- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167711016
作品紹介・あらすじ
「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。色白で太ったその精神科医の名は伊良部一郎。そしてそこで待ち受ける前代未聞の体験。プール依存症、陰茎強直症、妄想癖…訪れる人々も変だが、治療する医者のほうがもっと変。こいつは利口か、馬鹿か?名医か、ヤブ医者か。
感想・レビュー・書評
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楽しかったぁぁ~♪
自分も色々【気にしぃ】なので
伊良部先生みたいな「楽観的な考え」とか真似したい
伊良部先生のやってることは真似しちゃ駄目だけど(笑)
他人の目が気にならない
何も気づかない
って言うのも【才能】
世の中 気づかない方が幸せなこともありますよね(苦笑) -
精神科医伊良部一郎シリーズ第一作。
色白・デブ・マザコン・総合病院の院長であり日本医師学会理事の父親を持つ。愛車はポルシェ、注射フェチ。
彼の元に時折精神を病んだ人達が訪れる。
「イン・ザ・プール」
ストレスで内臓学級崩壊の出版社勤務男性。運動の為に始めた水泳に依存していく。
「勃ちっ放し」
勃ちっぱなしで神経科に回された会社員。自己を解放して治癒に向かう。
「コンパニオン」
美人コンパニオンストーカー被害妄想。ビジュアルの優先度を落として自意識過剰を放棄して治癒に向かう。
「フレンズ」
携帯メール依存の高校生。とにかく打つ。携帯が無いと不安で押しつぶされる。無理な友人関係を放棄して治癒に向かう。
「いてもたっても」
強迫神経症のルポライター。タバコの火の始末の確認行動の習慣激化。日常生活にも影響する。確認行動の有益性を認めて治癒に向かう。
以前から装丁の気持ち悪さが気になっていました。
テンポが良いだけでなく、振り回されながら、治っていくの楽しい作品。-
hibuさん、おはようございます。
残暑お見舞い申し上げます。
はい、楽しく読みました。^_^
馬鹿馬鹿しいけど的を得てるという感じで。
筒...hibuさん、おはようございます。
残暑お見舞い申し上げます。
はい、楽しく読みました。^_^
馬鹿馬鹿しいけど的を得てるという感じで。
筒井康隆の富豪刑事を思い出しましたよ。
2023/08/29 -
おびさん、おはようございます!
もう内容忘れちゃいました…w
また、三作目と新作も読みたいと思います^_^おびさん、おはようございます!
もう内容忘れちゃいました…w
また、三作目と新作も読みたいと思います^_^2023/08/29 -
好きなシリーズです。
「町長選挙」は少しパワーダウン。
最新作の「コメンテーター」読みたい。
この時期「イン・ザ・プール」なんてシ...好きなシリーズです。
「町長選挙」は少しパワーダウン。
最新作の「コメンテーター」読みたい。
この時期「イン・ザ・プール」なんてシャレこみたいよね。暑いし。
これ読んでた時に自分も泳ぎたくなったことを思い出した。2023/08/29
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表題作を含む5つの短編集。
精神科医である主人公・伊良部の元へ心の悩みを抱えた患者たちがやってくるが、そのやり取りが可笑しくて、久々に文章を見て声を出して笑ってしまった。
最終的には伊良部のぶっ飛んだ治療法の発想で患者たちを救っていく展開が見応えあり。
個人的には〈いてもたっても〉が自分の性格にも当てはまるところが多くて少し恥ずかしくなった… -
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初めまして、先日はフォロー誠にありがとうございました!
harunorinさんの本棚が興味深いのが多く、こちらも読むか悩んでいたものでしたの...初めまして、先日はフォロー誠にありがとうございました!
harunorinさんの本棚が興味深いのが多く、こちらも読むか悩んでいたものでしたので参考になりました。
洋楽のジャケット、もしかすると『ニルヴァーナ』ですか?笑
僕も思ってました笑2023/08/12 -
yukimisakeさん、こんばんは(*´꒳`*)
メッセージありがとうございます!
私の本棚は少し偏りがあって、お恥ずかしい限りですが、...yukimisakeさん、こんばんは(*´꒳`*)
メッセージありがとうございます!
私の本棚は少し偏りがあって、お恥ずかしい限りですが、お互いの刺激になれば幸いです。
洋楽のジャケット、そう!ニルヴァーナです。
長年、頭の片隅にそういう認識が残っていたみたいです。読んでみると、当たり前ですが、グランジとは何の関係もなかったですね笑
「向日葵の咲かない夏」のレビュー拝見しました。
昨年、新潮文庫・夏の100冊を制覇しよう(まったくできてませんが)という軽い気持ちで、この作品を手にしました。
私もサイコホラーもの嫌いではないです。途中、違和感をひしひしと感じながらも、まさかここまでの展開とは予想していなかったので、とても印象深い作品でした。昨年のちょうど今頃に炎天下の公園のベンチで、ゾワゾウしていたことを思い出しました。季節も良かったですね笑
今後ともよろしくお願いします。本棚とレビューを楽しみにしています。ではまた2023/08/12
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多かれ少なかれ自分も感じていることがそのまま病になっていて、テーマにユーモアもあります。
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ミステリーばっか読んでたので脳みそ小休止を。
キモい伊良部医師が精神病を治療
小太りキモ医師がポルシェに乗る不釣り合いの滑稽さを「黄緑色のポルシェ」と色を足す等々、笑いのエッセンスが散りばめられる
気にし過ぎ・気負いすぎは人生疲れるわ
他人に任せるのも吉
3時間程度で読め気が楽になる本
次作は直木賞取ったみたいなので期待 -
「いらっしゃい〜!」って、桂三枝か!
(今は、桂文枝です。やっぱり、なじみは、桂三枝になってしまう…)
神経科の先生伊良部さん、ほんまに神経通ってるのか不安になる程の楽天家というか、お気楽というか…
それが、心を病んでる人には、良いのか治ったりする。
こんなに、前向き?ポジティブ?に考えられれば良いとは思うけど、自分にはムリ!
今も仕事の心配してんのに(−_−;)
神経科って、カウンセリングがメインなんやろうけど、自己分析とかしてんと、こんな先生のお気楽というか、適当な話聞きながら会話してる方か良いのかなと思わずにはいられない…^^;
多分、毎日、通院とかする気なくす(^_^) -
おもしろくて笑顔になれる小説でした。
人を深刻にさせない天性のキャラクターである精神科医と個性的な患者達の治療をめぐる短編ストーリー。
読み終えて、気楽な気持ちになり、癒されました。
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話題になっている「コメンテーター」ですが、シリーズを読んだことがありませんでした‼️
というわけで、まずはシリーズ1冊目からスタートです。
伊良部先生、面白すぎる。患者と一緒に私も何だか心が軽くなりました。
明日から、心の声がだだ漏れしそうです‼️
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今年、久方ぶりの新シリーズである「コメンテーター」が発刊されたことを機に本作を手に取りました。
精神科医である伊良部が奇想天外の破茶滅茶療法で患者を救うというコメディに思わず笑ってしまいました。
本作を読んでる際、なぜか徳重聡の風体で伊良部が再生されるので何故だろうと思っていたら、なるほどドラマ化されていたのですね。しかも10年前に…
本作の感想とは全く関係ないのですが、人間の記憶って恐ろしいなと。笑
人間の脳はいまだにブラックボックスであるからこそ、精神治療に紋切り型ってないのかなとしみじみ思いました。ケータイ依存症とかコンパニオンとか、少し古い時代を感じさせるフレーズが多々あり、中学生とかが読んだら何を言ってるのかさっぱり分からないということもありそうだなとも思いました。
著者プロフィール
奥田英朗の作品






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【石は投げない方がいい】ですね(笑)
【石は投げない方がいい】ですね(笑)