星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 3788
レビュー : 418
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167709013

感想・レビュー・書評

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  • 2006/01

  • 2016年1月10日読了

  • 家族のそれぞれを描いた小説、なのかな?

    それぞれに色んなことがあって
    それがどう表面に現れているか、が面白かったかな。

    正直この作者さんを好きだと思っていなかったのですが
    少し好きになりましたw また違う作品を読んでみようと思います

  • 2003年 第129回直木三十五賞受賞

  • あまりにも単純な言葉だけど、本当によかった、いい本に出会った。
    最後が重之さんだったのが、きっとよかったんだと思う。
    今日、たまたま映画『杉原千畝』を観てきた。当たり前のことだけど、あの戦争って一人一人みんな違うんだと改めて感じた。90を超えた義父が笑いながら(苦笑?失笑?わからない…)戦争に行った話をする時がある。永遠の0は映画を観てから本を読んだ。そういえばラストエンペラーも観た。全部真実なんだろうけど、一人一人はみんな違う。
    重之さんはこれまでの人とかなり違った。なぜかひどく気にかかる。正直な気がした。ほかの人たちはこの苦しさを心の奥深くにしまい込んでいる強い人なのかしら…
    暁も、沙恵も、志津子も、貢も、聡美や美希も…みんななんか悲しくて、でもみんな生きていて、亡くなった志津子でさえみんなの胸にちゃんと生きていて、現実の中で自分の居場所を自分で整えようとする姿がとにかくよかった。
    直木賞を受賞されたことを全く知らなかった。
    今になって出会えて本当によかった。

  • すごく良かった。妹しか愛せない男とかのアオリ読んでもっと際物を想像して読んだんだけど、とても静かで哀しくて力強い家族の物語だった。直前に読んだ「すべての雲は銀の…」となんだか重なるモチーフがあるなって気がする。

  • ☆4

  • 短編連作小説集、とあるけど、長編小説だね、これは。

    そんなことはどうでもいいんだけど。

    当たり前のことだけど、家族それぞれにとって、親から見た子ども、子供から見た親、または孫など、それぞれ思いは全く異なって、それがいろいろな視点から描かれているところが面白い。

    こういった話は珍しいものでもないんだろうけど、静かに、ジンワリと心に響いてくるね。

    それぞれの話は、決してメデタシメデタシのハッピーエンドではないんだけど、そこはかとなくジワッと来る。

    でも、そんな終わり方でいいの? という思いもあったりして。

    無理やり結論付ける必要もないのかもしれないね。

  • ひとつの家族の一人一人それぞれの物語、同じ出来事でも違う目線から見るとまた違った印象を受けて…幸せってなんだろなって考えさせられる作品でした。

    戦争を生きた人、愛人から後妻になった人、不倫する人たち、許されない相手を愛してしまった人たち、なんていぅか…重いです。。
    誰一人幸せにはなれなかったよぅな気さえするんですが…この人たちにとっての幸せってなんだったんだろなぁって。。

    すごく心に残った一文です↓↓

    “幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない。”

    ミケがまだ人として幼いからなのでしょか…。
    幸福とは呼べない幸せが何なのか、結局わかりませんでした。

    もぅ少し大人になってから…また読みたいですね。

  • この人こういう話を書くんだ(大変失礼)と思う。
    家族の他人には見えない悩みに、でもどこかで繋がっていると感じさせることに。
    最後の父親の「幸福と呼べぬ幸せもあるのかもしれない」というつぶやきがどこかこの物語を象徴するようだった。

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著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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