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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167717582
みんなの感想まとめ
魅力的な主人公、宇佐美陶子が活躍する短編集で、彼女の職業である旗師としての苦悩や人間関係が描かれています。古美術の世界で生き抜く陶子は、目利きの命である眼を患いながらも、同業者の悪意に立ち向かいます。...
感想・レビュー・書評
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旗師・冬狐堂シリーズ第2弾。
とは言っても文春文庫での第二弾で、どちらも短編集です。
その前に講談社から長編2冊が出てるので通算4冊目になります。
1話目から大狸が狐の皮を被ったような同業者が
陶子を騙くらかそうと仕掛けてくるものの
狐さんの返り討ちは見事ですо(ж>▽<)y ☆
2話目からは、陶子や硝子の過去と関係の深い話になってまして
二人の関係が本当に羨ましく思ってみたり。
胸がキュっとなってみたり、ハラハラしてみたり
短編集なのに思いっきり楽しませていただきました
もう続きが読めないのね・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宇佐見陶子/冬狐堂の古美術ミステリシリーズ。呪われた和人形『倣雛心中』、陶子の学生時代と失われた才能『苦い狐』、切子腕とカメラマン硝子『瑠璃の契り』、プロフェッサーDの後を追う日本版ビスクドールの謎『黒髪のクピド』。倣雛心中とクピドの人形2作はホラーといっても良いかもしれない良い出来。
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以前借りたものを買い直して再読。冬狐堂シリーズ最高!美術品についての話は勿論楽しいのだが、今回は学生時代の陶子が友人の才能を見て、自分自身の限界を知るというエピソードがすごく良かった。
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凛とした雰囲気の冬狐堂が見せる意外な弱さが男としてはたまらないかも。
大きく分類すれば同じカテゴリーになる那智先生は決してこんな揺れ方をしないので、描き分けているんでしょうね。
あっ、骨董品に関する薀蓄と洞察の面白さは言うまでもありません。 -
順番関係なしに続々と。
短編の読みやすさはあるけれども、初が邪馬台であったために物足りなさもw。 -
冬狐堂シリーズ第二弾。
やっぱり面白い。今回は過去に繋がる話が多く、陶子さんのかつての夫も出てきて、ワクワクしっぱなしでしたね。いや~良かった!
そして、お酒が飲みたくなる!
表題作も良かったんですが、私は『倣雛心中』『黒髮のクピド』がとくに気に入りました(タイトルが私好み)。主役であるどちらの人形にも"何か"が宿されているんですが、その正体にううっ。
人形は昔から不気味で嫌いですが、確かに見惚れる程に綺麗なのもありますね。それがまた危なっかしい感があるんですが。
ミステリアスな香りのする魑魅魍魎な世界、骨董業界。魅了されてみたい。私はセンスと勘がトコトン悪いので、この本でそういう世界を追体験するしかないが…。 -
「冬狐堂」シリーズ、もっとよみたかったなぁ~・・・。表題作、よかったです!強い女も恋をするのねぇ。。。
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冬狐堂、いや、宇佐見陶子の過去が少しずつ明らかになる
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他の小説を読みながら北森さんの小説を読むと、緻密なストーリ展開さを改めて感じる。
旗師を生業とする主人公の陶子は一見強い女性は両刃の剣のように絵がかれているけど、私にはとても強い女性として感じられた。
他の小説で登場する主人公達との絡み合う場面は、とても面白く感じる。
次は「メビウスレター」を読む予定だ。 -
「旗師」宇佐見陶子シリーズの4作目。
4編構成の連作集です。
今回陶子さんは旗師生命に係わる病という不安を抱え、
更にそこを突こうとする悪意にも晒されて悲愴感たっぷりです。
常に突っ張って生きている陶子さんが感情的に揺れてます。
そのせいか4編とも本格推理物というのではなく、
どこか余韻を残したミステリー風仕立てのお話になってます。
陶子さんと硝子さんのそれぞれの過去にまつわるものや、
過去に起こっていただろう事件に対する推測などです。
なので、警察の出る幕無し。
ということは例の犬猿コンビの出番も無しということです。
ちょっと残念。
それにしても陶子さんの築いてきた人脈は羨ましい限りです。
欲の絡み合う恐ろしい業界の中でさえ信頼できる人たちと出会い、
そこから更に異業種の人たちともお知り合いに。
別れてしまったプロフェッサーDとの関係でさえ魅力的です。
その広い人脈から得られる知識も多岐に渡り、
読んでいるこちらまで勉強できた気分です。
興味深い骨董の世界を垣間見ることができたという点からも、
大好きなシリーズです。
これまで陶子さんの生き様を読んできましたが、
もうこの先は読めないのだと思うと残念です。
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冬狐堂の連作集
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ミステリーとして十分面白いし、それぞれの話に登場する骨董も魅力的。タイトルの切り子椀など、実際に見れるものなら見たい。
ただ、「狐罠」のグイグイと引っ張っていく力が強かったせいか、ちょっと物足りなかった。 -
追悼気分で読んだ。
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全作に比べて登場人物の過去に絡むトラブルが多く、少し泥臭さがあったが、その身近さがまた面白さの要因かもしれない。
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旗師・冬狐堂シリーズ短編第二弾。
前作「緋友禅」より登場人物たちの過去につながる話も多くなっており、冬狐こと陶子の格好いい姿を見れる最後の作品です。
「倣雛心中」・「苦い狐」・「瑠璃の契り」・「黒髪のクピド」の四篇で構成されており、「瑠璃の契り」ではカメラマンの横尾硝子を初め、雅蘭堂の越名集治、博多の根岸キュータ、三軒茶屋のビア・バー「香菜里屋」などが登場し、「黒髪のクピド」では、かつての恩師であり、陶子の夫でもあったプロフェッサーDも登場する、北森ファンには堪えられない作品となっている。 -
そうか旗師っていうのは、古書でいうところのセドリなんやね。
さりげない文章だけど、描写がうまいんだろなあ、美術品が目に浮かぶよう。それだけに、瑠璃椀なんかは綺麗だけど、最初と最後の話に出てくる人形が、めちゃくちゃ怖い…
陶子さんみたいな女性をどう思うか? そんなつっぱらかってるとしんどいでしょ― と思う。たぶんけっこう辛気臭い女。かっこいいとは思わない。でもその人生に対する要領の悪さみたいなものが、なんとも言えずちくちく心をさわってくる。 -
宇佐見陶子シリーズ第四弾
・倣雛心中
・苦い狐
・瑠璃の契り
・黒髪のクピド -
美貌の旗師、冬狐堂シリーズ。
*倣雛心中(ならいびなしんじゅう)
*苦い狐
*瑠璃の契り
*黒髪のクピト
いきなり、飛蚊症になってしまった陶子。
も、あんまり陶子にハードな運命を課すのはやめてくだいよ、って思ってしまうのだ。
うん、なんだかんだと冬狐堂シリーズ、ってハードボイルドです。
と、陶子の元夫、プロフェサーDのことを、小出しにするのはねぇ。
まぁ、プロフェッサーDが姿をあらわすのは、シリーズのクライマックスというか終焉って気もしますが、出ないなら出ないで、ちょっとその辺のバランスが微妙かな。
とはいえ、きっちり仕事をしてるというか、きっちり面白いです。
うん、北森鴻は、これぐらい面白くないと嫌だな、っていう段階をきっちり超えて常に提示してくれるところが、職人技です。 -
冬狐堂 シリーズです。
表題作の「瑠璃の契り」ほか3編の短編が紹介されています。
どれもミステリというよりもヒューマンドラマといった感じで少し切ない感じがあります。
読んだ後に少し心に残るものがあると思います。
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