モップの精は深夜に現れる (文春文庫 こ 34-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167716059

感想・レビュー・書評

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  •  近藤史恵さん、いろんなジャンルの沢山のシリーズがあります。「天使はモップを持って」に続く、清掃人・キリコシリーズ№2は「モップの精は深夜に現れる」、2011.5発行、4話が収録。楽しく読了しました。梶本大介と結婚して梶本桐子。清掃アルバイト、家事、祖母の介護、獅子奮迅の活躍です! 何より明るくて、よく気がついて、優しさに溢れています。

  • 図書館で目を閉じて選んだ本を読む、ということをたまにするのですが、そうして手に取ったのがこの本でした。偶然選んだにしてはその当時の自分の生活と重なるところがあり読んでいてとても楽しかったです。ミステリ的なところもありその真相に無理がないところも個人的に好きな点です。

  • キリコちゃんがとても可愛くて好き。
    優しくて賢いし。

  • 前作同様、キリコちゃんの活躍に元気をもらえます。
    充実した毎日を送ろう、まずは掃除から始めよう、ときっとあなたも思うはず☆

  • キリコちゃんシリーズ、第2弾。

    最後に大介との話しも入っていたので満足。

    2018.1.10 読了

  • キリコちゃん素敵♪シリーズ全部読まなくちゃ!!!

  • 赤茶色に染めた髪をくるくるとお団子にして、ラインストーンのピンで留めている。
    二つの綺麗な膝小僧をみせてお掃除をしているキリコ。
    ビルの清掃員キリコが会社でおこる事件を解決していく。
    可愛くて賢いキリコに共感する。
    人が死なないストーリーのほうがよかったのに、と思いながら読み進めたが、やっぱり最後は星5つつけたくなるほどに、よかった。

    「どんな仕事をしてたって、代わりの人はいるよ。だって、いなくちゃ困るじゃない。自分が本当に大変で休まなければならなくなったとき、だれもかわってくれないなんて困るよ。本当にこまる。代わりがいないのは、友達とか家族とか恋人とか、それだけでいいじゃない」
    こういえるキリコが可愛い。

  • 日常ミステリー、ではないかもだけど、そんな感じ。坂木司さん系。解説で辻村深月さんが言っているように、お仕事小説でもある。タルトタタンの話がずっと気になっているんだけど、これがこんなに面白いんだからあっちも相当に面白いんだろうなぁ。よかった!

  • OL時代のこと。いま自分が抱えていることが重なって、一つ一つが他人事には思えない。
    大好きなことを胸を張って、大好き! と言えることは幸福なんだけれど、今はそれができないだけに『オーバー・ザ・レインボウ』は胸が痛かった。
    仕事をしている人、一生懸命何かに取り組んでいる人、その事で悩んでいる人にはキリコちゃんがそっと背中を押してくれる。そんな気がする。
    このシリーズ、大好きだ!

  • 美人清掃員キリコの活躍する短篇集。今作もサクサク読めてキリコちゃんの活躍が楽しめました。短編4作のうち3作の事件を解決していく話も楽しかったですが、最後の「君に会いたいと思うこと」がとても切なく最後には笑顔になれて、読後感がとても良かったです。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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