口語訳 古事記 神代篇 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2006年12月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167725013

みんなの感想まとめ

神話の世界が生き生きと描かれ、日本の文化や心性を深く理解できる作品です。イザナギとイザナミから始まり、アマテラスやスサノオといった神々が次々と登場し、彼らの人間臭い感情や行動が描かれることで、古代の物...

感想・レビュー・書評

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  • 古事記、イザナギ・イザナミから天孫降臨辺りまでを口語調で。
    神話である以上、絶対的な事実で裁断すれば、あらかたがフィクションでしょう。

    でも、日本の国造りや文明の流れ等々、日本人の原風景がつまっています。
    そしてそこからは、それらに根差す「日本人の心性」も読み解けるかと。

    さらに突っ込むと、歴史が勝者のものである以上、隠された歴史も、、
    出雲の国譲りや御神渡りなどは、まつろわぬ神々との闘争の符号でもありそうで。

    なんていくと、北森鴻さんの読みすぎかな。

    とはいえ、その辺りの流れをさらっと俯瞰できるので、
    コレを踏まえて、より原文に近いものを読んでも見たいところ。

  • 口語訳で読みやすい

  • 出てくる神様が多すぎて少しでも気を抜くと関係性がわからなくなるのが大変だった。
    古事記はもっと堅い話かと思っていたけれど、怒ったり嫉妬したりみんなで相談したり人間臭い面も多々あったし、文章は注釈も多くわかりやすく、楽しく読めた。

    特にアマテラスはとにかく伊勢神宮に祭られているすごい神様!という印象しかなかったが、読んでいるとちょいちょい強引なところがあってイメージと違った(笑)

  • 日本文化や慣習の礎を感じ、また私たち日本人の世界観、自然への畏敬に触れることができる

  • 2006/12/06

  •  口語訳で書かれた文章であるので、声に出して読むことをおすすめする。今回初めて読んで、登場する神々の多さに驚愕したが、本書の巻末に各章の系譜図が記載されているので、途中で混乱した場合はそのページで確認すると整理できる。また、各章ごとに著者の詳細な注釈が加えられているので、読めない漢字や知らない用語に直面しても問題なく読み進められる。それにしても性的な描写が散見されるが、神々の行為であるためか、神秘的な印象をもたらしてくれる。

  • 登場する神様が多すぎて覚えられないので、その辺はちょっと読む位ではどうにもならないが、全体のストーリーは分かりやすいので、記憶と照らし合わせて、そして記憶を修正しながら読めた。

  • 日本最古の神話。昔はこうやって語られてのかなと想像しながら読めるバージョン。

  • わかりやすい

  • 読みやすくてわかりやすくて、とても良い本。
    古事記はマンガだとストーリーはわかりやすくても意味がいまいち不明だったり、不自然だったりするし、古文だと途中で読む気がなかなる。
    古事記専門家の三浦先生の口語訳と解説はとてもよかった

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    古事記は漫画やゲームでは知っていたのだけど、本編をしっかりと読むのはこれが初めてになる。
    第一印象としては大量の名前に押し流される感じだ。しかし、それに慣れてくると面白くなってきた。
    「神代篇」に関して書けば、ほぼ歴史的な事実よりも物語的な要素が強い事に印象に残っている。

  • リリース:帰ってきた新たま屋(盛人さん)

  • 新書文庫

  • 神様が次々に生まれるし、名前が覚えにくいから非常に混乱するけれど、物語としてはなんとも言えない魅力を感じる。
    オオクニヌシの国譲りのエピソードから思うのは、アマテラスはヤクザ

  • 積ん読チャレンジ(〜'17/06/11) 3/56
    ’16/05/24 了

    母国の創成神話くらい一般常識として学んでおこうと読み始めたものの、全然先に進まない……

    神話という物語の部分はまだ読み進めるのに大きな苦労はないが、途中神様のお名前カタログのようにただただ神様のお名前とその成り立ちが語られる部分は正直言って読むのを断念しかけたほど。
    脚注と本文を何度となく往復しながら読むのも苦痛に感じた。

    因幡の白ウサギ、天岩戸、ヤマタノオロチ討伐など日本人なら誰もが聞いたことのある昔話の原点に触れられたのはよかった。

    文体を語り部である稗田阿礼の語りのようにアレンジする試みの意図は理解できるが、語尾をふくめて「老人による語り」という演出がマンガのように過度に加えられすぎていて、読んでいて不快だった。

  • 今まで古事記を歴史に照らし合わせて、推理、評論したような本を読んでは、つまらなくなって頓挫してましたが、古事記自体を口語訳(筆者が読みやすいように)してくれた本書は、わかりやすい解説と併せて読み進むと、急にイキイキとした文章となって、すんなり読み進むことができ、物語りとしての面白さ、その背景にある歴史などが感じられ、古事記へのイメージが変わりました。
    続いて人代編も読んでいきたいと思います。

  • 2014.7.11 pm14:45 読了。長い。とりあえず読み通した。神様の名前が長すぎる。頭に入ってこない。神様が多いとは知っていたが、これほど多いとは思わなかった。物語を語りの形式で表している点は井上ひさし『新釈 遠野物語』にも通じるものがある。人代篇を読了後、もう一度読み返す予定。

  • 語り方と、註釈の詳しさがいい。
    神話の深さを知りました。

  • 何か聞いたことがあるお話を改めてキチンと読んだ、という感じ。スケールは大きいんだけれど、どこか人間くさい神様たちを興味深く読みました。
    せっかくなので、人世篇も読もうと思います。

  • 日本はどうして出来たのか、
    古代の神々がおどろおどろしく、
    人間くさい~
    NHK、100分で名著で知りました。

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著者プロフィール

千葉大学名誉教授。1946 年、三重県生まれ。『古事記』を中心に古代文学・伝承文学に新たな読解の可能性をさぐり続けている。共立女子短期大学・千葉大学・立正大学等の教員を歴任し、2017年3月定年退職。著書に『浦島太郎の文学史』『神話と歴史叙述』『口語訳古事記』(第1回角川財団学芸賞受賞)『古事記を読みなおす』(第1回古代歴史文化みやざき賞受賞)『古代研究』『風土記の世界』『コジオタ(古事記学者)ノート』など多数。研究を兼ねた趣味は祭祀見学や遺跡めぐり。当社より『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』を2014年8月に刊行。

「2022年 『こころをよむ 『古事記』神話から読む古代人の心』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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