ノンストップ! (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2010年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167705862

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

緊迫感あふれるサスペンスが展開され、主人公が巻き込まれる事件の真相に迫る物語です。普通のサラリーマンであるトムが、親友からの助けを求める電話を受けたことで、思いも寄らぬ危険に直面します。彼の視点と、事...

感想・レビュー・書評

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  • 〝事の始まりは、幼なじみの弁護士からの電話だった… 「助けてくれ!」「ああ、くそ。奴らが来る!」…電話の向こうで、死に際に僕の住所を殺人者に告げる声。この瞬間から僕の平穏な生活は、謎の集団に追われはじめた!…大学講師の妻は、校内に血痕を残して姿を消し、警察は殺人容疑で僕を逮捕に!…〟決死の逃走と妻子の捜索救出、絶体絶命の緊迫の24時間を描いた英国ミステリ作家<サイモン・カーニック>の偽りなきノンストップ・サスペンスの傑作。 これぞ、面白さ200%越えの超絶ミステリ-!…〝人の命を終わらせるということは、そういう結果がどれほど相応しい相手だろうと、良心を持った人間には大きな衝撃をもたらす恐ろしい行動だ。誰かを葬り去ることで、その人間が持っていたすべての夢、感情、記憶を奪い去ることになってしまう。そう考えるだけで、畏怖の念に駆られるのだった…〟

  • 確かに止まらないお話しで楽しく読みました。

  • 威勢のいい邦題とは裏腹に、まったく捗らない読書となった。もっとも、原題は“RELENTLESS”(冷酷な、情け容赦のない)なので、騙された自分が悪い。主人公の一人称と他の登場人物目線の三人称が交互に現れる。この手法に違和感を感じる。被害者意識丸出しの主人公にまったく共感できない。典型的な巻き込まれ型の小説だが、裏にあるのは大物たちのしょぼい秘密。2日間の出来事を描くだけなのに無意味に長い。敵役が揃いも揃って間抜けというのもなあ……。

  • トムは妻とふたりの子どもの居る普通のサラリーマン。ある日高校時代に親友だったジャックからしばらくぶりに電話がかかり、「助けてほしい」と。ロクに話もできないまま、誰かに追われているような様子とその追っ手にトムの住所を告げるジャックの声が聞こえてその後電話は不通に。緊迫した雰囲気から危険を察知したトムは、子どもたちをとりあえず義母に預け、大学に勤める妻の携帯に連絡をするが留守電になってしまう。大学に直接出向くと妻はおらず、トムはナイフを持った暴漢に襲われ必至で逃げると、警察に殺人容疑で逮捕されてしまい、、、という、巻き込まれサスペンス。わけもわからず追われることになってしまったトムの視点と、睡眠薬の過剰摂取で命を落とした最高判事の死に不審な点がないかを調査している警察官ボルトの視点と、依頼されれば躊躇なしにむしろ楽しみながら暴力行為を行う悪党レンチの視点と、ストーリーは3本が絡み合いながら進みます。最初から謎めいて始まるお話しですが、テンポ良く進み、謎のまま引っ張られる部分といろいろ周辺の謎との関係性が徐々に見えてゆく様子、最後に明らかになる全貌とその解説の具合がなかなかほど良くリアルで、嘘くさい感じがあまりないので、大変面白かったです。すごい勢いで急な展開が次々起こるなか、人物の性格描写と内面の心理描写が丁寧で、読み応えもありました。特にトムとボルトの人物造形はしっかりしていて、良かったです。この作家の作品、井坂作品や深月作品のように(?)ゆるやかにそれぞれがつながっているそうなので、他の作品も読んでみたいと思いました。ただ『殺す警官』は法でさばけない(さばきにくい)悪人の始末を裏で請ける警官の話らしいので、現代におけるそういう設定にはかなり抵抗が、、、。刊行順とは違いますが、『覘く銃口』の方から先に読んでみて、もう少し考えてから読むか読まないかきめるつもり。『ノンストップ』の原題はRelentless(容赦のない、みたいな意味)。原題とまったく関係ないところで付けられてますが、内容的にも合っているしネタバレでもないしキャッチーで、なかなか良いと思いました。『殺す警官』も、興味を引くために付けられたそんな邦題だといいなぁと思います。

  • 完璧な冒頭の掴み! この掴みがあったから
    最後まで読める作品かも。正直言う程、全編に
    渡ってノンストップなジェットコースター...的な
    ハイスピード感か...というと微妙ではある。

    いきなり巻き込まれる主人公「メロン」の視点と
    その事件を含む大掛かりな事件を追う刑事「ボルト」
    の視点が交差して進んでいくのですが、誰が敵で
    誰が味方なのか? そして主人公が巻き込まれた真相。
    主人公の妻が隠す真実。様々な事が霞がかった状態のまま
    ストーリーを運び、読ませるのは上手いですね。
    目が離せない展開でスピード感は充分。あの冒頭の
    上手さで全体を引っ張っているのかもですね。

    終盤刑事のボルト氏寄りに話が転調するあたりは
    正直スピードダウンだし、そもそも、ボルトの置かれる
    状況がよく理解出来ない。本当にイギリスの司法って
    こんな感じなの?? という疑問があるが、
    主人公ってもしかしたらこっちの刑事だったのか!?
    と思えば納得w。

  • 平凡なサラリーマンの主人公が休日に庭で子供を遊ばせている時に電話が・・・
    この電話がきっかけで何故か正体不明の集団に命を狙われる事に。。。

    何故狙われるのか?妻は無事なのか? タイトル通り展開はノンストップ。

    ストーリー展開はスピーディーで、アクションシーンも派手ですが
    ディテールがイマイチだな。。。

    タイトルも「ノンストップ」では安物くさい。
    まだ原題の「Relentless」(無慈悲な、容赦ない、苛酷な)の方が良いのでは。

  • 疾走感があった。ノンストップ。

  • 視点が入れ替わるたびに新たな事実が判明し、同時に新たな疑惑が浮かび上がる。なんの脈絡もない断片が次々現れ、恐ろしい速さでことが運んでゆく。

    と、あとがきにある通り、もう疾走感半端ない!

    どんどん変わる場面、どんどん進む内容、どんどん深みにハマっていく主人公に、読んでるこっちがニッチもさっちもいかない気分にさせられる。

    ましてやこの主人公が、強くもなければなんもない
    ただのサラリーマンで、子供が可愛くて、仕事にはまぁまぁの愚痴はあるけど、まぁしゃーねーみたいな、ただのサラリーマンのただのお父さん。

    その主人公が、全くなんやかんやで巻き込まれまくる事件に読者のほうが、なんだ?なんだ!?の大混乱。笑笑

    もう、どうしよーもないほどに追い込まれまくる。普通の人がやってる24みたい。ジャックじゃないと切り抜けられないよ。と、思いながら読んでたら、奥さんがまさかの。まさかの。そんな展開にこれ最も悪いのあんたの妻だよ。っていう。笑笑

    なんか妻腹立ちます。色々。そんな一冊。

  • 1本の電話から始まる、巻き込まれ型ミステリ。かつての親友が殺された!彼は死に際、犯人達に我が家の住所を伝えていた。まさかウチに犯人達がやってくる!?慌てて子どもを避難させ、妻を探しに行った主人公トム、しかしそのゆく先々に、様々なトラブルが降り掛かってくる。いったい親友は、そして妻はどんな秘密をかかえていたのか。

    いやー、冒頭からアクションサービスし過ぎなハリウッド映画みたいでしたわ。ずーっと止まらない笑 最後までどんでん返し(でもちゃんと伏線もかる)が続いてハラハラしたけど、ラストは夫婦の倦怠期乗り越えたね!みたいなノリで、びっくりましたよ笑

  • まさにノンストップなのだが、読後何も残らない(笑。

  • IT企業のしがないセールスマンが、ここ数年交友の無かった元親友の電話を受けたところから、悪党たちに追われ、警察には疑われてしまう。
    妻は行方知れず、妻の指紋がついた包丁で殺人が。
    親友はなぜ最後に電話をかけてきたのか。
    追ってくる連中の正体は?

    ご都合主義とゴタゴタとがありすぎて、スピード感がいまひとつだったような。

  • すんごい煽ってる割に
    意外とちゃちく終わる。
    つまらないドラマ並みにギリギリ(っぽく)
    いつも危機を切り抜け
    途中からあー、はいはい、危ない危ない(棒)
    という感じで全然ハラハラ感がない。
    妻が素晴らしくクソだし
    男はフニャフニャしてるし
    突然の傷付き刑事とか
    誰も好きになれるキャラいないし
    結局発端もよくよく考えると話のための
    お話だし。
    褒めすぎは良くない!

  • ロンドン近郊在住のごく一般的な市民が、ある日突然とんでもない事件に巻き込まれる、2日間のノンストップなアクションを描いた佳作。
    スピード・リズム・テンポは早くて、グイグイ読まそうという意図は読み取れる、が、その手のエンタメ小説は結構あり、その中で図抜けて…と言うほどではない。緩急がない分、一本調子感もある。

    この小説の読みどころは、疾走感よりむしろ、国家的陰謀という縦糸と、主人公妻の不倫という横糸の絶妙な紡ぎ方だと思った。
    エンタメ小説で陥りがちな「それあるからダレるねん」なラブシーン。映画化意識してか、妙なラブシーン入れて台無しにしてしまう残念な小説。そんなん書いてる小説家はこの本を見習って欲しい。
    国家的陰謀と夫婦の危機を、両立させて見事なハーモニーを醸し出させている好例、この配合の妙に「小説上手やなぁ」とうならされた次第。

  • 面白れー。
    ホント、ノンストップだわこりゃ。
    ページを捲る手が止まらん。

  • 展開の早いサスペンス・スリラーの秀作。
    カーニックについては、殺す警官、覗く銃口に続き、3作を読了したことになる。前作までは、不安定だが緊迫感溢れるノワールタッチのプロットと情景描写が魅力だったが、本作ではひたすらスピード感を重視し、錯綜した謎をちりばめ、陰謀、裏切り、誘拐、奪還と、ラストまで一気に走り抜けていく。敢えて、謎解きを終幕まで控えているのは、そのスピード感を殺さないためなのだろう。
    覗く銃口で登場した刑事ギャランがあっさり退場させられているのは残念だったが、本作のボルト警部補はその存在を補って余りある。刑事の描き方が巧い作品は、それだけで出来を保証する。

  • 面白かったけど。。。
    奥さん、まだ何か隠してません?笑

  • 2014/09/08読了

  • ☆☆☆☆

  • 題名に偽りなく一気に読めました。
    文章も平易で読みやすかったです。
    内容はハリウッド映画をそのまま小説にしたようなイメージかな。

    ただ納得できない部分がちらほら。
    文章だと人物の心象まで描くから、映像だとスルーできる部分が妙に引っ掛かる。
    そうなると登場人物に違和感がでてくるしあまり感情移入できない。
    この手のエンタメ作品は何も考えないで見たり読んだり出来る物が吉なのだろう。
    キャラクターたちはわかりやすいし立ってたから、もっとやりようがあったんじゃないかなぁと思ってしまった。

    「人生の厄介なところは、何年ものあいだまっすぐ順調な道をたどることがあって、あまりに順調なせいで、それが当たり前のように思い込んでしまうことだ。悲劇なんてどこか遠いところで、赤の他人に起こる出来事だってな。するとバーン、いきなり道がカーブになって、人生がひっくり返ってしまう。それが今回あんたに起こったことさ。」

    この台詞が全て。そんな作品でした。

  • 平凡なサラリーマンに掛かってきた、久しく会っていない友人からの土曜日の電話。それを契機に主人公の人生が一変するという、まさにノンストップのローラーコースター物語。

    読んでいて気の毒になるほど、よくもまぁというくらい次々と、主人公を不幸!が襲います。しかも、一体誰を信じれば良いのかもわからず、自分一人で対処するハメに。サスペンスの要素もあり、読む方もノンストップです。

    ですが、所々ツッコミどころも。ネタバレをしたくないので、あまり詳しく書けませんが、53章に描かれた物語終盤の意外な急展開。この出来事自体は良いとして、何故、そういう事になってしまったのかと言う理由が語られないのが、ちょっと不満。でも、そこを描こうとすると、折角ここまでいいリズムで来ていた物語の流れが止まってしまうので、そこの理由はないのが正解なんですかね?

    物語の舞台が、アメリカではなくてイギリスというのも、中々面白いです。

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