総司 炎の如く (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2008年8月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784167717995

みんなの感想まとめ

歴史の激動期に生きた人々の姿を描いた作品は、幕末の不安定な時代背景を通じて、正義や生き方の多様性を考えさせられます。特に、病魔に侵されながらも懸命に生きる天才、沖田総司の姿は、読者に強い感情を呼び起こ...

感想・レビュー・書評

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  • 日々を言い訳しながら、のんべんだらりと生きている自分は、歴史物を読むと頭の芯から痺れてしまう。

    特に幕末は正義の形が一夜で入れ替わるような時代、武士になれないはずの試衛館の連中が武士になるために武士らしからぬ行いをする。
    そんな中にいた天才沖田総司が病魔に侵されながらも懸命に生きていた。

    熱く、熱く、自分自身にも言い聞かさねば。

  • 「新撰組藤堂平助」が、とても面白かったので、こちらの
    作品にも期待をしていたのだが、説明が多く総司の視点で
    話が進むと思っていただけに、若干読みづらくて
    残念に思った。
    だが、ラストシーンでの総司は読ませた。

  • この時代はほんまに激動やなぁと、誰が書かれた本を読んでもまず思う。
    いろんな波に呑まれて抗って、自分の人生と思いきや振り回されてて。
    仲間も切って、自分もいつ殺されるかわからない。
    大変な時代に、それでも世界を変えようと奔走し続けた人達。
    今を生きる現代人見てどう思うんやろうといつも考えてしまう。

  • 総司、好きだなあ。穏やかで、優しくて、だけど人を斬りたくてしょうがなくて、皆から愛されるこの人が、病気にならなかったら歴史は変わってたかな。

  • 総司のキャラクターが好き。
    藤堂平助の『わたしは礎でいい』という言葉に心揺さぶられた。

  • 安定の新撰組モノ。
    短命の天才剣士・沖田総司。という鉄板の材料は、個人的には奇をてらって欲しくはないので、この本の沖田像は割と素直でよかったです。
    好きな場面は、山南さんの土方さんへの手紙ですね。その最後の1行は泣けました。

  • 主人公であるはずの総司の、心情の掘り下げ方がちょっと足りない気がする。
    他の新撰組ものをずいぶん読んだせいで、目新しさが減ってしまっているせい(ハードルが上がっているせい)かもしれないけど、でもちょっと物足りないです。
    同じ作者さんでも他の作品の方が、主人公たちを深く描いている(フィクションが多いかもしれないけど)のに対して、この沖田総司は、もう少し深く描けたのじゃないかな、とか、他の登場人物たちが中途半端に掘り下げられてるので、総司が薄まっちゃってるんじゃないかな、とか思ってしまいました。
    剣の道については、かなりページを割いているので、それこそがこの人の全てといえば、そうなのかもしれないですけど。

  • 知さんが読んでいたので貸してもらった作品

    沖田自身が時代を動かそうとしていないから仕方ないかもしれないけも
    沖田が主役な感じがしないし時代背景の説明がえらくアッサリ
    殺陣の男臭さも感じないしどっちも中途半端な印象
    もっと沖田の剣に対する姿勢メインで良かったんじゃないかと思います
    司馬遼太郎さんを読んだ後なので余計にそう感じるのかも

  • 久しぶりに読んだ秋山香乃さんでしたが、さすがの安定感でした。

    17歳の試衛館から始まり、病没まで。新選組組長としての沖田のほか、長州の友との友情もからめて。他に特徴としては、「剣の三つの位」として、天賦の才のなお中で、その剣が変化していきます。近藤の養子となった谷周平の存在もよかったです。
    次に読んでいる本とも合わせて思ったのですが、斎藤一が沖田と対照的な存在として書かれています。

  • かなり前に買った割に最後まで読めてなかったのを何年ぶりかに最初から再読。

    沖田さん主役だとどうしても病のせいで最後の方は失速した感じになってしまうのはやはり仕方がないところだなぁと思います。
    この小説は沖田さんだけじゃなくてみんなの話し方とか性格が私の中のイメージに合ってたので読みやすかったです。
    沖田さんと土方さんのこういう関係性というか空気感も好きです。

    終盤の座敷での近藤・土方との会話が温かいけど悲しい。
    最後はわかっている結末でもやっぱり辛かった。

  • 沖田総司から見た新撰組顛末記。新撰組から見た幕府顛末記。改めて、幕末の模様を平易かつ丁寧にたどらせていただいた。既刊の新撰組小説を収斂したともいえる一冊だ。

  • 「総司 炎(ほむら)の如く」秋山香乃◆優れた剣士でありながら病に倒れた沖田総司を中心に新選組を描く長編。沖田一色という感じではなく、さらりと読める。ちょっとしたエピソードや小道具の使い方など、たぶん創作だろうと察しはつくんだけど素直にああ良いお話だなぁと思えて、小説らしくて好き。

  • 秋山さんの新撰組もの。沖田総司が主人公なんですが、いかんせん中心人物とはいえ若かった故にか、表裏あらゆる出来事には絡んできません。そのあたりが少々ものたりなかったというか、そのあたりはまだ読んでいませんが、同じく著作である土方歳三を主人公にしたものを読めばすっきりするのではないかと思いました。
    次はまた新撰組ものを読むかと思います。

  • 沖田総司の話し。

    この人はなんでこんなに早くに亡くなってしまったんだろう。

  • ≪作品紹介≫
    万延元年(1860)、江戸の天然理心流の道場・試衛館で日々近藤勇や土方歳三らとともに剣術修行に明け暮れる十七歳の沖田総司は、幕府の浪士組に参加し上洛する。新撰組隊士となった総司は、芹沢鴨暗殺、池田屋事件と幕末の京の街を疾走する。信じるもののために燃焼し尽くした総司の生涯を描く新撰組三部作完結篇。

  • 沖田総司に視点を当てた物語だけど、終盤近くまでは、なんとなく「沖田主役」感がやや薄かったような。
    終盤はさすがに、ぐっと来る物がありました。

    沖田総司は、彼の視点で描くよりも、第三者からの視点で描かれた方が、より鮮烈なのかも・・というのが率直な感想。
    彼の魅力は、彼自身が意識してないところにあるのかね。

    これで、秋山香乃「新選組三部作」(なの?)終了。
    私の中では、「土方歳三」→「藤堂平助」→「沖田総司」の順かなあ(面白さ)
    それは、そのまま秋山氏自身のそのキャラへの愛着度の差であるようにも思う。

  • 読んでる途中です。
    総司、沢山出てきますねーっ!!

  • 『歳三 往きてまた』に比べると少し物足りない感じで勢いが無かったが、それは個々の主人公らしさが出ているんだろうと思う。
    こう無邪気で若者らしい沖田は珍しいのではないだろうか。
    心が成長していく沖田を見守るような気持ちで読みました。
    印象的なのは谷周平、山南さん、藤堂とのやりとり。
    藤堂とは友情は今まで読んだ中で一番良かった。

  • 時代小説にしては読みやすかった。土方さんがなんかかわいかった。ジョークが結構あっておもしろかった。最後に座って死のうとする姿がかっこよかった。架空の長州藩士が現れた。総司の剣が冴えてく様子が分かった。あっさりしてていい!

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著者プロフィール

1968年福岡県生まれ。活水女子短大卒業。2002年『歳三往きてまた』でデビュー。2017年『龍が哭く河井継之助』で第6回野村胡堂文学賞受賞。柳生新陰流居合道四段。主な著作に『伊庭八郎凍土に奔る』『密偵』『獺祭り白狐騒動始末記』などがある。

「2022年 『氏真、寂たり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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