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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167713041
みんなの感想まとめ
音楽界の重鎮である著者が、1970年代から現在に至るまでの自身の歩みを語る自伝は、まさに日本のポピュラーミュージックの歴史が詰まった貴重な作品です。語り下ろし形式で書かれているため、リズム感が心地よく...
感想・レビュー・書評
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村上“ポンタ”秀一さん追悼の意を込めて、十数年前に読んだ彼の自伝のレビューをサルベージ。
村上“ポンタ”秀一著『自暴自伝』(文藝春秋/1800円)読了。
1970年代から現在までの30年間にわたって、日本屈指の売れっ子ドラマーとしてあまたのセッション/レコーディングをこなしてきた「ポンタ」の、語り下ろし自伝である。
ベテラン音楽ライター・真保みゆきが構成者(=インタビューして話を文章にまとめる)をしていて、本文は話し言葉で書かれているので、すこぶる読みやすい。
ドラムスに関するテクニカルな話題も多くて、楽器の弾けない私にはよくわからない部分も少なくないのだが、それでも十分面白く読めた。ポンタがレコーディングやツアーなどに参加してきた日本のロック/ポップスのアーティストたちの素顔が、印象的なエピソードとともに数多く紹介されているからだ。
とくに、矢野顕子、坂本龍一、渡辺香津美、吉田美奈子、大貫妙子など、私の好きなアーティストたちとの交友が次々と語られていくあたり、興奮して読みふけってしまった。
初めて知る「秘話」のたぐいも多い。たとえば、渡辺香津美はポンタらと組んだ「MOBOⅢ」をやっていた当時、マイルス・デイヴィスに「バンドにくわわらないか?」と誘われながら、ことわってしまった(!)という。
ポンタは、「クロスオーヴァー・ブームが日本にもたらした精華」ともいうべき、あの伝説の「KYLYN BAND」(渡辺香津美がリーダーとなり、傑作アルバム『KYLYN』を作った)や、「カクトウギ・セッション」(坂本龍一がリーダーとなり、傑作アルバム『サマー・ナーブス』を作った)の、リズム面の中核メンバーでもあった。
その2枚のアルバムに代表される名盤の舞台裏が語られるくだりは、興趣尽きない。『KYLYN』や『サマー・ナーブス』などをCD棚から引っ張り出して聴き直したくなる。
「ポンタが語る70~90年代J-POP史」という趣の好著。
49歳の若さで早逝した名ギタリスト・大村憲司など、「去っていった」人たちの思い出も、しみじみと語られている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2回目も最高に面白かった。
お疲れ様でした。 -
日本屈指のドラマーにして、音楽界の重鎮、
村上“ポンタ”秀一さんの自伝。
書き下ろしではなく、語り下ろしの聞き書き本です。
ポンタさんもよく語ったナァ、という感じですけど、
編集者の方も、これはよく纏めたナァって思いますね。
執念の力作、という感じがします。
全部ポンタさんというフィルターを通ってはいるので、
ひょっとしたら細かいところに記憶違いとか、
関係者からすると、見解の相違とかあるのかも知れませんが、
ある意味、日本のポピュラーミュージックの歴史が、
どっさり詰まった本なのです。
貴重~な歴史的資料ですよ、コレは。
読んでて感じたのは、
この人達は、つくづく面白い時代を生きてきたんだな~、
ってことです。
こんなにたくさんの物語を背負ってるミュージシャンって、
今の若い世代にいるのかなって。
読み物としても純粋に楽しいですが、
一応ドラムを叩く者として、もっとポンタさんのように、
パワフルに生きていかないといかんな~と、
そんな気分にもさせられた本です。 -
買って少し読んでから暫く放置していたのだけれど、読み出したらトトトトと読めた。語りおろしだけあって、リズム感がここちいい。ドラマーだからというのと、編集者&聞き手の腕なんだろうなあ。いろんなジャンルのミュージシャンのエピソードがおもしろい。年代の音楽の雰囲気が伝わってきて楽しめた。
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