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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167717339
みんなの感想まとめ
男性誌を鋭く批評する本作は、著者の独特な視点と皮肉が光る内容です。特に、各誌に対する的確な指摘は、思わず「そうくるかぁ」と唸らせるほどの小気味良さがあります。全体的には少しトーンダウンした印象もあるも...
感想・レビュー・書評
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「そうくるかぁ」と唸ってしまうぐらい舌鋒鋭く一誌一誌をぶった切る小気味良さがある箇所もある...。ただ、他作品に比べて全体的にややトーンダウンな印象。しかし、当時、読んでいた自分が恥ずかしくなることは間違いない。男性諸君は読んでおいて損はない。
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斉藤美奈子氏の文章は、相変わらず皮肉がきいていて面白かった。にしても、アラサー男性にぴったりの雑誌って少ない気がします。ファッション誌にしても、趣味にしても、帯に短し襷に長しっていった感。20代向けだと軽薄な感じだし、かといって、ちょっと上の世代を狙った雑誌は、ハイグレードな商品ばっか紹介されているし。。みんな、どうしてるんでしょうか。
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女性誌を批評した『あほらし屋の鐘がなる』(文春文庫)につづいて、今度は種々の男性誌を批判の俎上にのせて料理した本です。
著者のスタンスの中軸にフェミニズムがあるので、男性誌の批評になると一本調子な印象になるのはしかたがないのかもしれませんが、『あほらし屋の鐘がなる』ほどの面白さは感じられませんでした。もっとも、同じことを手を変え品を変えていいつづけなければならないことに一番うんざりしているのは、当の著者自身なのかもしれませんが。 -
読んでおいて損はない
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新書文庫
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男性を主要読者と想定しているであろう各分野の雑誌を切り捨てる。まあ、見事に切り捨ててくれている。まあ、どれだけ切り捨てても愛読者たちは何とも思わないんだろうけど。
ところでこの本、10年くらい前のものなわけで、その頃とは社会における雑誌の存在感が変わってきていると思うんだよね。果たして今でも、こんなふうに雑誌を論じるような本って成り立つだろうか。雑誌は社会の共通文化からよりマイナーな文化になっているような気がする。
単行本のときのタイトル『男性誌探訪』のほうがあっている感じがするけどな。なぜ変えた? -
一般的に「男性誌」に分類されるような雑誌を取り上げて批評する。
ざっとしか読んだことないけれど、たしかに「あー、そういうかんじ」というポイントを鋭く指摘している。
内容がもうすでに10年くらい前の内容なので、また最近のものでやってみてほしい。でも、そんなにキャラの立った雑誌って最近少ないかな・・・・? -
雑誌ってこうやってツッコミを入れながら読むのが正しいよね。「デキる男の、自分流(パーソナル)オーダースーツを極める!」なんて、真顔で読めるかよ。
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ブックオフ105円コーナーにあったので、懐かしくて買ってしまった。10年程前だっただろうか。斎藤のこのコラムを読むためだけにアエラを毎週チェックしていた。それぐらい楽しみだった。今読み返してみても、十分楽しめた。そろそろ、最近の男性誌あるいは男性サイトに関するエッセイを斎藤は書いてくれないだろうか。
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おことわり:これは書評ではありません
2007年7月26日に書いたメモです
「原爆投下はしょうがない」という久間前防衛相の発言に触発されて、三人の評論家が刺激的な意見をぶつけてきた。対象は、国民全員。
まずは、「SPA!」7/24号の福田和也さんと坪内祐三さんの対談。
二人は、原爆を投下されるまで降伏を決断できなかった日本の構造を問題視する。ソ連が日本と戦うことにアメリカ・ヨーロッパが脅威を抱いていたこと、南北朝鮮のように日本が分断されていた可能性もあることなど、国際情勢の緊迫感について日本人はあまりに無知だったし、今も構造としては同じだと言う。そして「原爆投下がなければ戦争は終らなかった」とまで言ってしまう!これは挑発と見た方がいいでしょうね。
ヒューマニズムを安易に持ち出すな、情に流されて理性をなくす日本社会はおかしい!と二人は気炎を上げる。これは心からの叫びに違いない。議論すらできない大衆への絶望感!知識人の宿命とはいえ、80年代の高度大衆化社会を通過した福田さんと坪内さんには「かしこい知識人/ばかな大衆」という単純な二分法は使えない。この境界は曖昧で、そもそも境界があるのかすら疑わしいほどだ。しかし……なんとかして自分のまわりのこの社会を、いいものにしたい、よりよくしたいという願望は捨てきれない。そのジレンマがこの挑発になったように思う。読者はどう答えるべきか?
続いて「週刊プレイボーイ」7/16号の宮崎哲弥さん。
宮崎さんも「原爆が絶対悪というのは世界共通ではない」とさとす。アメリカでは戦争を止めるための適切な手段だったという評価が広くなされているし、中国・韓国では日本が原爆投下だけを理由に被害者面をし、加害者として自覚しないことを苦々しく思っている人が多い。
国際世論を味方につけるにはどうしたらよいか?宮崎さんは、ジョン・ロールズ『万民の法』を参照せよ、と言う。ロールズなんて名前はじめて聞くけど、政治哲学の世界では有名で、ロックやホッブズに比肩する人らしい。それが本当かどうかはともかく、ロールズは第二次大戦における連合国の殺戮すべてを否定しはしない。ただ、対話の余地があったのに行った虐殺、たとえばドレスデンの爆撃、東京大空襲、そして広島・長崎の原爆などについては厳しく批判する。こうしたロールズの論理を応用して国際社会を納得させよ!というのが宮崎さんの論旨。
宮崎さんも、言いたいことのおおもとは福田さん・坪内さんと同じ。「情に流されず、理性で考えよ」ということ。たしかに理性は大事です。ただ、深く考えないから今まで面倒を回避できてきたんじゃないか、と思うこともある。
パンドラの箱を開けて、いいものなのでしょうか?
日本人は……いや、私は、原爆観をどう変えるべきか?変えない方がいいのか?答えは簡単には出ない。
しかし、こうした刺激を与えるのが知識人と呼ばれる人の役目だ。三人はそれを十分に果たした。あとは、私たち大衆に番がまわってくる。理性、理性。必要なのは理性だ。 -
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さまざまな男性誌を紹介しつつ、日本男児の生態に迫るエッセイ。
男性誌と言われて思い浮かぶのは男性ファッション誌や週刊誌くらいだが、結果として読者が圧倒的に男性という雑誌を含めると分野は多岐にわたっている。釣りや車の雑誌など手にとったこともなかったので、そういう意味でも面白かったし、「レオン」や「ポスト」などの王道雑誌を俎上に上げて快刀乱麻を断つ痛快さ。
10年くらい昔のエッセイだが、十分に笑えて楽しい本である。 -
2007年文庫化というと、もう三年前…。
この雑誌、今はどうなっている!?と思う出版不況な今日この頃。
解説で斎藤氏オヤジ説が展開されているが(笑)、この本を一緒に笑って楽しんだわたしもまた、オヤジなのかもしれない…。 -
20100713
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斉藤美奈子が、男性誌を切る。
女性誌の本「あほらし屋の鐘が鳴る」が、すごく面白かったので、期待していたのだが…。
これは、斉藤美奈子がどうというより、男性誌そのものがこういうものであるっていうことが大きいんだろうな。そして、そんだけのものでしかない男性誌をここまできっちり分析してみせる斉藤美奈子の懐の深さ。
漢だぜww
結局、人の欲望ってつきつめれば、金と地位と性欲なんだろう。
女性誌がそれらを綺麗にラッピングして提供しているのに対して、男性誌はストレート。ゆえに、どれもオヤジ臭さがただよう。
面白いんだけど、かえって男性に対する幻想が打ち砕かれますわww
釣りや鉄道のコアな雑誌についても触れているが、オタクって昨日今日発生したのではなく、そういう土壌がしっかりあるってことがよーーーーっくわかった。ついでに、アキバのオタクがなんだかキモイ感じがする理由も。
斉藤美奈子の本は、いつも新しい視点や価値観を投げかけてくれる。
ありがとうございますm(__)m -
ちょっと資料が古い(わたしが読んだのが遅い)のですが、そんなことは気にせず面白いです。
自分の好きな雑誌がバッサバッサと斉藤さんに斬られていく。自分も斬られているような感じを受けます。でも自分が感じていた雑誌への疑問も、斉藤さんは俎上に載せてそれなりの解釈を示すので、腑に落ちる感じも少し受けます。 -
神様ホトケ様ミナコ様!
時には東洋経済をじっくり眺め、時にはSPAとAERAを並べながら、ずばりずばりと斬新に切り込む切り込む!
もはやミナコ様の前に道はなく、ミナコ様の通った後は残骸の山である。
やおらよわっちいあたしはさ、後をひーひー言いながら、なんとかついていこうと道端にへたばるわけよ。
ミナコ様、つっ走ってくださいませ。
きっと本の本も、買いますから・・・そのうち。 -
雑誌は読まない私ですが、斎藤美奈子氏が斬る! というのなら、と読んでみました。
新聞の雑誌広告と照らし合わせる程度の知識しかなくても、充分に楽しめるというのが斎藤美奈子氏の凄いところ。
その雑誌や本などの実物を知らなくても、それがどんなものなのかを「どうぞ」と切って取り出すのがとても上手い方なのです。
様々な雑誌が(今回も)俎上に上がっておりますが、私の最大のお気に入りは『レオン』。
ジローラモさんがイメージに使われているアレであります。
ついたキャッチが「オヤジ、モテたい」。「オヤジ」と「モテ」がこの雑誌の二大キャッチといつものように言い切っている斎藤氏ですが、これが疑いもなく正しいというところが凄い。
今月の新聞広告にも「モテるオヤジの○○術」などなど、余すところなく(っていうか、見も蓋もないほどそのまんま)なキャッチが華々しく紙面に踊っていました。
この端的さが斎藤美奈子氏の書評の最大の魅力かもしれません。もちろん、それだけじゃないんですがね。 -
ちょっと古かったけどおもしろかったー!文芸誌版とかも作ってほしー
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斎藤さんが世の男性誌をバッサバッサ斬ってます。ターゲットになるのは「男の(カン違いな)酔いっぷり」かな。つまりそれは雑誌のキャラでもあるので、結局みんな(斬られたほうも)楽しめてしまう。これってもちろん戦略?おそるべし!
著者プロフィール
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