モップの精は深夜に現れる (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2011年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167716059

みんなの感想まとめ

多様な短編からなる本作は、女性清掃員キリコが主人公となり、オフィスでの様々な人間関係や謎を解決していく物語です。キリコは、独特のファッションと明るい性格で、清掃作業を通じて周囲の人々に寄り添い、彼らの...

感想・レビュー・書評

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  • 近藤史恵さん、モップシリーズに手を出してしまいました。2作あると思っていたら5作あることを、辻村深月さんの解説にて知るとは。しかも、読む順が逆で2冊目から読むという・・・、
    パ・マルシリーズが好きな方にはオススメです。

    さて本作は4編からなる、短編お仕事ミステリになります。ワタシとしては一作目の『悪い芽』は面白かった!女子中学生の娘をもつ中間管理職の栗山。娘や新入社員のことが、どうにもわからない。『イマドキの若いものは!』なんてね。
    そんな時出会う清掃員のキリコ。ミニスカにブーツ、遊び半分にみえて叱り飛ばすが・・・。
    この二人がなかなかいいコンビになり、話は意外な方向へ。

    主人公キリコが、妖精のように現れ、オフィスを綺麗に掃除していく、しかも楽しそうに。
    特別な能力があるわけじゃないのに、迷える登場人物たちにきっちり寄り添って、ミステリを解決というより、より良い働き方や生き方を導いてくれる作品です。

    辻村深月さんも解説で書いてますが、良い作品とは『読後感』がよいものがよい、ワタシも同感です。1日1話よんでデトックスするのが理想です。

    でも面白くて、やめられないんですけどね。

  • 最近はまっている近藤史恵さん
    ビストロ・パ・マルシリーズの次は、女性清掃人探偵キリコシリーズ

    間違って2巻から読み始めたので、最終章の「きみに会いたいと思うこと」の夫大介との馴れ初めなどはよく分からなかったが、その他の章は、短編完結になっているので全然問題なし

    実を言うと、イラスト?漫画チックな装丁の本は好きになれずそれだけで敬遠してきたが、このシリーズに関してはこのイラストもありなのかなと思える

    何しろこのキリコちゃんビルの清掃人らしからぬ格好、
    膝上の黄色いタータンチェックのスカートに、ゴツめの膝まであるブーツ、上半身は白いふわふわした生地のセーター臍まで覗いている・・そんないでたちで掃除
    をするのだから

    茶髪をくるくる頭の上でお団子にしてジャラジャラネックレスをしてと、一言物申したいのだが、その清掃の手際の良さといったらお見事!

    清掃に入ったオフィスや事務所の人間関係にまつわる謎を解き明かすのだが、私はキリコちゃんの公明正大で曇りのない真っ直ぐな人間性の虜になってしまった

    磨き上げたオフィスの机や床のようにいつもまっさらなキリコちゃんの人柄に、すこぶる気持ちが良い読後感だった

  • 感想
    最終話は胸につまる思いだった。頑張りすぎて壊れる人がいることを思い出してしまった。何事も時にはゆっくりやることも大事だと思う。

    あらすじ
    掃除屋キリコの第二弾。派遣で清掃を行なっているキリコがビルで起こる事件を解決していく。最初の3話は短編。最終話は大介と結婚してからのキリコが主婦業、清掃業と大介の祖母の介護で葛藤する様が書かれている。

  • 清掃作業員キリコのシリーズ2冊目。
    今回もキリコが掃除をしながら様々な事件を解決して行く。掃除をしているからこそ気付ける謎が面白い。
    どの話も読了後がさっぱりしている。あとがきで作者が「前作でキリコを天使でなくしてしまった」と書いていたが、このシリーズを読んだ時の満たされた気持ちを考えると、やっぱりキリコってある意味天使だよなと思う。

  • 真っ直ぐに「自分の仕事が好き」と言い切れるキリコが素敵。
    かっこいいと思う。

  • モップの精とは?会社で起きてる問題を解決.たまに家庭の問題も解決するキリコ。ドラマやアニメにもなりそうな、とてもわかりやすく、読みやすい小説だった。現在第四弾まで出ているようだが、楽しく読めそうだ。

  • キリコさん モップシリーズ

    日常の謎を解決していく内容がメインだが
    後半のキリコ本人の家庭でのお話が入っているが
    これまで読んできたキリコとは少し印象の違う
    キリコの悩み部分を知ることができる。

    清掃先の謎を解決していく不思議キャラの印象から
    より親近感のある女性という印象になった。

  • モップシリーズ2作目。
    近藤さんといえば、自転車モノが好きだけど、こういう明るいミステリーもいい感じ!
    解説で辻村深月さんが日曜日に読んで月曜日に気持ちよく職場に行ける小説が好き…と書いていましたが、
    以前良く本を交換して読んでいた上司が、通勤途中に読んで疲れない小説が好き…と言っていたのを思い出しました。
    今は交流のないその上司にこの本を薦めたいなぁ〜

  • 久しぶりに読んだキリコシリーズ(しかも三作目を先に読んでるし)。気楽に読めるミステリーだけどキリコの温かさが何とも言えない。読み終わった後、こんなに清々しい気持ちになれる本ってすごいと思う。

  • キリコちゃん、やっぱり好きだな。

  • キリコちゃんシリーズ第二弾。
    オフィスに潜む謎や事件をや悪戯心に掃除人ならではの観察眼で解いていく。
    スカッとするものもあればしんみりするものも。
    キリコ自身の話では私も大介と共にヤキモキしたり切なくなったり。
    明日をがんばる力をもらえる大好きなシリーズ。

  •  近藤史恵さん、いろんなジャンルの沢山のシリーズがあります。「天使はモップを持って」に続く、清掃人・キリコシリーズ№2は「モップの精は深夜に現れる」、2011.5発行、4話が収録。楽しく読了しました。梶本大介と結婚して梶本桐子。清掃アルバイト、家事、祖母の介護、獅子奮迅の活躍です! 何より明るくて、よく気がついて、優しさに溢れています。

  • 掃除が好きが主人公が謎解きをするミステリー。ある程度当たりをつけても結末には意外性と納得性があり読み応えがある。
    最後の話で過去の作品に興味を抱く。
    気楽に読め、気分転換になる作品です。

  • 近藤史恵さん「モップの精は深夜に現れる」、10年積読後に読了。なんと、シリーズ二作目でした。日常に潜むミステリーを魅力的な掃除人が解決する、さわやかな物語。清涼感がいいです。

  • 暇つぶしならあり

  • 図書館で目を閉じて選んだ本を読む、ということをたまにするのですが、そうして手に取ったのがこの本でした。偶然選んだにしてはその当時の自分の生活と重なるところがあり読んでいてとても楽しかったです。ミステリ的なところもありその真相に無理がないところも個人的に好きな点です。

  • キリコちゃんがとても可愛くて好き。
    優しくて賢いし。

  • 前作同様、キリコちゃんの活躍に元気をもらえます。
    充実した毎日を送ろう、まずは掃除から始めよう、ときっとあなたも思うはず☆

  • お洒落で派手な服でビル掃除をするプロの掃除人キリコが、仕事先で出会う人々のトラブルを解決していくシリーズ
    第二弾。

    さまざまな職場で働く人を主役に据えた連作短編集。
    毎回、キリコの深い洞察力によって事件があざやかに解決されるのですが、それだけではなく、事件に関わる人々の悩みもすっきりさせてくれます。
    読んでいるこっちまで気持ちよくなれるし、彼女の仕事に対するプライドやまっすぐな強い意志も心地いいです。
    背筋が伸びて、明日も仕事頑張ろう、という気持ちにさせてくれました。

    最後の一編はキリコとその家族のお話。
    他の短編では隠れていたキリコの心情が垣間見え、彼女が弱い部分も持った一人の人間として立ち上がってきます。
    身近な等身大の女性としてたまらなく魅力的でますますファンになっちゃう。

    読後感もいいし、すごく好きな短編ですが、仕事を抱え込んじゃうキリコが心配。
    介護、仕事、家事に親戚の無理解も加わりキリコはかなり辛い状況。
    現実ではよくある話かもしれませんが、なんで夫の祖母の介護を他人である妻がやらなくちゃいけないんだろう。
    祖母の息子や娘がやるべきなんじゃないのかなー、とモヤモヤしてしまい、爽やかなラストをいまいち楽しめませんでした。

  • キリコがかわいい。
    掃除と推理で人々を救う。

    前作の後、どうなったのか心配していましたが、
    好きな仕事ができているようで良かった。

    それにしても、大介よ、うじうじしすぎじゃない?
    自分とキリコを信じてあげようよ。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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