- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167717513
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
天才科学者山之内明が発明した奇跡の石油生成菌ペトロバグ。世界の石油市場を根本から覆す大発明に脅威を感じた国際石油資本とOPECは双方とも山之内拉致、殺害とペトロバグ略奪の指令を発した。だが、ペトロバグは恐怖の殺人生物兵器であることが判明、山之内は暗殺者に追われながら重大な決意を固める。 -
強力な石油生成能力を有するバクテリア、ペトロバグ。その生みの親、山之内所長は優秀な研究者だが過去に大きな事故を起こし、その贖罪のため抑圧された生活を送っている。
研究成果はたちどころに世間やOPECや石油メジャーの知るところとなり、マスコミに叩かれるわ、研究所は爆破されるわ、命を狙われるわ、とにかくさんざんな目に遭う。どろどろしたストーリー展開の中で、山之内の科学者としての良心と贖罪意識が救いとなっている。
危険な細菌を巡るバイオサスペンス。 -
天才科学者山之内明が発明した奇跡の石油生成菌ペトロバグ。世界の石油市場を根本から覆す大発明に脅威を感じた国際石油資本とOPECは双方とも山之内拉致、殺害とペトロバグ略奪の指令を発した。だが、ペトロバグは恐怖の殺人生物兵器であることが判明、山之内は暗殺者に追われながら重大な決意を固める。
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「ペトロバグ―禁断の石油生成菌」無機質を石油に変える細菌が発明されたら…高嶋哲夫が描くリアルな世界とは
http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2016-02-06 -
非常に面白かったです。
石油生成菌。
日本だけでなく、アメリカ、中東を巻き込んだ話しになる。
そして、その石油生成が引き起こす副作用をめぐり、それを利用して、起こされるカラクリも面白かった。
少し、甘い恋もスパイスになっているのかもしれません。
お勧めです。 -
テーマは壮大だったけど、ページごと、場面ごとに読ませるエンターテイメント力の不足を感じます。
漫画にたとえると、話は面白いけど絵が良くない、その回ごとの興奮が物足りない、という感じです。 -
石油生成菌ペトロパグ発見、それにより石油産油国と国際石油資本が動き出す。ペトロパグを手に入れようとするメジャーと、それをこの世から抹殺しようとするオペックが激突。その駆け引きのスペクタクルを期待する。だがそのあたりは内容が薄く、激突の激しさは最小に止まる。ペトロパグが殺人菌であることは話の流れであまり必要とは思えない。それよりも石油国際市場の動向であるとか、世界の人々がこの菌を手に入れることで劇的に変化する過程であるとか、そのあたりを読ませてほしかった。
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面白かった。ハッピーエンドにならなかったのがちょっと悲しい。
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2009/3/14
著者プロフィール
高嶋哲夫の作品





