことに繋がるのかが理解できなさ過ぎたこと。
ただ単に「殺してやる」くらいの殺意ではなく、腕利きのプロの殺し屋を雇ってまでなぜ殺さねばならないのか。
しかも、プロのくせに、どうも共犯者との連絡がうまく取れているように見えない。
それぞれが自分の判断で勝手に動いているように見える。
そういうやり口のプロなの?
最初はレイプ目的を偽装して殺そうとした。
次は、テロリストたちの見てはいけない何かを目撃したからという理由で。
それらの違和感は、読んでいるうちにすっかり解消した。
全てに納得したわけではないよ。
黒幕の動機があまりに弱いよね。
ずっと損得勘定で生きてきた人が、自分の人生を賭けてまでやることかね。
私なら全財産を持って姿を消すけどなあ。
不本意かもしれないけど、安全な位置にいられる。
そんな事件のあれこれよりも、今回勉強になったのは、アメリカにおける二重政府のあり方だ。
アメリカの州は日本の県とは違い、独立した政府と法律を持っている。
ただそれを野放しにすると、合衆国として成り立たなくなるので、合衆国としての一段上の連邦政府と法律が存在するわけだ。
合衆国憲法と権利章典は、連邦政府から国民を守るにすぎず、州による人権侵害からは守ってくれない。
そこで憲法修正第○○条を作り、州法上の行き過ぎた人権侵害を防ぐ(例えば人種差別や選挙権等)のだけど、そもそもその修正法のあり方が適法ではないという人たちが今も多数いて、揉めているらしい。
この辺り、日本の憲法9条と似てるかも。
”アメリカ国民は常にバランスを求めてきました。国外の脅威から国民を守り、国民の生活を規制するだけの強さを持ちながらも、暴君となるほどには強くない政府を望んだのです。”
今、アメリカのバランスは結構危ういところで何とか均衡を保っているように見えるけど、無批判にイケイケどんどんと流れに乗っていくと、大きなしっぺ返しがそのうち来るような気がする。
日本だって、そう。 -
04月-04。3.0点。
リンカーン・ライムシリーズ、再読。 -
科学的で論理的な捜査手法と派手なアクションが楽しめる安定のシリーズはやはり面白い。真の動機も想像つかないし展開も二転三転激しくてあっという間だった。
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翻訳物はあまり好きではないのですが(ネイティブな日本語とのギャップに感情が入っていかないため)、この作品はある程度すんなりと読むことができました。
翻訳物の角がある日本語ではなく、少し丸みのある日本語だったというのも、読みやすさの要因だったと思います。
内容はいわゆる奴隷制度からの隠蔽してきた事実を1人の少女が知ってしまい、そこへ大企業が絡んで、のようなベタな内容だったので、面白かったですが、期待以上ではなかったかなという印象でした -
2025/08/17
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はたして、少女ジェニーヴァを凶悪な犯人から守り切れるのか?
今作は、大技というより、中技を畳み掛けるタイプ。でも、そこはディーヴァー、畳み掛け方が凄まじい。サックスのアクションシーンも増量中(強過ぎ(笑))。
大満足の読了です。 -
本作や、スリーピングドール、ライムもので子供を軸に据えた作品はとても希望が持てておすすめ。
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リンカーン・ライムシリーズ第6作目下巻。
上巻でイラついた、ヒロインが何がなんでも学校に行こうとする理由が明かされていた。なるほど。
真に狙われていた理由はもう壮大過ぎて、理解の範疇を超えている。 -
このミス海外編2007年版6位。リンカーン・ライムシリーズ第六作。文庫だと上下2分作の大作。黒人少女が複数の殺し屋から狙われるパタン。凄腕殺し屋を捕まえたと思ったら別の殺し屋が出てくるし、殺しの目的を偽装して本当の目的を隠して捜査を混乱させるというシリーズで前にも出てきたパタン。今回は現在の殺人の動機に140年前の先祖の事件が関連しておりその謎解きも同時に進めていく趣向。いつもながらドンデン返しのために、複雑な偽装などを繰り返すんだけど、小娘一人ぐらいもっと簡単に一発で殺しときゃ偽装とか何人も殺し屋用意したりする必要ないじゃんと思ったりしてしまう。殺人の動機もちょっと変。本筋の周りに刑事がトラウマになったり微妙な恋愛の話が絡んだりと飽きさせない展開で一気読みさせる。ただ、ちょっと長すぎて途中でちょっと飽きたりもする。命狙われてる女性がそれを知ってながら大人しく保護されてなくて勝手に一人で動こうとするのもこのシリーズの特徴だけどちょっと不自然。
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著者プロフィール
ジェフリー・ディーヴァーの作品
