無理 上 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2212
レビュー : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167711054

作品紹介・あらすじ

地方都市・ゆめのに暮らす訳アリの5人。それぞれの人生がひょんなことから交錯し、猛スピードで崩壊してゆく様を描いた、奥田英朗の傑作群像劇が待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻で分かれているからなのか、なかなか進まない。
    後半でやっと何かが起こりそうな感じがしてきたから、早く下巻を読みたい!

    それぞれの登場人物がどうやって交錯していくんだろう?

  • 合併で生まれた地方都市「ゆめの」。
    不満を抱えながら過ごす男女の日々で話が進む。
    社会福祉事務所で働く公務員、東京に憧れる女子高生、暴走族あがりのセールスマン、新興宗教にはまる女性、良くありがちな裏で何やってるわからない市議会議員。
    田舎だから働き口もなく、生活保護を受けている住民も多い。
    さて、下巻でこの町はどうなっていくのか…

    2018.8.15

  • 合併で生まれた地方都市・ゆめので、鬱屈を抱えながら暮らす5人の男女ー人間不信の地方公務員、東京にあこがれる女子高生、暴走族あがりのセールスマン、新興宗教にすがる中年女性、もっと大きな仕事がしたい市議会議員ー。縁もゆかりもなかった5人の人生が、ひょんなことから交錯し、思いもよらない事態を引き起こす。

  • 某県ゆめの市。典型的な冴えない地方都市に暮らす、暴走族上がりの詐欺セールスマン、新興宗教にはまる中年保安員、東京での大学生活を夢見る女子高生、選挙を控え落ち着かない市議会議員、生活保護を担当するバツイチ公務員。
    閉塞感のかたまりのような彼らの日常にやがて事件が起きて…。
    うまくいかない人生はいったい誰のせいなのか。自分か、国か、自治体か、家族か…。同情する余地のない弱い彼らだが、そういって突き放しきれないもやもやとした気持ちが残る。

  • 鬱屈した人間の姿は実に滑稽で面白いもの。でもそんな他人の不幸を嘲笑う俺自身もまた「ゆめの」のような地方都市に住んでいて、鬱屈した生活を送る一人である。この作品を読んでいてその現実に気づかされてしまう。手を伸ばせば届きそうなくらいの距離にある5人の物語。決して他人事でもないような。痛いくらいの共感と共感してしまう寂しさで、なんだか複雑な感情で読んでいた。下巻でどんな展開になるのやら。

  • 評価は4.

    内容(BOOKデーターベース)
    合併で生まれた地方都市・ゆめので、鬱屈を抱えながら暮らす5人の男女―人間不信の地方公務員、東京にあこがれる女子高生、暴走族あがりのセールスマン、新興宗教にすがる中年女性、もっと大きな仕事がしたい市議会議員―。縁もゆかりもなかった5人の人生が、ひょんなことから交錯し、思いもよらない事態を引き起こす。

  • 市の生活保護を担当しているバツイチの男、大学受験を控えた女子高生、詐欺まがいの訪問販売をしている元チンピラ、2期連続当選している市議会議員、スーパーの保安員をしているバツイチの女。
    5人の生活がちょっとずつ繋がっていく、怒涛の群像劇。

    下巻に向けてそれぞれが最悪の事態に巻き込まれていってます。
    どう5人が繋がるのか楽しみです。

  • 地方都市で暮らすも何の接点も無い、公務員・女子高生・元暴走族セールスマン・新興宗教を信じる中年女性。県議を目指す市議会議員の5人の運命がどう絡み合ってくるのか、下巻に持ち越しですが、上巻はそれぞれの置かれた立場や考えが面白くて読ませます。また地方都市の抱える問題・社会福祉のあり方なども分かりやすく飽きずに興味を抱かせると思います。

  • 最後はイマイチ。。

  • この人の本は全く痛快!という言葉がぴったり当てはまる。
    救いなんて全くないし、解決への道しるべも全然ない。
    実際にいろんなところで起きていそうな感じがする事ばかりなのに、暗くならずに、おもしろおかしくつづられていて、読み手もそのペースにのせられてスピーディーに読み進んでしまう。
    なんか日常生活で、いろんなニュースを聞き過ごしているのと同じようなスタンスなのかなと思った。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『家日和』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』『ヴァラエティ』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。

「2017年 『新装版 ウランバーナの森』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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