西遊記 1 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167710101

感想・レビュー・書評

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  • 平岩弓枝さんの西遊記。三蔵大好きな悟空が、むちゃくちゃいじらしくてかわいいよ…!いつも坊さんって呼んでいたのに、あると時ついお師匠様って口から出て、あとで一人恥ずかしがるところとか、たまらなくかわいい…。三人の個性的すぎる弟子達が険悪にならないように、馬上で要らぬ気を遣って疲れる三蔵がとっても人間的で愛らしい…。
    西遊記は絵本しか読んだことがないので他と比較できないけど、とにかく語り口が優しい。登場人物たちが心優しい。文体も穏やかでずっと浸っていたくなる。この世界観、大好きだー!
    はやく二巻を読みたいのに本屋にないのが口惜しい…

  • 160404読了。
    悟空が純粋でいい奴。
    健気で泣ける。

  • 美しい挿絵と優しい文体のおかげで流れるように読了。 「今までで一番美しい西遊記」の踊り文句にまだ一巻ながら納得してしまう。平岩先生の優しくて美しい世界観と、蓬田先生の愛らしい絵柄のおかげで、中国の昔の小説だし…と敬遠していた人もこれならばすらすら読み進められるんじゃないだろうか。 兎に角、悟空が可愛い。いじらしく、素直じゃない。でも正直。 悟浄は馬鹿真面目な性分の日本人みたいなところあるし、お師匠様は慈愛に満ちてみんなを見守ってる。 ただし八戒は…いい加減にしないと呆れられてしまうぞ、と突っ込みたい。

  • 昔から知ってる物語なのに夢中になって読めた。美しくてじんわり心が温かくなる。
    西遊記がまた一段と大好きになった。

  • 美しい挿絵と優しい文体のおかげで流れるように読了。 「今までで一番美しい西遊記」の踊り文句にまだ一巻ながら納得してしまう。平岩先生の優しくて美しい世界観と、蓬田先生の愛らしい絵柄のおかげで、中国の昔の小説だし…と敬遠していた人もこれならばすらすら読み進められるんじゃないだろうか。 兎に角、悟空が可愛い。いじらしく、素直じゃない。でも正直。 悟浄は馬鹿真面目な性分の日本人みたいなところあるし、お師匠様は慈愛に満ちてみんなを見守ってる。 ただし八戒は…いい加減にしないと呆れられてしまうぞ、と突っ込みたい。

  • 大分前に毎日新聞で連載していたのは知っていたのですがその時読まなかったので図書館で借りてみました。西遊記は色々な方の訳を読んだことがありますがこの方のは優しい感じですね。悟空も稚い感じで可愛い。

    絵も又愛らしい。悟空のかわいらしいしけれどもきかん気の強そうな感じとか、猪八戒の抜け目ないズルそうな感じや沙悟浄の融通が利かなそうな感じがとても愛嬌があって素敵です。三蔵様も徳が高い品の良い感じで素敵です。続きも楽しみ。

  • 全4巻。

    西遊記は、さまざまなメディア・人によって、さまざまな形で取り上げられているので、大方のあらすじは知ってました。
    けれど、きちんと読んだことはなかったので、いずれは読んでみたいと思ってました。

    原典からでなく、平岩さんからの入りですが…。

    思っていたよりも、アドベンチャー要素があり、ええっ!いいの、それ?みたいなこともあり、何より悟空が可愛らしく、魅力的でした。

    いろんな人が取り上げたくなるのも道理です。


    作中、いろんな仏様やら、仙人やら出てくるのですが、作者の呉氏がそうだったのか、中国がそうだったのか、わからないけれど、仏教と道教って共存してたのね、と思いました。
    日本みたいに神仏混合まではいかないけれど、ドレッシングみたいな感じですね。
    こんな仙人、仏様いたんや、と、びっくりです。

    また、いずれ、原典にも、翻訳になるけれど、あたってみたいな、と思います。

  • 悟空が本当にいじらしい。大抵の作品でも悟空は三蔵が大好きなのだけど、平岩さんの悟空のなんともいじらしいこと。
    三蔵がまた一段と愛溢れる聖母のようだし(お坊さんなのに)、八戒が徐々にイイ奴になっていく様や、悟浄の口ベタなのに周りを良く見て行動する冷静さ、人の良さなどの描写がとても好きです。

    いろんな変化者が出てきて、それを痛快にやっつけていくのをわくわくしながら読むのも醍醐味だけど、従者5人の(龍馬はあまり活躍してないようで、実は縁の下の力持ちだし、登場したかと思えば胸熱なことをやってのけてくれます。)の関係が長い年月の中でしっかりとした絆になっていくのにはジーンと感動します。


    悟空が斉天大聖と呼ばれるまでのお話が、こちらの死作品では端折られていたのがちょっと残念でした。

    明朗な文章でとても読みやすかったです。

  • 「西遊記なんざ、読んだことないなあ」
    と思い経ち、軽い気持ちで購入。
    新幹線の中で読んだらあまりの面白さにドキドキが止まらなくなった。
    弟子だけでなく、お師匠様も一緒に過ちを犯し、悔い、成長する。
    そのたびに絆が強くなる。
    その過程に涙。

  • 全4巻。

    なんでか、たぶん、自分の世代は、
    西遊記がすごく人気あった気がする。
    小さい頃。
    でもちゃんと読んだことはそういや無いかも。
    平岩弓枝の西遊記つうのも興味深いので読んでみる。

    吉川三国志みたいに、
    あんまり小説っぽく作らずに
    ちゃんと訳しましたって感じ。
    なんで、そんなに軽快さとか読みやすさは無い。

    仏様の手のひらエピソードが無かったり、
    沙悟浄が河童じゃなかったり、
    如意棒が如意棒って名前じゃなかったり、
    自分の記憶とずれる部分も多い。

    小説っぽさはそんなないので
    のめり込んでく感じは弱かったけど、
    なんやかんやグッとくる。

    悟空がいじらしくて好き。
    八戒ムカつく。
    後半いいやつだけど。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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