TVJ (文春文庫 い 71-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167717612

感想・レビュー・書評

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  • テレビ局がジャックされる映画化したら面白そうな作品。由紀子とブルース・ウィルスが交錯しちゃう(笑)
    単純に面白かった! この後に『リカ』が誕生するとは思えない。何があったんでしょうか?

  • テレビ局がジャックされる話。単発で映画化しそう。でも捻りがなかったなあ。

  • 主人公がOLのダイ・ハードって感じ。

  • お台場にインテリジェントビルの超豪華社屋を新設したテレビ局、テレビジャパンに、謎の男たちが侵入し、銃器をもって制圧をする。
    折しも72時間連続生放送中だった同局は混乱に包まれる。
    ひとり、偶然から犯人たちから逃れた経理部OLの由紀子は成り行きから、人質となった恋人の圭を救うために孤立奮闘する・・・。
    ありえないけれどそれが楽しい、エンターテイメントだ。
    気楽に見られるハリウッドの娯楽アクション映画を見ているような気持ちになる。

  • 解説にもあったけど主人公はホントTHE OLって感じ。
    エンターテイメント性はあるかなぁ。
    犯人達が原発とか北朝鮮を持ち出すのは中々日本の痛いトコついてて、ホントにあったらどうなるんだろうなぁ。
    ラストはちょっと無理やり感がある気が。。。

  • 25階建ての威容を誇るお台場のツインタワー「ニュー・ミレニアム・ビル」に拠を構える民放・テレビジャパンが、銃火器で武装した集団にジャックされた。人質となった局員の命をかけて、警察と犯人の緊迫した交渉が続く中、経理部員の高井由紀子は偶然の巡り合わせから、一人だけ犯人による拘束を免れる。
    30歳の大台を前に、切望していた華燭の典の目処が立ったばかりの由紀子だったが、肝心の婚約者は人質の中に―。愛する婚約者を奪還せんと、ヒロインの「ダイ・ハード」ばりの活躍が始まる。

    なんというか、女性版ダイ・ハードのようなイメージで読み始めた。しかし、読み進めるとそこまで作りこまれた内容ではなく、ほのぼのとしたラブコメに近いコミカルな部分が目立ち少し期待していた内容とは異なっていた。所々、ツッコミどころが多く間が抜けてしまった印象を受けた。

  • 尋常じゃない話なのに、
    なぜかわりと平和な感じ。

    ラストで展開がはやくなってからは
    面白くてどんどん読めた。

    この女すごすぎます。

  • 単行本の帯に「摩天楼 ACTION OL VERSION」とあったという。まさに全体を一言で見事に言い表している。「ダイ・ハード」とプロットが似てはいるが、スーパーヒーローであるマクレーン刑事にはほど遠い。その等身大の活躍が面白い。

  • 映画化しそうな娯楽小説

  • ある意味突っ込みどころ満載のエンターティメント。粗を探せば次々と出てくるのですが、何といってもヒロイン由紀子のその極めて個人的な理由による奮闘ぶりが最高ですね。絶対経験したくはないのですが、一度はやってみたいダイハード的な大活躍。普通のOLには絶対無理なんだろうけど、もしかして自分も出来そうかもとついつい毒されてしまうのが困りモノ。瞬間風速的に由紀子と意識がシンクロしてしまうのですよw。呼んでいてあ~、そこは危険とか声が出てしまうという映像的な意味も含めてねw。
    同時に進行する警察VS犯人側のやりとりは紋切り型のせいもあってちょっと物足りない。せっかく極端なキャラとして交渉人大島を設定したのに、スペシャリストぶりを発揮できずに犯人の思惑通りに動いてしまう狂言回し的な存在として描かれてしまっていて、最後はもう本筋には出てこないというがっかりぶりに何しに出てきたん?とやっぱり呟いてしまう。登場人物が多い割に、それぞれの描写があまり絡まずにブツ切れなことや唐突&肩透かしとも思える展開もあって、そのご都合主義的なストーリーにややイラついたりもしますが。。。
    何はともあれ肩肘張らずに一気に読了できることだけは保証しておきます。
    まさにB級の極致&テレビドラマ・映画向けの一作ですね。

著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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