- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167717629
感想・レビュー・書評
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紅子の生き様は理解できないし、それを許してしまう奈三子の心情も理解できない。
それは私がごく普通の世界で生きているから?
自分の妹に、子供を産ませ、その子供を奪い、捨てるだなんて。
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人気絶頂のときに突然失踪、同居していた姪の自分も捨てて隠遁生活を送っている女優、叶紅子。シナリオライターの仕事に行き詰まりを感じ、失踪以来会ったことのない紅子を訪れた奈三子は、生まれながらに「女優」である伯母、紅子の壮絶な生きざまを見せつけられるーー人気脚本家が描いた究極の女優像とは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「………」な、、、。
なんだ、この疲労感、、、。
なんだ、この宙ぶらりんな感じ、、、。 -
紅子、という女優が突然引退した理由を模索する物語。
せっかくインタビュー形式とっていたのに、
人物像が浮き彫りにならず。
断片化した話が、うまいつながりを魅せるかと期待するも
結局本人の語りで終了。
演じること、役にのめりこむことに関しての
描写はリアルで面白いけれど
物語としては微妙。 -
2/16 女優というもの、人に見られて生きていく人の業というようなことを考えた。人に取材する=>一人称となっているところもおもしろかった。脚本家なだけあって読みやすかったし、作者の実体験も垣間見えるような。