- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167719029
感想・レビュー・書評
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本屋さんに並べてありました。久しぶりに夜更かししました。どんなに頑張っても、家族の一面しか見えません。他人となると、もっとですね。
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うぜぇ、ムカつく、といった所謂『若者言葉』に食傷されて読むのをやめてはいけない。第1章の中坊のクソガキがどうしてクソガキなったかは、第5章まで読むとわかる。
読み始めは『最低な家族』、読み終わりは『最高の家族』。仁侠好きとしては、おでん屋のエピソードがたまらないね -
父親が失踪した5人家族のそれぞれの内情を各自の視点から語っていく小説。
一緒に住んでいても全然家族の気持ちがわかっていない所がなんだか考えさせられてしまった。 -
著者の太陽がイッパイいっぱいが面白かったので読んでみました。リストラをうけて失踪した父親のあとにのこされた崩壊寸前の家族5人が主人公となる短編ストーリーです。章が進むにつれて紐解かれる真実に心をつかまれます。表現の仕方が巧みなところもツボで第2章の夫婦は似るっていうけどのくだりは最高です。
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とある家族の群像。本当の姿は中々気づけないけど、家族は良いものと感じる。猫の名前は部長代理。友人に貸したら号泣したと言ってたので、響く人に凄いストーリーらしい。私はいまいち響かなかった。
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とにかくいい。家族って一筋縄でいかないけど、みんなそれぞれの想いがあって、人と人とのつながりを感じられる。
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文学
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祖父・父・母・兄・姉・弟の六人家族。ある日、無職になった父親が何も告げずにいなくなった。
その途端、残された家族は自分勝手に行動し、同じ家に暮らしながらバラバラの状態に…残された五人が語る連作短編集です。
進学したくない、家に帰りたくない、思うような仕事が見つからない、子供達の悩みや葛藤。酒がやめられない、記憶がとどまらない、大人達の郷愁や懐古。
一風変わったこの家族が抱える問題点はそれぞれ違って、自分自身で解決するか折り合いをつけて行くしかない。
「あぁ、こういうことなんだ」誰かの働きかけがきっかけでも、核となるのは自分の気持ち。
時にユーモラスで時に青春小説、スケールの大きさすら感じる。良かったです。