不眠症 下 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2011年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (640ページ) / ISBN・EAN: 9784167705985

みんなの感想まとめ

テーマは、老夫婦の愛と自己犠牲が描かれる壮大な冒険であり、後半の疾走感が読者を引き込む。デリーを舞台に、ラルフとロイスは邪悪な存在と対峙し、彼らの成長と絆が感動を呼ぶ。特に、オーラに目覚めた彼らが繰り...

感想・レビュー・書評

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  • 後半の疾走感よ!最高。

    老人カップル、ラルフとロイスはデリーを包む邪悪な存在、チビハゲ医者とクリムゾンキング、エド・ディープノウと対決する。
    息もつかせぬ展開で一気に読ませるのもさすがキングだけど、ささやかな、きらめくような、一瞬一瞬の幸せと愛に胸を打たれる。ほろり涙が溢れるような。

    ラルフとロイスに寄り添いながら読み進みこの結末。読めて幸せ。

    ダーク・タワーと一部絡み合うので、読んでないとハテとなる部分もあるかもですが、それを差っ引いても最高。
    今もう絶版とか信じられない。
    私にとってはキング本の中でもかなり大好きな本になりました。

  • 圧倒的。

  • 面白い!
    エピローグと最後の15ページが特に!
    大切なものを守るために、幸せに死んでいき、大切なものを殺そうとしたバケモノに勝ち誇った顔を向けるなんて、いぶし銀の格好良さだ。

    妻の死後、不眠症になった老人の話。
    上巻は、中絶擁護派の署名にサインしただけで妻を殴る男を取り押さえたり、中絶反対派のグループにナイフで襲われたりと現実的な内容なのに
    下巻では、人の寿命を好きにできる(?)邪悪な小人と対決する。
    コンビニの店員、DV男を逮捕した刑事、主人公の同居人の老人が特に良い味を出してる。

  • オーラに目覚めたラルフとロイスは、医者1号と2号からショートタイマーの話を聞く。そして2人に、2000人が死ぬというテロ事件の阻止を頼まれる。
    ロイスのイヤリングを取り戻す必要のあったラルフはその申し出を受けることとし、やがて2人は医者3号、真紅の王(グレムリンキング)と退治することになるが・・・

    デリーを舞台にしたシリーズ。所々にガンストリンガーの影がちらつく。
    前半の睡眠不足に悩む老人の話から、後半の展開はまるで別の小説を読んでいるよう。

  • 20代の頃のように夢中になって読んだ。キング氏降臨!
    まばゆい色彩を放つオーラの世界で意図と偶然の均衡戦に、図らずとも巻き込まれる70才の男。ただの駒でなんかで終わらないぞとシニア男の意地が光る。穏やかな生活の先に待つのは、約束を果たすための自己犠牲。同じ自己犠牲でもデッド・ゾーンのような暗鬱な雰囲気はない。どこか晴れやかで清々しくも感じられるのだ。

  • 上巻後半からやられ、即買いしました。個人的にはキングの中で一番面白いと思います

  • 不眠症、というタイトルからして、神経衰弱で現実と妄想の区別が混濁してシャイニングる話か?......と思っていたら、大違い

  • 1408 キングらしさを満喫しました。相変わらずキングの世界観が繋がった瞬間には垂涎です! またいつか色々並べて読み直したいなぁ。

  • 暗黒の塔シリーズとITを読み返したくなった。けど、どっちも長いんだよなぁ。

  • 健在のキングワールド・キング節。彼ならではの独創的な単語が目に馴染む頃にはすっかり作品の虜に。伏線回収や節の終わり方も好き。終盤になって別の作品と繋がりだして驚いた。まだやんの (笑)

  •  妻の死後、不眠症になった老人ラルフ。
     それは、未知な世界への導きだった。

     日常が、じわじわと崩れて行く恐怖から始まって、キングらしい観念的な恐怖になり、そしてびっくりの冒険活劇になる物語。
     でも、終わりは、とてもキングらしい。
     
     ある意味、とてもキング的で、キングらしい作品といえると思う。

     にしても、主人公を老人にもってくるあたりが、心ににくい。
     でもって、彼が老人であるがゆえに、あの結末なのかと思うと、切ないのである。
     
     想いは、個で終わるものではない。
     きっと、それは誰かを揺らし、伝わっていくものなのではないだろうか。

     そうやって、人間たちはたくさんの個が重なりあり、絡み合って、一つに大きな文様を描いていくのだろう。
     
     そういう命の永遠性を感じられる作品だった。
     やっぱ、キングは面白いです。

  • ラストはちょっと悲しい。
    もちろん、誰にとっても「死」は逃れ得ないものではあるのだけれど。

  • お馴染みデリーが舞台。ITの老人版。
    でも、やっぱりITの方がずーっと面白い。こちらの分厚さはまとめられない故の冗長さに感じて途中、飽きてしまうことも。それもまた老人が主役だから、主役たちの人生の時間軸に合っていると言われればそうだけど、1冊で充分な内容に感じる。
    ダークタワーネタが出てくるのは、嬉しい。

  • 2013/10/8

  • 読んでいると眠くなる

  • 2012/12/17購入
    2014/1/7読了

  • 12月3日読了。不眠症から人々と街の「オーラ」と、奇妙な存在「ロングタイマー」が見えるようになった二人の戦い。・・・現実を超えた高次の世界の「見え方・感じ方」、その世界に生きる「ロングタイマー」との対話などをウソっぽくなく描く筆力は、さすが。だが、ロングタイマーの目的が目的だから仕方ないのかもしれないが、二人が手に入れた「力」とその使う目的、得られた結果の規模が小さいような気がしてならない・・・ザ・スタンドやザ・セルなどの世界崩壊ものと同じ語り口で小さな町の事件を描いているのがイカンのだと思うが。話のサブテーマになっている「中絶の是非」について、キング自身考えを保留しているのか、どちらの派からも攻撃されるのを恐れたのか、主張の腰が定まっていない印象。もっと突き詰めて考えてから小説のネタにしたらいいのに。

  • いいんだけど。厚い。老人メイン…。ロマンスきつい…。

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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