そんな謝罪では会社が危ない (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2006年10月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167717117

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

企業の謝罪の在り方を深く考察する本書は、過去の不祥事や謝罪会見の事例を通じて、効果的な謝罪の要素を明確に示しています。著者は、企業の危機管理コンサルタントとしての豊富な経験を活かし、失敗例を挙げながら...

感想・レビュー・書評

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  • 前半は事例を類型ごとに分けて説明していて、なるほどなと感じさせられるものでした。
    後半は謝罪に必要な要件ということで説明しています。

    なかなか内容的にもよく、これを最近のソニーの情報流出等に当てはめてみると面白かった。
    失敗例として紹介されているソフトバンクBBの例に酷似している。
    ソニーの対応に釈然としないものがあっただけに、なるほどあれは謝罪としては大失敗だったということであれば、納得である。

    ただ2006年刊行だけに若干事例が古い。
    しかも一部事例では「最近のこと」(当時)として省略するのはどうかと。
    せっかくいいことをわかりやすく書いているのだから、時を経て読まれることを想定しないと、、
    ここだけは残念かな。

  • 実例が豊富で、非常に参考になります。

  • 当時の上司からもらった。

  • 実際の失敗例・成功例が豊富に記述されていて、非常に参考になる。
    今、現実に私がそういった危機管理部署に居るわけではないが、今後いつ事故・事件の当事者になってもおかしくないので、事前にある程度の知識を持っておく必要があると考えて読んだが、ここに書いてあることすべてをその瞬間に活かせるかどうかはわからないが、少なくともそのエッセンスは頭に入った。
    全ての社会人が読むべき良書。

  • 企業の危機管理コンサルタントのベテランである著者が、過去に起こった
    企業不祥事に伴う謝罪会見・お詫び広告から、企業としての謝罪の在り
    方を指南する。

    謝罪と言えば、船場吉兆の「ささやきおかみ」が私の中では傑出している。
    あのおかみ、今はどうしているのだろう。ナンシー関が存命だったのなら、
    コラムを書いて欲しかった。

    駄目な謝罪のオンパレードである。日本有数の企業でも、いざ不祥事と
    なると脆さを露呈する。

    船場吉兆の「ささやきおかみ」が登場する以前、集団直中毒事件を起こした
    雪印乳業社長の「わたしは寝ていないんだっ」が私の中で断トツにダメダメ
    だった。

    雪印の場合、謝罪会見ではなく周りを囲んだ記者に向かって放たれた
    言葉だったが、これは最高に印象が悪かった。被害に遭った人たちは、
    寝ていないどころか中毒に苦しんでいたというのにね。

    実際のお詫びから悪い例を引き、どこがどういけなかったのかを的確に
    明示している。そして、どの段階でどういった謝罪をすべきか。その際に
    留意する点も分かりやすく記されている。

    企業の危機管理に携わる人は、一読の価値ありだ。また、個人としての
    お詫びにも応用出来るので勉強になる。

  • 具体例が豊富で面白いです。

    トップの補佐役であれば、保険のためにも読んでおいて損は無いです。
    特に第二章については、万が一の時のために、常時手元に
    置いておかないと、混乱時には使えないのではないかと思う。

    ただ、謝罪や記者会見については、似たような本でもっと実践的なものがあると思うし、これだけで危機管理を語れるものでもない。。

  • とってもとっても勉強になりました。

  • この本は何か企業が不祥事を起こした際に、気をつけなければならないことのバイブル集。

    記憶に新しい、「シンドラー製エレベーター」「パロマ湯沸かし器」あたりのことまで、実例をあげながら問題を指摘している。



    企業は常にリスクと背中合わせで事業をおこなっている。

    特にここ昨今は「個人情報保護」「PL法に基づく製品管理」等々・・なにか問題が起きたときにどう行動するか。

    はっきりしていることは「真摯に包み隠さずお詫びすること」だが、その心積もりをしているかどうかが大きな分かれ目。



    「私は寝てないんだ!」「工場長、それは本当か?」

    ・・・・なんて名言(迷言?)を吐いてしまった雪印乳業の社長は、一躍時の人になってしまった。

    モノづくりの会社、特に自社の製品が消費者の生死に係わる企業などは、メディア(テレビなど)の前に立つ時を想定すべき。

    その時をイメージし、トレーニングをしておく必要があるのかもしれない・・・。

    消費者からすると、そんなことの予行練習をしておくなんてバカげていると思うかもしれない。

    しかし、企業とすればここで社長がドジを踏み、アホ発言をしてしまったら、会社がつぶれる可能性さえあるのだ。



    著者の田中氏は、「お詫び会見」の一番優秀だった事例を、2003年の石原軍団による渡哲也の会見だと述べている。

    これは西武警察のロケ中に起きた車の暴走により、見物客に重傷者を出してしまった事故のことだ。

    この時の渡哲也はまずお詫びの言葉を口にし、西武警察の製作中止を発表した。

    「罪の意識」が的確で「処分」が早くて重い・・これがポイントだったとのことだ。

    まあ俳優だけに、その表情も実に沈痛さが表れていたこともあるかもしれないが・・

    ※決して、渡哲也氏が演じていたと言っているわけではない。



    企業の総務や広報としては、ぜひ1冊そばにおいて置きたい本。

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