あなたと、どこかへ。 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2008年5月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167717827

みんなの感想まとめ

さまざまな作家が描く、車での旅をテーマにした短編集は、心温まる物語やノスタルジックな気分を呼び起こします。吉田修一の「乙女座の夫、蠍座の妻」では、夫婦の自然な愛情が心を和ませ、角田光代の作品からは小さ...

感想・レビュー・書評

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  • <クルマで出かける場面を用意すること>だけを約束事とされた8人の作家さんによる短編集。
    大好きな、吉田修一さんの作品が収められているので
    手にとってみました。

    吉田修一さんの「乙女座の夫、蠍座の妻」は非常に自然で優しい、夫婦を描いたお話。心が和みます。

    角田光代さんの作品は、角田さんらしさが短編ながらも感じられます。小さな光が心に灯ります。

    石田衣良さん。
    食わず嫌いで読んだ事がないのですが、こういう文体なのですね。思ったより、嫌いじゃないかも。

    甘糟りり子さん。
    時間を経て、大人になるということの良い面を描いたお話。

    林望さん。
    こういう小さな内緒事、きっと誰にでもあります。ちょっと物足りないくらいが、ちょうどいい。

    谷村志穂さん。
    男性の描き方が好きでした。最低限の描写で、魅力を最大限に感じられます。

    片岡義男さん。
    ちょっとロマンチストすぎるかな、と思いますがこうあって欲しいと思う気持ちがあるのも否めないので、フィクションとしては良い作品だと思います。

    川上弘美さん。
    泣きそうになりました。この短さで、よくここまで描ききったと思います。

  • 車に乗って出かける話ばかり集めたアンソロジー。
    好きな作家が何人も書いていて、薄くて、字が大きくて読みやすそうだったので電車内読書用に購入。
    ホロッと来る話、ノスタルジックな気分になる話など、軽く読めてそれぞれの作家の特徴が出ていて面白かった。
    吉田修一、角田光代の作品が好み。
    谷村志穂、川上弘美の両氏の作品には、私自身の環境のせいかホロリと来てしまった。
    片岡義男の作品は、氏の作品を良く読んでいた頃を思い出させてくれた。

  • 2010/11/09読了

    どこかへ(主に車で)行く短編集。こういうの見てると、車欲しいなあって思ってしまうね。

    「乙女座の夫、蠍座の妻」
    こういう夫婦は本当に素敵だと思う。いいなあ、最後の妻の告白を別の視点から見るのって発想が粋だとも思う。お気に入りです。

    「時速四十キロで未来へ向かう」
    この本の中で一番好きかなあ。弟がいいヤツすぎる。腐りきった中で見失ってるものって、ふとした時に見つけられるものだし。共感できる部分もあった。

    「本を読む旅」
    石田さんらしいわ。

    「慣れることと失うこと」
    …うーん??

    「この山道を…」
    …うーん…??

    「娘の誕生日」
    これは好きだな。おとんを思い出すよ

    「遠い雷 赤い靴」
    よくわからんかったなあ

    「夜のドライブ」
    うちのおかんもこうなるんだろうか。田舎に帰りたくなった。母親って偉大だなあと思う。

  • 8人の短篇の名手が、それぞれの持ち味をいかんなく生かし、ひとつのテーマ〈あなたと、どこかへ〉から描きだす8つの愛の情景

  • 吉田修一 石田衣良 川上弘美 甘糟りり子 谷村志穂 林望 角田光代 片岡義男の7人による同じタイトルでそれぞれがこのテーマで小説を書いて短編集となっている。

    妻と、弟と、CDと本と、昔の彼女と、昔の彼と、夫と、妻の思い出と、母と色々なシチュエーションでそれぞれの作家が出かけていく。

    出掛けるというテーマなのでそこにそれぞれの工夫がある。

    一度に沢山の作家の短編ではあるが小説を読めるというのはある意味おもしろい一冊だと思う。

  • 全く覚えていません。いい話だったのは覚えてる。もう一回読む

  • 車屋さんの企画なので、テーマに縛りがある。
    15年近くも前なので、車自体、そしてオーディオなど、今とは違うことが新しくてカッコいいってことになっていて、ちょっと微笑ましい。

  • どこかへ行ってしまいたかったから、読んでみた。
    でも、そんな気分の時に読む本じゃなかった。
    誰かとどこかへ行きたい時に読む本でした。

  • 最初の話と、角田光代の姉弟の話が印象的。谷村志穂も。
    でも文体としていちばん好きなのはやっぱり川上弘美なのである。

  • どこかへドライブに行きますか?

  • ドライブに纏わるアンソロジー。夫婦で、弟と、元恋人と……それぞれのシチュエーションで安定のクオリティでした。石田衣良さんの『本を読む旅』が羨ましいという意味で一番印象に残った。

  • あなた(妻だったり、母だったり、思い出だったり)とドライブ、をテーマにしたアンソロジー。
    吉田修一さん、角田光代さん、川上弘美さんの作品はさすが、小粒でもおもしろい。谷村志穂さんもなかなか。その他の作品はいまいち心に残らなかった。

  • ドライブにまつわるアンソロジー。
    吉田修一と角田光代の話がよかった。
    石田衣良の[本を読む為だけの旅]ってすごく贅沢で幸せな時間だろうなぁ。

  • #bookoff

  • さらっと読みやすいけど、じっくり読むには物足りない。。
    寝る前にちょうどいいかな~

  • ドライブをテーマにしたアンソロジー。新しい作家を開拓するのに読んでみた。相性が良いと思ったのが吉田修一、川上弘美。苦手だと思ったのが林望、片岡義男。

  • 文字が大きく,行間も広く,どの話も手ごろなボリュームで,さらっと読めました。でも「夜のドライブ」だけは,立ち止まって泣いた。

  • 恋人と、妻と、兄弟と、家族と、あるいはひとりで…
    さあ、ドライブに出かけよう。かつてあった愛を探しに、いまここにある愛を確かめに。
    ここではない、どこかへ。
    あなたと、ふたりで。8人の短篇の名手が描く、8つの愛の情景。
    “クルマで出かける場面を用意すること”だけを約束事に8人8様の個性豊かな短篇アンソロジー。

    なんだか夜にドライブに行きたくなるような短編集。
    人は生きてると今ある状況に慣れていって、
    それが当たり前になって言ってしまう。仕方のない事なのかもしれないけど、新鮮さや感謝の気持ちを時折揺り起こしたいと思う。

    歳を重ねるごとに気がつく事が沢山出てくると思う

  • ドライブをテーマにした8人の作家の8つのストーリー。
    角田さんが書いた、人生のスイッチが切れてしまった姉をさりげなく励まそうとする弟のストーリーが良かった。

  • さらさらと読めて、気楽な読書も良いです。

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著者プロフィール

一九六八年、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。一九九七年『最後の息子』で文學界新人賞を受賞し、デビュー。二〇〇二年『パーク・ライフ』で芥
川賞を受賞。二〇〇七年『悪人』で毎日出版文化賞。ほか、『パレード』『横道世之介』『さよなら渓谷』『平成猿蟹合戦図』『路』『怒り』『森は知っている』『犯罪小説集』など著書多数。ANAグループ機内誌『翼の王国』での短編小説とエッセイをまとめた書籍に『あの空の下で』『空の冒険』『作家と一日』(木楽舎)がある

「2017年 『最後に手にしたいもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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