楽園のしっぽ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2009年8月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167709020

みんなの感想まとめ

自然と動物との共生をテーマにしたこのエッセイは、著者が何もない土地から馬小屋や畑を作り上げ、逞しく生活する姿を描いています。自らの手で育てたお米や野菜、そしてその肥料までをも自給自足する様子には、驚き...

感想・レビュー・書評

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  • 著者の鴨川暮らしエッセイ。何もない土地から、馬小屋や畑・家などを作ったり、すごく逞しい。お米や野菜やその肥料も全部自分達で作って生活していて、執筆業の傍らこんな大変なことをされていたんだなー!と驚いた。動物と自然への愛と尊敬が伝わってきた。

    ▼印象的な言葉
    ・一般的な意味においては何の役にも立たない存在であったとしても、こちらに「私がいなきゃ駄目なんだ」と感じさせてくれる彼らは、それだけで立派に役割を果たしていると言えるんじゃないだろうか。自分は誰かに必要とされている、という実感は、世間に氾濫するぬるい癒しなんかよりも、よほど深く人を慰めてくれるから。

    ・人生を愉しむ時間というのは、忙しい時ほどかえって必要なんじゃないだろうか。〈すべきこと〉だけでなく〈したいこと〉があればあるだけ、日々を生きる気持ちには張りが生まれる。何であれ、「◯◯があるからもうひと頑張りしよう」と思えるものを持つのは、大切だし幸せなことだと思う。

  • ほんとくだらなくて、びっくり。たとえば、夫にむかつくことを言われて「コロス」と返すところとか。文章書いてご飯食べてんの?(てか食べれられてるわけだが)ってかんじ。この後、ある番組で、離婚し入れ墨をいれて”40歳デビュー”しちゃったという作者を見たけど、イタイことこのうえなかった。。はあ。

  • この本を読んだ後、『ダブル・ファンタジー』を読んでびっくり

  • 命の大切さってちゃんと関わらないとわからないんだな
    きれいに切られたお肉の話系は、いろんなところで聞くけど、ちゃんと実感できていないと思う。
    毎日ちゃんと、いただきますごちそうさまを丁寧に言うことだけはしようと思う…

  • 村山さんの書かれる文章の、根底にある優しさの源流がここにある感じ。

  • いい本なのに文庫本は最後に笑えないオチが(笑)

  • 面白かった。
    もっとエッセイを書いてほしい!

  • 130323*読了
    村山由佳さんが大自然の中で生活していたことを、この本を手に取るまで知りませんでした。
    村山さんというと、おいしいコーヒーの入れ方とかピュアなイメージがあって、それがここ最近のダブルファンタジーやアダルトエデュケーションなど、人間の闇の部分にせまる作品に変わってきていることを、少し不思議に思っていたのですが。
    その答えをこのエッセイに見つけられたような気がします。
    すべての雲は銀の…はまさに、大自然が舞台で、村山さんの実体験も織り込まれていたんだなぁ、としみじみ。
    サメのように流れ続ける、そんな村山さんの、とある1年間。
    その中で生まれた作品は、その中でしか生まれなかったと思う。
    そして、今、その一切を断ち切って生み出している小説たちもまた、今だからこそ書けるのであって。
    それってまさに村山さんが紡ぎ出す人生と小説の重なり。
    村山さんの、ピュアな何もかもを包み込んでしまうような小説も、人間の見たくない部分をありありと目の前に描きながらも愛おしくなってしまう、そんな小説も、どちらも大好きです。

  • 本年1冊目は
    村山由佳さんの本でした

    千葉県の鴨川で
    のんびり(でもないが)動物たちとくらす日々

    相方の活躍も
    あちらこちらに
    でも、たしかわかれてしまったのかしら・・・?

  • 筆者のユーモアにあふれた文章にいやされる。

    そして筆者の執筆当時の自然に囲まれた環境がわかって非常に興味深く読めた。



    …ただこの本の単行本が出されたのが2005年なんですよね。

    そして2009年ころにはあとがきでも書かれているように東京で執筆している。

    この2005年以降に彼女の作品は変わる。

    とくに2007年から書かれだした『ダブル・ファンタジー』にあらわれているように。

    一人の作家の転換をしれるおもしろいものだと思う。

  • 鴨川時代の村山由佳さんの生活を綴ったエッセイ。

  • こんな生活もあるんだなーというか、やっぱり実現に向けてスタートしないことには何も始まらないんだーと。房総の楽園を自ら作ってしまう・・・・何もないところから動物と季節の野菜に囲まれた農場へ。小説家だから出来るのではなく、きっと「想い」なんだろう。始めなきゃ、って思わせる本であった。でも、最後はちょっと驚き。小説家の「性」というものだろうか・・。ちょっと僕には理解しがたいが、だから小説家なんだろう。村山由佳はまったくの同世代。エッセイは面白い。

  • わくわくしながら読める本。波乱万丈のエッセイ。日常生活を本当に大事に生きている、楽しんで生きている著者の気持ちがすごく伝わってくる。こんな風に毎日感動しながら、感謝しながら生きたいなぁ。
    「庭は女に似ている」の説はへぇ。と思いながら読んだ。この人のほかの本も読んでみたい。

  • 村山由佳さんの、田舎暮らしエッセイ。
     田舎暮らしといっても、牧場を一から全部手作りというから半端なものじゃない。そこでの体験談と、日々考えてることなど。
     モンゴル旅行記とか、ゆとり教育についてとか、内容は幅広い。


     全部読み終わって、文庫版後書き読んで、「えええ??」ってなった。

  • 村山由佳さんのエッセイを初めて読んだ。生きること死ぬこと書くことについての村山さんの考え方。すごくいいなぁと思った。すごくいいなぁだけでは現しきれない感情を伝えようと私も努力してみたい。
    今、好きなものがわからなくなっている・・という部分に共感。私がそれがわからなくなっているから、沢山の人の考えに触れたくて本を読んだり情熱大陸をみたりいろんな方と話したりしている。まだまだ模索中。
    この本にも少しヒントをもらった。農・生き物・育てるということ・相方さま・楽器・旅・・

  • 欲しい

    内容(「BOOK」データベースより)
    房総の丘で動物たちに囲まれ、自給自足の生活を送ってきた著者のユーモアあふれるエッセイ集。愛馬シューティが生まれた瞬間の感動、卵から孵し大きくしたニワトリへの愛情、雨不足が田を干上がらせていく風景に“分かちがたい天と地のつながり”を見る視線―著者の小説世界を育んできた源泉を知る一冊。新たに最終章を収録。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

  • 村山作品は小説ばかりを読んでいたので、
    意外にもエッセイはこの作品が初めてでした(*´ω`*)
    村山さんが鴨川にいた頃の田舎暮らしの生活についてのお話。
    普段経験できないような色んな話が盛りだくさんで面白かったです♪

  • 鴨川で自然や動物たちに囲まれて暮らしていた頃の作者の生活を描いた作品。都会で暮らしている者には想像もつかない生活ですが、密かに憧れていました。もちろん楽しい事ばかりではなく、飼っていた兎や鶏がイタチや野良犬などに殺されてしまったりもしました。この本を読んでいると、人間も自然の一部である事がよく分かります。

  • 著者の鴨川での生活を描いたエッセイ集。田舎暮らしに憧れている人には、エッセイ集「楽園通信」とあわせて読んで頂きたい一冊。そうそう、決して「あとがき」から読んではいけませんよ。ちょっとしたどんでん返しがありますから。。。

  • 結局、動物たちが気の毒、と思う反面、芸術家としての性に従う辺りに感動、とも思う。

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著者プロフィール

村山由佳
1964年東京都生まれ。立教大学卒業。93年『天使の卵——エンジェルス・エッグ』で「小説すばる新人賞」を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で「直木賞」を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』では、「中央公論文芸賞」「島清恋愛文学賞」「柴田錬三郎賞」をトリプル受賞を果たす。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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